10代の障害者の悩みは、『障害のある10代のための困りごと解決ハンドブック』で解決!

学校で友達と話をしている、女子高生二人

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

もし障害をお持ちの方は、どんなことに困っていたりしますか?

私は見えない障害である内部障害ばかり。

発達障害の特性など、障害や病気などの悩みもあります。それも過集中やこだわりが強いなどで現れていますが、人が見て悩みは私が話すまで、理解して貰えません。

内部障害が故に、人からの理解が得られにくく、それが時に便利でもある。けれども、困ったことがあると、不便な点もあります。

この記事では、「もし、私が10代の頃から発達障害だと診断を受けていたら、出逢いたかった」と思った、1冊の本の紹介です。

今回は、『障害のある10代のための困りごと解決ハンドブック』という本を取り上げます。

『障害のある10代のための困りごと解決ハンドブック』は、どんなことが書かれていますか?

『障害のある10代のための困りごと解決ハンドブック』の表紙

障害のある10代の困りごとと、その解決方法を「障害の社会モデル」の観点からわかりやすく答えた、初めての書籍。障害に由来する問題を本人に解決させるのではなく、「合理的配慮」の提供や、福祉サービスの利用によって、あなたがあなたらしく生きる方法があることを伝えます。

画像・文章引用元:株式会社現代書館 障害のある10代のための困りごと解決ハンドブック

『障害のある10代のための困りごと解決ハンドブック』で、優しい表現はラディカルなテイスト。かつ10代の障害を抱えている子ども達に向けて、困りごとの助けになる様に、沢山の工夫が尽くされているからでした。

文章は読みやすく、イラストも分かりやすいといいます。

同じ障害を抱えている先輩たちのリアルな体験談の多くを掲載。生きるためのヒントとなる相談先リストも提示し、幅広い障害にも特化しています。

現代書館より一冊2200円で、販売中です。

参照元:読売新聞 『障害のある10代のための困りごと解決ハンドブック』野口晃菜/松波めぐみ編著(2025年6月13日公開)

私は内部障害しかありません。左耳が感音性難聴で聞こえないので、右側から話しかけて欲しい。でも、普通に人は話せるので、それを忘れている。

ヘルプマークを着けていることで、電車などで優先席に乗っています。

それでも人が観て、「何でここに座っている?」という顔をされる。

だからこそ、このあらゆる障害を網羅した、この本の価値をより感じます。

10代ではなくても、読む価値を感じました。買ってみたいとも思います。

もしかしたら、違う視点から、自分の障害を理解できる、そう信じて。

この本の良いと思ったところ

私が10代の時、障害者に関する本は禁忌と言いますか、ほとんど書店などで陳列をされることもなかった。ただひっそりと必要としている人が手にする、そんな本でした。

あの当時、その本を買うことを人に見られてはいけない、バレたら恥ずかしい…。

買うという行動も、なかなか勇気がいって、踏み切れずにいた時代でした。

「障害を取り上げた本を買うなんて…」という、後ろめたさもありました。

あの当時も、それなりにその当時の最先端の知識が掲載されていたと思います。

それは、医学書を含めて、そういう本は専門書扱いで、医療従事者だったり、専門職に就く人が買っていく、そんな印象。

そういう本も、目立った場所に陳列されることより、専門書のカテゴリーとして、本棚の一角に置かれていました。

だいぶ前から、その人の闘病記が書かれた自伝が、映画やドラマ化するなど、注目を集める様に。

その後からそういう闘病記も、多くの人が手に取る様になりました。

随分昔と違って、手に取れるハードルが下がったと感じております。

『障害のある10代のための困りごと解決ハンドブック』という本は、10代に特化した障害者関係の本。対象者もこの本を見つけやすく、買って貰えやすいと思います。

本の内容を観ても、あらゆる角度からその人の悩みを解決できるヒントがあると感じました。

もっと、こういう関連本を出版し続けて欲しいと思います。悩んでいる人たちにとって、生きやすくなる様な、手を差し伸べられ続ける、一冊となります様にー。

noteでも書いています。よければ読んでください。

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ABOUTこの記事をかいた人

左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、薬害で糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、高眼圧症、脂漏性皮膚炎、右手人差し指に汗疱、軽く両膝の軟骨すり減り、軽度に近いすべり症、坐骨神経痛などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。