コミュニティナース。〜島根発、病院外で地域の住民の健康づくりや暮らしを支えるお仕事〜 

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

病院ではなく、地域住民が集まる場で活動し、日本各地で看護師資格を持った人達や、養成講座の受講生が中心に立ち、健康面の相談に応じ、健康改善のアドバイスや心身のケアを行う『コミュニティナース』というお仕事があります。

医療行為を行わない為に、活動に特別な医療資格は必要ありません。『コミュニティナース』発祥の地、島根県雲南市にある「コミュニティナースカンパニー」の養成講座には、今までに約550人が受講しました。

広報担当の女性は「『コミュニティナース』は小さな一歩からスタート出来る活動で、誰かを元気にしたいという想いを持った人の行動に引き込む力に結び付いている」と話しています。今回はこの『コミュニティナース』のお仕事について、ご紹介致します。

コミュニティナースとは?

「コミュニティナース」は島根県の企業が提唱し、全国で取り組みを進めています。病院の看護師とは異なり、地域の中で住民の健康づくりに関わります。医療行為は行わないため看護師の資格が必ずしも必要というわけではありません。お年寄りの病気の早期発見や健康な生活の手助けが期待されています。

引用:更別村にコミュニティナース着任!|NHK北海道(2022年)

コミュニティナースが誕生したきっかけ

『コミュニティナース』の活動は、島根県出雲市出身の1人の女性が立ち上げました。女性が26歳の時、父ががんで余命宣告されて数ヵ月で亡くなり、「医師が、もっと早期に病院に通院する様に説得してくれていたら」「がんになる前から、病気のことや看護の知識を持っていたらな」という考えに至りました。女性自身が地域生活の中で周りに「おせっかい」を焼く立場になろうと、看護学部に入学を決めました。

看護学部在籍時にスタートさせた個人的な活動から支援の輪が拡大し、2017年に島根県雲南市に人材育成や普及が目的の「コミュニティナースカンパニー」を創立しました。

病院や訪問看護との異なる点は、喫茶店やガソリンスタンドなど地域に密着したエリアに拠点を置き、毎日のライフスタイルに並走しながらも、地域住民の心身の健康をサポートすることです。病気を罹患する前から日頃から対話してアドバイスの言葉をかけたり、健康づくりに結び付く機会で、体の異変を早めに捉えることも可能です。

また、趣味などを介して日常を楽しく送れる様に繋がることをお手伝いするのも役目です。高齢化と人口減少で過疎化する島根県が発祥で、企業や地方自治体、病院とも連携し、地域の健康の支えとなっています。

『コミュニティナース』は医療行為を行わないため、医療資格を持たない人でもなれます。「ひと言おせっかいする勇気を持てただけでもいいんです」と広報担当の女性。「コミュニティナースカンパニー」の養成講座は今までに600人近くが受講完了しました。チョコレート店や喫茶店のスタッフも地域社会に溶け込み、全47都道府県に活動が拡大しました。

参考:喫茶店の中に「保健室」、病院を飛び出した看護師たちの“おせっかい”が守る地域の健康 「コミュニティーナース」のお仕事 47NEWS(2022年)

「『コミュニティナース』として活動するには一定の時間を要します。継続のために、収入が発生する仕組みを導入したい」。『コミュニティナース』を創立した代表の女性ら有志は2020年、『コミュニティナース』の活動を有料化した「ナスくる」を創設しました。

コロナ禍で遠くに住むご両親のサポートを必要とする声に応え、看護師資格を持った『コミュニティナース』の個人宅への派遣をスタート。1回につき1万1千円と月2回の訪問サポートが用意され、「ナスくる」を利用した人からは「両親の体調の変化に早期に察知してくれる」「孫や息子のような親しみを感じられる存在」と高評価を得ています。

ご両親の散歩を継続して同行、食生活の改善といった変化が顕著に見受けられ、鳥取、島根、愛媛の各県で派遣型サービスもスタートしています。

「コミュニティナースカンパニー」は、もっと幅広い世代に『コミュニティナース』の活動の一環を認知して欲しいと、高校生向けのハンドブックも作成し、出張の課外授業も計画中です。『コミュニティナース』を創立した女性は「より沢山の人に『コミュニティナース』として参加して頂き、地域社会に溶け込む存在になってくれたら」と想いを込めます。

コミュニティナース、九州や山口でも拡がっています

 

看護師らが病院外で地域住民の生活をサポートする『コミュニティナース』の活動が九州・山口地方で拡がりを見せています。地域住民が集うスペースで健康づくりをサポートする島根県発の活動で、西部ガスでは2022年5月13日より、グループが経営に携わる福岡市内のスポーツ・文化振興施設に『コミュニティナース』を常駐させます。

西部ガスにおいては、事業地域で健康的な地域社会を発展させる目的で、2020年3月に「コミュニティナースカンパニー」と業務協力協定を結びました。看護師や保健師の資格を備える3人が、福岡市のさざんぴあ博多を拠点に置いて、『コミュニティナース』の活動に取り組む運びとなりました。

全国に『コミュニティナース』の担い手が増加すれば、地域住民の病気罹患の予防効果も期待され、日本で増加傾向にある医療費の抑制にも直結します。西部ガスは看護師資格を持ち、出産などをきっかけに病院を退職した人を雇い、地域人材の発掘にも結び付けたい狙いです。

「コミュニティナースカンパニー」によれば、九州・山口地方では、大分県由布市や熊本県八代市などでも、交流拠点を設けて『コミュニティナース』としてサポートを行なっている人達が増えています。

参考:島根発「コミュニティナース」が九州・山口でも 産経新聞(2022年)

地域住民が一堂に会する周辺の交流スペースや地域イベントでも交流や相談出来るエリアを配置する計画を練り、西部ガス都市リビング開発部の課長の男性は、『コミュニティナース』の事業の意義に関して「健康面などで助けを求めたくても求められない人が地域に多く存在し、地域に足を運んで会話を重ね、サポートすることが現代社会において渇望されています。地域社会の担い手になって会社自体も成長出来る」と話しました。

改めて色んな職業があると知りました。

以前書いたチャイルド・ライフ・スペシャリストに関しても存じ上げなくて、「凄いな〜」と思いましたが、今回巡り合わせでこのコミュニティナースというお仕事に出会い、「私は既往歴が多いから色々病院にはお世話になっているけど、私が知らないだけで、こんなにも人と密接した余り知られていないお仕事が沢山あるんだなー。本当に名前も知らないお仕事も多いし、まだまだ沢山私が知らないだけで、こういう大事なお仕事が世の中にはあるのだろうな」と、本当に色んなお仕事がある事に改めて気付かされました。

私はまだあまり知られていない大切なお仕事の記事も書いていきたいですし、これからもそういうお仕事を知れるきっかけを多く持てたら、と思います。

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TANOSHIKA 翼祈|note

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。