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「抗不安薬(精神安定剤)と共に生きる」うつ病viviの歩み
はじめに
先日はソラナックス錠、コントミン糖衣錠についてお話しました。
今回は、抗不安薬(精神安定剤)の頓服薬についてお話したいと思います。
長い間、お薬と共存してきました。
お薬が減ってきた今、そろそろお薬に頼らない生き方も考えなくてはなりません。
だけど、お薬に頼らない生き方とは?
どんな生き方なのでしょう。
あまりに長くお薬と共存してきたから、それがどんな生き方なのか自問自答してみました。
愛用のお薬
現在のviviの頓服薬で一番長いものは、「リスパダール内用液」(イライラ、不安時)
これは、10年くらい服用しています。
頓服薬は3種類。これと「エビリファイ内用液」(イライラ、ストレスを感じた時)と「コントミン糖衣錠」(不安時、動揺、集中できない時)
これらを、それぞれ用途にあわせて一日に数回服用しています。
この他、朝昼夕、寝る前のお薬があります。
三種の神器
「薬・タバコ・コーヒー」これらはviviの欠かせない三種の神器です。
大袈裟ですが・・これがないと、この世を渡り歩けません。
生きづらい性格で、神経質で過敏また変化に弱いので、些細なことでも動揺して不安・イライラ・ストレスを感じます。
そんな時は、すぐに常備している頓服を飲みます。
そして、ブラックコーヒーにタバコです。
共に生きる
抗不安薬(精神安定剤)と共に、ここ10年くらい生きてきました。
きっと、これからも「共に生きていく」ことでしょう。
でも、それではいけないのです。
なぜなら、viviが処方されているお薬は多く、厚生労働省が問題視している「多剤投与」そして「過量服薬」になっているからです。
最近の実態調査や報道においては、うつ病等により精神科や心療内科等を受診している患者について医師から処方された向精神薬を指示された服薬量よりも過量に摂取する例が指摘されているそうです。
また、この多剤投与と過量服薬が問題視されている背景には、「増加する自殺者」があります。
自殺時に向精神薬の過量服薬を行っていた例が、精神科受診群の約6割(76名中)と自殺既遂者の遺族に対する実態調査で報告されています。
参考文献 厚生労働省 過量服薬への取組み
このような理由から、まず、現在の3種類の頓服(減薬開始前は5種類の頓服)を1種類「コントミン糖衣錠だけ」にするため、徐々に減薬しています。
自信はありません。いつになるかはわかりません。
どうして、できないのでしょうか?
それは、まだまだ生きづらさを感じているからです。
日々、やりきれない思いがあります。
気にしないようにしていますが、そうすればするほど薬を必要としてしまいます。
薬に頼らない生き方とは?
昨年10月ごろから減薬中です。
以前に比べて、だいぶ精神安定剤の頓服薬の量が驚くほど減りました。
どうして、減らすことができたのでしょうか?
そこに、この「薬に頼らない生き方」の答えがあるかもしれません。
振り返ってみると、以前と違うのは「話す人が増えた」ということでしょうか。
現在の主治医になって、主治医になんでも話せるようになりました。
それまで、いくつか転院してきましたが、今ほどじっくり主治医と話をすることはありませんでした。
あとは支援員さんと、よく話をするようになりました。
やみくもに薬に手を伸ばす前に声をかけるようにしてます。
また、訪問看護の看護師さんとも話をします。
看護師さんは「今日の気分はどうですか?」と聞いてくれるので、その都度、自分を省みて大きく息を吐くことができます。
今、思い浮かぶのはこれくらいですが、これが答えでしょうか?
まとめると、こうです。
話す相手が増えたこと。
話す相手を増やしたこと。
やみくもに薬に手を出す前に、持っているバトンを話せる相手(主治医・支援員さん・看護師さん)に渡すこと。
これでviviはいかに、内にこもっていたかがわかりました。
おわりに
2018年6月「抗不安薬(精神安定剤)の精神依存」という記事を書かせていただきました。
これはお薬に対する依存について書いたものです。
当時から、薬の飲みすぎることについて悩んでいたようです。
依存の形には、「身体依存」「精神依存」「耐性」とがあります。
viviは、精神依存と考えられます。
「薬がないと外に出れない」
「薬がないと人と話せない」
「薬がないと何も始められない」
たかが薬、されど薬。薬に頼り切り。
もう、終わりにしなくてはいけません。
今すぐにはできないけど、今のペースで少しずつ減薬。
生きづらさを乗り越えて、ゆっくりゆっくり歩いて行きます。
どうぞ、気長にお付き合いくださいませ。
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