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こんにちは、翼祈(たすき)です。
皆さん、この夏をいかがお過ごしでしょうか?
私は、お盆休み、仕事に活かさせられたらいいなと、2日間勉強会に参加していました。
夏休みは、好きっていう子もいれば、嫌いって子もいますね。
それは、お子さんにとって、夏休みは『体験格差』が生まれてしまうからです。
特に低所得家庭にとって、夏休みは給食もなく、保育園なども空いていない、子どもにかけられるお金も0円のところもあって、『早く夏休みが明けて欲しい』という声をよく聞きます。
予算がないので、地域で無料の参加型イベントを探しますが、個人で探すのも限度があります。
お子さんが夏休み明けて、友達が「⚪︎に行ったよ」と言うと、寂しそうにしていたり、人気の映画も観に行くこともできず、連れていけない親御さんに、お子さんは、『しばらく待ったら、テレビで放送するから、大丈夫だよ』と言って、我慢するそうで、健気なお子さんに、とても胸が締め付けられます。
どうして、こんなに、体験格差と呼ばれるほど、所得に差がある日本になってしまったのか、私も分かりません。
この記事では、2025年7月で終了してしまいましたが、病気や障害などで、病院から出られない、お子さん向けに、体験をさせたいと行われていた、大阪・関西万博のイベントを紹介します。
【どこでも万博~スペシャルキッズのための万博体験~】とは、当たり前の日常生活に不自由を感じたり、外出できない子ども達の体験イベントです。リアルなパビリオンの遠隔体験を介して、未来の日常に向けて色んな挑戦を行うきっかけを作ろうとしたプロジェクトです。
『どこでも万博』の企画が、なぜ立ち上がったのでしょうか?どんな理念のもと開催しましたか?
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画像・引用元:どこでも万博 スペシャルキッズ未来構想チャレンジコンソーシアム、どこでも万博 | スペシャルキッズとつくる万博体験
「いのち輝く未来社会のデザイン」というテーマは、
すべての人に健康と福祉を、そして「誰一人取り残さない」という
サステナビリティとダイバーシティ&インクルージョンを実証する万博の核となるテーマです。
世の中には2025年の大阪・関西万博に行きたくても行けないこどもたちも多く存在します。
今回、「行きたくても行けないスペシャルキッズたち」に焦点をあてた企画を、
万博の開催の地・大阪から一人の医師が構想し、プロジェクトを立ち上げました。
『どこでも万博』の公式インスタグラム
https://www.instagram.com/docodemoexpo?igsh=eDU3b2U5aWhpYXhp
感受性が豊かになる体験
冒頭で、子ども達の体験格差に関して述べましたが、低所得家庭以外にも、障害などがあれば、どうしても入退院を繰り返し、他の子が当たり前にしている、大人になるまでの体験ができないまま、大人になります。
障害などがあれば、学校に行けても、行事参加に制限があったり、身体に負荷をかけてはならないなど、多くの制限があると聞きます。
受験をして高校などに行っても、中学時代は入院生活で、学生時代の思い出もなく、修学旅行などにも行けず、友達と一緒に映っている写真も、仲の良い友達も作れなかったかもしれません。
そういう子ども達は、体調が良くなって、高校生などになって、今まで体験していなかったことを多く経験していくことになると思います。
今までできなかったから楽しい、でもどうやってその活動に体力を使って良いのか分からず、無理をし過ぎてしまって、次の日、体力が尽きて、休んでしまうこともあるかもしれません。
今までして来なかったことに、体力を使うのって、凄くエネルギーを使うし、体力の消費も激しくなります。
『どこでも万博』は終了して今いますが、病院にいても、パビリオンなどを回れる、素敵なイベントです。入院していると感染症にかかりやすかったり、今は酷暑で長い時間並ぶことは、とてもできません。
そのことを考えると、2025年の万博は日本でやっていることや、触ることはできなくても、画面上からパビリオンの良さを体感することができます。
病院という狭い範囲でしか移動できない子ども達にとって、脳が刺激され、感動も得ることができる、本当に素敵なイベントですね。
万博は、2025年10月まで続くので、もう少し、この『どこでも万博』を続けて欲しい気持ちもありますが、多くの子ども達が笑顔になれていたら、大盛況で幕を下ろしたイベントだと言えますね。
noteでも書いています。よければ読んでください。
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