農業×福祉=ケアファーム~先進国オランダのケアファーム~

ケアファーム

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オランダのケアファーム

長雨や、季節外れの猛暑で、農家さんは大打撃を受けているというニュースを見ました。

私たちの生活に欠かせない「農業」。

その農業に福祉を合わせて、ケアファーム「農業×福祉」という面白い制度があるのをご存知ですか?

ケアファームとは?

ケアファームの言葉の意味は、「ケア(介護)」+「ファーム(農場)」です

認知症や精神疾患を抱える人、発達障がいのある子どもたちなど幅広い年齢層に、デイサービスを提供する農場です。さまざまな利用者が緑豊かな環境の中で一緒に1日を過ごします

また、野菜や果物を収穫したり、雑草を取るなどの農作業、飼育されている動物の世話、餌やり、畜舎の掃除といった仕事も基本的に利用者が行います。

ただ単に良い環境の中で寛ぐだけでなく、太陽のもとで活発に身体を動かして「農業に勤しむ」ということが重要なポイントです。

それも一緒に組む仲間たちと会話をしながらの仕事なので、コミュニケーションも深まり、孤独感・疎外感からも解放されるといいます。

これによってストレスを緩和したり、症状の進行を遅らせる効果が期待できるとされています。

参考:認知症をケアする農業 農福連携先進国オランダのケアファームに注目

いつからはじまったの?

ケアファームが始まったのは、1990年代後半です。スタートして10年、利用者は今では当時の20倍となり、現在では1,400ヵ所ものケアファームがあります。

ケアファーム増加の理由

ケアファームが10年で増加した理由としては「収入のよさ」があげられます。

ケアファームの経営は、主に

農作物の売上+国の介護保険「AWBZ」の介護報酬+各種寄付の3つがあげられます。

特別医療保険「AWBZ」

日本でいう公的介護保険にあたり、自治体が保険者となり全ての人が加入するこができます日本では、家族が介護を行っても、介護保険は給付されませんが、オランダでは、家族、友人、地域の人が介護を行っても保険が給付されます。

国からの助成等の特典も与えられることから、ケアファームが増加する一因でもあります。

農作業の対価はない

日本の就労支援などで、農業を行っている所と大きく違うのは、オランダのケアファームでの作業で賃金は発生しません。

農家は、収入確保のため、一方の利用者は、ストレスケアやリハビリ、症状の進行を遅らせるための施設としてケアファームを認識しており、双方には対等な相互扶助の関係が成り立っています。

賃金がなくても、障害年金で日額賃金の75%が最低ベースとして所得保障されるなど(公益財団法人年金シニアプラン総合研究機構2018)、手厚い保証が、障害者に就労による所得の上乗せがなくても生活ができるのです。

日本のケアファーム

日本では、ケアファームで国からの公的な支援などは受けられませんが、こちら、

君がいる未来」さまでは、本格的にケアファームの設立のために活動をされています。

そして、四国は愛媛の松山市では、実際にドイツやオランダのケアファームの視察を行っています。

● 地域に根付いたケアファームを視察して

最後に

これから、どんどんと高齢化社会となる日本。

このような新しい制度が実現するようになれば、とても面白い未来がまっていることでしょう。

 

参考サイト:

 

出張!オランダ農場 〜農福連携先進国に学ぶケアファーム〜

ケアファーマーの質が問われる:オランダの品質保証制度

日本が学ぶべき、介護費用を抑制するオランダとドイツの仕組み

27-03-4-1.pdf (city.matsuyama.ehime.jp)

オランダの農福連携の取り組みについて

認知症をケアする農業 農福連携先進国オランダのケアファームに注目

介護に多くの可能性をもたらす「ケアファーム」とは

 

まとめ記事の紹介

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ABOUTこの記事をかいた人

TANOSHIKAライター。うつ病、AC(アダルトチルドレン)、機能不全家族育ち。現代詩を勉強中です。セクシャルマイノリティ当事者。読みやすい、わかりやすいをモットーに様々な記事を書いていきます。