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こんにちは、翼祈(たすき)です。
LGBTQの理解が少しずつ浸透する中で、お子さんの当事者が、男女を区別したがる文化が、根強く残る学校で悩むケースが起こっています。支援団体の調査によりますと、中学生のLGBTQ当事者の5人に1人は不登校になりました。
認定NPO法人「ReBit」が10月に発表した調査結果では、2021年から2022年の間で不登校を経験したLGBTQ当事者は、中学生は22%、高校生が15%でした。2020年度の文部科学省の調査と比較しても、中学生が5倍、高校生が11倍高かったという結果となりました。
今回はLGBTQと不登校の問題について、考えていきます。
LGBTQの学生が不登校になる確率の高さ。
トランスジェンダーで千葉県に住む高校1年のAさんは「学校でずっとキツかったです。必要のない男女区別は少なくして貰いたい」と訴えました。
Aさんは女性として生を受けましたが、2歳ごろから女性という性別に違和感を覚え、小学3年生の時に周りの友達にカミングアウトしました。小学校の高学年の時に性別違和の診断が下りました。胸が大きくなり、生理が始まったのも高学年からでした。周りの男の子が声変わりが始まっても、女性の身体になる自分を受け止めきれず、乳房切除も考えたほどでした。
小学校で男女別となり整列する時、2つの列の間にAさんは立ちました。中学校の通学で学ラン着用を希望したところ、住んでいる区域側が「前例がありません」と難色を示しました。母親が1年以上住んでいる区域側と交渉し、中学に入る直前に学ランを認められました。
学校の書類に性別記入欄が書かなければいけない時に、書く手が止まってしまいます。「何で普通じゃ駄目なの?」「男ではないの?女でもないの?」という冷たい言葉に何度も傷付き、「いじめられるのではないか」との恐怖が押し寄せました。「死んでしまいたい」と何度も思い起こしました。母親は「自分の身体の成長に思い悩み、毎晩泣いていた息子を見る度に、このままいなくなってしまうのではないかと感じました」と胸の内を明かします。
Aさんは毎年4月、新しい学年が始まると、クラス全員の前で自分の性をカミングアウトします。「みんなは、LGBTQって知ってますか?僕もそうです。女性の身体ですが、僕は男性として暮らしています」。涙で言葉が詰まることもあります。
カミングアウトをした後、友人から「私も実は同性が好きなの。勇気を振り絞って話してくれてありがとう」と言われたこともありました。「自分から話せないだけで、LGBTQの学生はもっといます。周りから理解を得ることは難しいことかもしれないけど、LGBTQの子も周りにはいるんだと理解して貰いたい」とAさんは言葉に気持ちを込めました。
画像引用・参考:認定NPO Rebit
文科省は2015年、学校で細部に渡る、LBGTQの配慮を要望する通知を発送しました。 LGBTQ当事者の制服着用や多機能トイレ利用を認めることもサポートのケースとして紹介しました。
学校への通知の作成に関わったGID(性同一性障害)学会の理事長の男性は「学校でのLGBTQ当事者に対する配慮への通知の認知度は毎年下がっている様に思います」と懸念します。男女区別が行われる修学旅行や水泳の授業などで、トランスジェンダーのお子さんが特に生きづらさを感じやすいといいます。
「学校で生きづらさを持ったことで中退し、就職でも困難を持ち続ける負のスパイラルが繰り返し起こります。学校の先生や周りのお子さんもLGBTQの知識を備え、LGBTQ当事者が生きやすい環境を整備することが必要となります」と述べています。
私が違う意味で、
私は出来ることと、出来ないことの差が昔から大きい子でした。私は女性ですが、女性特有の、ミシンとか縫いものとか、そういうのが一切できないことでした。
授業の前に練習をするのですが、不器用な上に凄く下手なので、私がそのものに対する期待値は周りから低く、下手なことしか任されないことも多かったです。
かといって男性特有なのが得意かっていうとそうでもなく、昔にありがちな女性なら出来て当たり前、というものが出来ないことでの周囲の冷たい目や、理解のなさがとても毎回辛かったですね。
不登校も私は大学のみですが、LGBTQ当事者ではなくても、辛さとかは分かる様な気がします。大学の不登校も辛かったですが、その時にそうであっても、ずっとそうとは限りません。私は記事を書くことで、そういうことばかりではないよと、証明したい気持ちもあります。
今は不登校で辛くても、この先に良いことがあると信じて、頑張って欲しいです。
noteでも書いています。よければ読んでください。
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