続・コミュ障すぎてクビ?!~その後、会社で「誤解されにくくなった」そのワケとは~

笑顔の四人の男女

この記事は約 7 分で読むことができます。


こんにちは、中村鮮魚店です。
以前、書かせていただいた記事でコミュ障すぎてクビになりかけてしまった私ですが、
実はコミュニケーションについて、その他にもいろいろと問題があったんです…
以前の記事はこちら


それはいったいどんな問題だったのかーー
今回はその体験談とそれを踏まえた私が職場で心がけているコミュニケーションの具体的な対策をご紹介させていただきます。
同じようにコミュニケーションで悩んでいる方は、ぜひご覧ください♪

表情がうまく作れない悩み

私は過去、コミュニケーションの他に注意されていたことがありまして…それは表情です。
どうやら、私はTPOにあった表情ができていないようで、度々その事を注意されていました。
たとえば、以前の職場で先輩に注意された時こんなふうに言われたことがあります。
「あのね、注意するこっちもイヤな気持ちになるんだよ。あなたのそのすっごく落ち込んだ顔、どうにかならない?次回から注意しづらくなる…」
申し訳ないと思い、自分なりになるべく冷静な顔で話を聞くようにしました。
ところが、別の先輩から注意された際に
「あなたさ、きょとんとした顔で聞いてるけど、本当にわかってる?…」
と、言われてしまいました(笑)

また、他にも接客業をしている時など
「中鮮さん!もっと笑顔!」
と言われ笑顔(のつもり)で仕事をしていると
「中鮮さん、なぁにニヤついてんの(笑)また変なこと考えてるんでしょ」

もうどんな表情をしていいかわからない!!

エヴァンゲリオンでこの状況を例えるなら

どんな顔すればいいのかわからないんです‥」
「笑顔を意識すればいいと思うよ」
‥にや
「ニヤニヤするなッ!!」

あの有名で感動的なシーンも台無し😂
かわいそうな綾波レイ…いや、私!

さらに気を抜くとかなり無表情になるので、入ったばかりの新人さんから
「最初、中鮮さん無表情でめっちゃ怖い人だと思ってました」と言われたことが何度もありました。
こうした経験から、表情のせいで相手に誤解をさせてしまう場面が多いと感じ、意識して減らしていく工夫が必要だと思うようになりました。

次のパートでは、表情だけでなく、職場で気を付けているコミュニケーションの具体的な工夫をご紹介していきたいと思います。

誤解を防ぐ具体的な工夫

関係づくりの最初のステップ

〇挨拶の前に相手の名前を入れる。

以前働いていた職場では、挨拶の前にできるだけ相手の名前を入れていました。
これは「ネームコーリング効果」といい人は名前を呼ばれた相手に対して、親近感を抱きやすくなる効果があるそうです。
そのため、挨拶だけでなく、質問をする時や頼み事する時、話しかける際もなるべく「〇〇さん、いまよろしいでしょうか?」といった形で名前を入れるようにしています。
また、「相手が自分に話しかけているのかわからない」という発達障害当事者の声を耳にしたこともあるため、特性の強い方に対しても、優しいコミュニケーションではないかなと思います。

〇一言コミュニケーション

「今日寒いですね」「お仕事の調子いかがですか?」などの当たり障りのないちょっとした会話。
私はこうしたやり取りが本当に苦手でした。
ですが、よくよく周りを観察すると、みなさん自然に行っていて、私自身もそうやって話しかけてもらっていることに気が付きました。
コミュニケーションについて指摘されるまで、あまり意識していなかったんですが…
こういった何気ない小さな会話の積み重ねが大事ですね。
以前の記事で触れた上司との会話で、相手を不快にさせてしまったのも、そういった土台作りをせず、
いきなり話しかけてしまったことが原因だったと今は反省しています。

適切な距離感のために必要なこと

〇相手と同じ分量話す

これは、私がおしゃべりなので意識していることです。
つい楽しい話になるとバーッとしゃべってしまうため、話す量が偏らないよう、相手と同じ会話量を心掛けています。
(これがなかなか、難しいのですが…)

