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こんにちは、翼祈(たすき)です。
5月22日は、「ほじょ犬の日」でした。
「補助犬」とは、盲導犬・介助犬・聴導犬の3つの役割を持つ犬のことを指します。
今回紹介する『心療介助犬(エモーショナルサポートドッグ)』は、その中の介助犬になります。
介助犬とは、介助犬は肢体不自由者の手足となり、日常生活における動作の補助をします。
さらに、介助犬と暮らすことによって、一人で外出することの不安が軽減された、
家族が安心して外出できるようになった、などの2次的効果もあり、
介助犬を通して社会とのつながりがより深くなることが期待できます。
引用元:(日本介助犬協会)介助犬について
私は最近、そんな介助犬の中でも、『心療介助犬(エモーショナルサポートドッグ)』という、心のケアのために飼われている介助犬がいることを知りました!
今回は、『心療介助犬(エモーショナルサポートドッグ)』を飼育している団体のことを取り上げながら、自分の中で思ったこの犬に関する感想を述べたいと思います。
心療介助犬(エモーショナルサポートドッグ)とは、どういう犬でしょうか?
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エモーショナルサポートドッグ(ESD)は、パニック障害や自閉症などの精神障害のある人をサポートする犬です。
現代の日本社会には、精神的に病み苦しむ人が大勢います。
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存在だけで、撫でるだけで、抱きしめるだけで、薬のように助けとなってくれるのが、エモーショナルサポートドッグです。
温厚で心優しい犬が、常に自分に寄り添ってくれることが、感情のバランスを保つと共に、心に平穏をもたらしてくれるのです。
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◉対象者
・精神障害者手帳をお持ちの方
・自閉症などの発達障害パニック障害
・ストレス関連障害などによる精神障害
以前愛犬を飼っていたことがある身として、『心療介助犬(エモーショナルサポートドッグ)』は、とてもいい取り組みだと感じました。
以前介助犬を飼っている方に「どんな犬が、介助犬に向きますか?」と質問した際に、『ゴールデンレトリバーや、ラブラドールレトリバーが向いています。でも、他の犬でもなれない訳ではありませんが、この2種類が特に向いていると言われています』と言っておられました。
この記事の本題の引用元の心療介助犬の写真を観てみると、その2種類の犬種ではありませんでしたが、精神障害者の心のケアをするということは、ある程度犬にも種類がある方が、その人に合った犬を選べるかもしれません。
その人が選んだ犬と一緒に過ごすことで、心の中の悩みが、少しずつほぐれるかもしれません。
私が愛犬と出会う前
私は子供の頃から大人になったら犬を飼いたいと思っていました。
あの当時、柴犬が特に大好きで、
「柴犬が1番飼いたいなー。ゴールデンレトリバーも温厚な性格だと言うし、飼いやすそう。ただ、パグも気になるなー」
と思っていました。
その後、特に家で飼う話は夢にしか過ぎず、飼うことはありませんでした。
しかし、転機が訪れました。
大学受験に失敗し、県外の大学に行くも、寮で嫌がらせを受けて、半年で退寮、不登校、中退、実家に戻っても、アルバイトに採用されず、メンタルがやられて、引きこもりになりました。
毎日の様に寝て過ごし、生きている価値や意味が見出せないまま、どんどん暗い世界に引きずりこまれる生活でした。
そんな私を見兼ねた両親が、突然、『犬を飼おう!』と言い出しました。
ペットショップの犬は高いので、保健所に観に行くことにしました。
私は最初、別の犬を気に入って、抱っこしていました。
ただ、両親は、『この子しか居ないよ。この子が1番可愛い』と言って、1匹だけ大きな体になっていた犬を飼うことになりました。
誰が欲しいか挙手制で、じゃんけんに勝った方がその犬を飼えました。
両親が選んだ犬は、他に手を挙げる人はいませんでした。
私が子どもの頃に憧れた犬種ではなく、雑種でした。
保健所で飼うことを決めた犬だったので、飼育放棄することはないか?など、細かい説明の載った誓約書を書いてから、連れて帰りました。
家に来た愛犬は、凄く心細そうでした。その日の夜、父が抱きしめて眠り、その日から、愛犬は父のことが大好きになりました。
父の靴下が好きで、よく噛んだり、持って家の中を走ったりしていました。
雑種だったからか、顔がかなり変わりました。
丸顔から面長、最後は丸顔でした。
シェパードの血が混ざっていたのか、家に来て半年後位だったと思いますが、その時に撮影した写真は、とても連れて来た犬とは思えない程、面長でした。
13歳で死んでしまいましたが、我が家のアイドルで、母が仕事から帰って来た時、尻尾を振って、肩に寄りかかって歓迎したこともありました。
母が料理を作っていると、散歩から帰って来た愛犬は、母のところに行って、「帰って来たよ」と必ず言いに行く子でした。
もしかしたら、我が家のアイドルだった愛犬も、『心療介助犬(エモーショナルサポートドッグ)』の素質があったかもしれませんね。
子どもの頃に憧れた犬ではありませんでしたが、愛犬が我が家に来たことに何か意味があって、奇跡の様な、温かい時間を過ごせたと、今では感謝の気持ちしかありません。
関連情報
TANOSHIKAでは、異動して今は一緒に働いていませんが、元同僚のデザイナーさんが、介助犬を2024年に迎え入れ、最近「介助犬訓練士になるために」と、暫く地元を離れていたことを、SNSで発信されていました。
そのデザイナーさんとはインタビューから記事作成まで携わりました。
また、更新担当のAKARIのSNSなどで、その方を取り上げた、TANOSHIKAの[TOBIRAプロジェクト]というAmazonのKindleの電子書籍もありました。
そして、そのデザイナーさんに感銘を受けた、恩師の方の自費出版の本も取り上げ、介助犬に近しさを感じています。
noteでも書いています。よければ読んでください。
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