『がん患者さんのための栄養治療ガイドライン』で、がん患者の負担に寄り添う!

ハイタッチする男女

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

この記事をご覧の皆さんは、15歳から39歳までの間に、がんになった方を「AYA世代」ということをご存知でしょうか?

先日、「AYA世代」に関する、重大なニュースが目に入って来ました。

2021年に、国立がん研究センターが、患者さんの実態を把握することで、国のがん対策に活かすこと目的とし、全国367の医療機関でがんと診断された18歳以上のおよそ3万3千人の患者さんにアンケートを実施しました。

仕事をしていた若年層のがん患者さんの中で、18.8%が診断後に仕事を離職していました。

金銭的な負担で生活に影響を受けたのは全体の24.2%で、若年層のがん患者さんでは倍近い44.9%となりました。

具体的な影響(複数回答)では、29.3%が「貯金を切り崩した」を挙げ、「衣料費、食費を削った」が17.7%、「親戚などから金銭的援助を受けた」が16.6%で続きました。

2.2%は治療を変更したり、治療を断念していました。

参照元:読売新聞 18~39歳のがん患者、4割超が金銭的負担「生活に影響」…貯金切り崩しや食費減らし対処(2025年7月3日公開)

この様に、どの世代においてもそうですが、特に若い世代の方にとって、がんは、心身共に負担の大きい疾患と言えます。

そんながんについて、当事者目線から、紹介した、初のガイドライン本、『がん患者さんのための栄養治療ガイドライン』が、発売中です。

この中で、どの様に食事をしたら良いか、どんなことに気を付けたら良いかを紹介しているといいます。

今回は、この『がん患者さんのための栄養治療ガイドライン』の中で紹介されている本の詳細を述べたいと思います。

『がん患者さんのための栄養治療ガイドライン』では、どんながん患者さんの声や経験が書かれていますか?

『がん患者さんのための栄養治療ガイドライン』2025年版

さまざまな疾患において栄養障害が治療を受ける上で負の影響を与えることが明らかとなり、栄養障害を改善するための栄養治療を並行して行うことで、治療効果を上げ、副作用や合併症を軽減し、生活の質を改善することもわかってきています。栄養治療の重要性が再注目されていることから、患者向けガイドラインが刊行される運びとなりました。患者さんやご家族の疑問にQ&A形式で丁寧に答えます!

画像・文章引用元:金原出版 がん患者さんのための栄養治療ガイドライン 2025年版

私は、数ヵ月前に、がんのことを特集したニュースを観ました。その中で、がん保険の話がありました。

ある方が、がんになった時、がん保険に入っていたことで、一時金が保険会社から200万振り込まれたそうです。

その方は、その時は、初期の段階で治療が済み、お金が多く残りました。

「治った!」と思い、そのお金で旅行に行ったり、家電を買い換えたといいます。

がんは10年で寛解と言いますが、10年までもう少しというところで、がんが再発し、しかもステージが4でした。

その方は、保険会社に一時金を再度貰えないか、電話をかけました。すると、

「一時金は、がんになった最初の時だけ出るお金で、もう出ませんよ」

と言われたそうです。

治療費も、ステージが上がったことで、最初にがんになった時より、多額のお金が出て行く様になりました。

手持ちの一時金がほとんど残っていないことで、その方は貯金を切り崩しながら、治療を受けていて、『一時金は好きなことに使うものではなく、残しておくものです』と訴えていました。

また、別のケースで、色んな疾患の保険に多く入っていて、その方の義父ががんになった時、保険会社から一時金を頂こうとしましたが、がんは、その義父が入っていなかった疾患だったので、お金が支給されなかった話もありました。

その話を聞いて、がん保険は大事だけど、きちんとした知識が必要だと感じました。

『がん患者さんのための栄養治療ガイドライン』も、手元にあることで、今までの患者さんの声を参考にしながら、治療に励めたり、生活の質を上げること、知識を増やすこともできます。

初のガイドライン本が今まで出ていなかったことにも驚きましたが、この本が多くの患者さんに寄り添ってくれると思います。

自分が健康の意識が欠けていたと感じていた時

私には、糖尿病という基礎疾患があります。それを入れても、11個既往歴があることで、「自分の既往歴などの経験談が、誰かの役に立つかもしれない」と思い、インタビューを受ける方も積極的にしています。

いつもインタビューを受ける時、

「血糖値が450以上、HbA1cが15.9あって異常値で緊急入院をした私ですが、今は血糖値が110ちょっと、HbA1cも6.0前後を維持しています」と言って、向こうの方を安心させていました。

先日、眼科に行って来ました。

将来、糖尿病を持っていることで、緑内障になる可能性のある私は、眼圧を下げる目薬を2025年から差しています。

緑内障も、正常眼圧緑内障という眼圧は高くないのに、将来緑内障になる人もいて、正常眼圧緑内障が日本人は多いと聞きました。

目薬の効果があって、ギリギリ、眼圧は20と正常値になりました。

目が目薬に耐性ができて、その場合、眼圧が下がらなくなる場合もあるので、その時は変更しないといけません。

眼圧がギリギリでも、正常値になれたことを凄く喜びました。

その時、インタビューで糖尿病が異常値から正常値になったことを伝えると、相手が安心するという話をしました。「運が良かった」と言いました。

すると、先生が、

『たまたまですよ。その数値だと、緊急入院が必要ですよ。また、脳梗塞と心筋梗塞が同時に来る数値ですよ』

と言われました。

それを聞いて、言葉を失いました。

今まで、正常値に戻れたことを誇って言っていましたが、実は2つの大きな疾患になる可能性を孕んでいたという事実でした。

それを眼科で聞いて、「今、生きていることが、不思議な位なんだ」と思いました。

私がちょっとずつ数値は改善していたものの、数値が大幅に改善したのは、30代になって、特にこの数年、食事改善をして、なったものでした。

それまで、治療薬を飲んでいたものの、暴飲暴食もなかなか治りませんでした。

先生からその話を聞いて、知識がないとか、知らないって、こんなにも怖いことなんだと、再度身を引き締めました。

noteでも書いています。よければ読んでください。

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、高眼圧症、脂漏性皮膚炎、右手人差し指に汗疱、軽く両膝の軟骨すり減り、軽度に近いすべり症、坐骨神経痛などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。