自分は普通に話しているつもりでも、話す量が多くなると相手が話したくても圧倒されて話づらくなるなってしまうことがあります。
また、「あの人とは話すのに、この人とは話さない」と、人によって会話量に差も出てしまいます。
以前の記事で触れた『好きなやつとしか話さない』と勘違いされてしまったのも、こういったことが原因ではないかと感じています。
会話はよくキャッチボールに例えられるように、相手からのボールもキャッチし、投げ合って初めて会話といえるのではないでしょうか。
また、そういった意識が会話のいちばん大切なポイントではないかと思います。

〇感情が強く出てしまう話題は落ち着く

上記と同じように、好きな話題になると、私自身の会話量が多くなるだけでなく、相手を不快にさせてしまう失言にもつながることもあります。
熱が入ると、相手とのおしゃべりではなく「自分が伝えたい」という気持ちに比重が傾いてしまうので、本当に気を付けないといけないと思っています。
そのためにも、自分が熱くなりそうな話題は会話量を意識的に減らすか会話に入らないようにして、熱くなりすぎないように心がけています。

海辺で目をつむり瞑想をする女性

表情の誤解を減らすための工夫

〇感情や考え、体調などアナウンスする

私は体調が悪いときなど、黙ってしまいイライラしているように見えるみたいです。
そのため、表情と心の中が一致しないことがあります。
なので、職場ではそういった誤解を防ぐためにチームで仕事をする同僚には
「ごめんね。今日体調が悪くて元気がないけど、怒ったりしてるわけではないよ」と、言葉で伝えるように心掛けていました。

これらを以前の職場で地道に実践した所、注意される回数が劇的に変わっていきました。
ある程度関係構築ができると、最後の‘‘感情や考え、体調などアナウンスする‘‘がなくても、同僚から気づかってもらえ、同僚も考えや体調をアナウンスしてくれる事が増えていきました。
結果、以前よりもチームワークがよくなったように感じました。
一番うれしかったのは「中鮮さんがどういう人かわかっているから、そんなに気をつかわなくても大丈夫だよ」という一言でした。

終わりに

いかがだったでしょうか。
私自身、上記の対策も意識はしていますが、毎回はできていませんし、気を抜くと今でも無表情になったり、話過ぎたりしてしまいます(汗)

ですが、意識して感情や考えを言葉にして伝えることで「ふざけているわけでも、怒っているわけでもない」と周囲に伝わりやすくなると感じています。

結果、誤解やすれ違いが減り、職場での人間関係が良くなるのであれば、そういったひと手間を日々積み重ねていくことも大切なのではないでしょうか。
また、距離感に関して’’職場は友達ではなく良好なチームメイトを作る所’’という意味で、
コミュニケーションに大きな差を作らず均等な会話量と距離感を意識するのは
大事なポイントなのかもしれません。
職場でのコミュニケーションで、同じように悩んでいる方にとって、少しでも気持ちが軽くなるきっかけになればうれしいです🍀

PCを見ながら喜ぶ複数人の男女

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1 個のコメント

  • hibiki
    毎度、お邪魔しています。。。
    いつもお世話になっております。私は、基本的に人見知りはしないのですが、これが中々、距離感が難しいです。
    まあ、今でも人との距離って難しい。私も、よく「怖い」とか近寄りがたいといわれます。一番、嫌いな言葉が「真面目」でした。
    でも、なかせんさんはいつも笑顔ですし、こういう記事の書き方があると参考にさせて頂いております(*^_^*)
    なかせんさんや、他の方の記事って、いい意味で「人を和ませる」力があると感じます。
    私は、双極性障害で、自分を否定されときれやすい性格?症状があり、何人かここ数年で縁を切った友人がいます。思い返すと、友達の意見は正しかった。

    なかせんさんの長所は、ちゃんと自分の今の状態・具合の程度を口にして教えてくれます。
    これは、大変ありがたいです。
    いつも、長々と話しをきいてくださり、傾聴がうまいし、気まずくなったら楽しく考えてくれるところがすごい!
    私にはできません( ^ω^)・・・
    本当に、一冊本をだしてみては?(かなり本気です)

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