【LGBTQ】学生の9割がハラスメントを経験。〜今の社会に求められるものとは?~

ソファーの上で膝を抱え、落ち込んでいる女子高校生

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こんにちは、どうも、ゆたです。

AKARIでは過去にも『LGBTQ』についての記事をいくつか掲載しています。

翼祈さんの記事でもあるように、LGBTQの中学生の5人に1人が不登校になるなど、学生にとってもLGBTQは身近な存在であり、それ故、偏見や差別される可能性もあるのが現状です。

私の過去の記事では、LGBTQが受け入れられないのは、今までの当たり前を変えることが難しいことや嫌悪感を抱いてしまっているからだと考えています。

今から話す話題について、より深く知ってもらうためには上記で話した内容を理解しておくと分かりやすいかなと思います。

良ければ、読んで見てくださいね。それでは、今回の話題に参ります。

今も尚、残り続けるハラスメント

LGBTQなどの性的少数派の若者を対象に、この一年、学校で困難やハラスメントを経験したか、調査しました。

すると、驚くべきことに約9割の学生が経験しており、そのうちの6割超が教職員が要因になっているといいます。

調査は、学校や行政などでLGBTQなど性的少数派への理解の啓発や支援に取り組む認定NPO法人「ReBit(リビット)」が行いました。

参考元:ReBit News 6/12(木)【オンライン】LGBTQ子ども・若者調査2025 オンライン報告会 2025年5月16日

限定公開ではありますが、6月12日にありました、報告会の動画も公開されていますので、興味がある方は是非、今のうちに視聴して見てください。

学生の今

このように多くのLGBTQの学生が悩んでいます。

それは一体、どうしてなのでしょうか?

実は、学校での性の多様性について学ぶ内容に誤りや差別的な発言がある、という調査結果もあります。

その理由として上げられるのは、2023年から施行しているLGBT理解増進法、それに伴う現場の動きがあまり噛み合っていないというものです。

LGBT理解増進法では性的少数派についての教育や相談体制について、努力義務が課せられました。

ただ、現行の学習指導要領は性の多様性について触れられていないので、授業の内容や質に差が出ていると言われています。

参照元:毎日新聞 LGBTQの学生 9割ハラスメントなど経験 NPO法人が調査 2025年6月2日

ここでは詳しい数値までは記載しませんが、ハラスメントの内容としては、ほかの生徒から「自分やほかの人が当事者ではないと決めつける言動」や「LGBTQをネタ・笑いものにされた」ことがる人は想像よりも多いです。

また、学校の教職員の「不要な男女分け」や「自分や他の人が当事者ではないと決めつける言動」などがあり、多くの学生が「担任にセクシュアリティーについて安心して相談できない」と答えています。

根本にあるのは。

多数派と少数派に分かれる人々とカラフルな人たちのイラスト

LGBTQへの理解が進まない日本。

その原因は、やはり、嫌悪感や常識を変えることが難しいことにあると思います。

LGBTQに限った話ではありませんが、少数派と呼ばれる人たちにとって、多数派の人たちに理解を得ることはかなり困難だと思います。

今まで、男性は女性を、女性は男性を好きなることが当たり前だ、という価値観の中で生きてきた人たちにとって、同性愛やLGBTQを受け入れろ、といわれてもなかなか理解ができないと思います。

今でこそ、女性が社会で働くことは日本で特別珍しくもなく、ごく自然なことのように思います。

しかし、短い期間ではありましたが、1950年頃には、専業主婦が一般的だと言われる時代もありました。

時代の流れの中で、共働きも増え、その結果、家事育児も分担で行うことも増えてきました。

ならば、LGBTQも時代の流れと共に受け入れることができるのではないのか、そう考えることもできるように思いますが、私はそんな簡単にはいかないように思うのです。

それが先ほども話した、嫌悪感の部分です。

LGBTQに該当しない方にとって、性への対象は異性であり、周りもそういう人が多く、自分のそうであれば、それが常識に変わっていきます。

あとは、本能的に受け付けない、ということもあります。

人間も動物である以上、子孫を残したいと思うことは、おかしなことではありません。

むしろ、大事な本能だと思います。

男性同士でも、女性同士でも、子どもを残すことは残念ながらできません。

なので、遺伝子を残せない相手を性の対象として見ること、または、見られることは、程度に差はあるにしろ、嫌悪感を抱くのは、感覚として不自然ではないようにも思えます。

ただ、LGBTQを認めるというのは、あなたもLGBTQになれ、と言っているわけではないのです。

社会には、学校には、LGBTQの方もいる、そのことを誰もが「当たり前」と認識する、それだけでも誰もが生きやすい社会になるのではないでしょうか?

そのためには、自分と違うことを認めること、他人を尊重することを幼いうちから教育することが大変に重要なのだと思います。

過去一年間の間に授業でLGBTQについて教わったと回答した学生はかなり増えています。

ただ、小学生で性の多様性を教わったと答えた中学生は3割程にとどまっています。

小さい時からの教育は社会全体に大きな影響を及ぼすと思います。

だからこそ、小学生のうちからLGBTQや差別しない心を育んでいく必要があると私は思います。

今回はここまで。

以上、お相手はゆたでした♨

noteもしていますので、良ければ遊びに来てくださいね♨

まとめ記事もあります、お時間がある方は是非!

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