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こんにちは、翼祈(たすき)です。
人は、障害があると、「何もできない」と言います。
もしその人の想像通りに上手くできなければ、「やっぱりね」という人も中にはいます。
私もかつて、「貴方は本当に何もできないのね」と言われ続けたこと、母にも「貴方の育て方が悪かったから、この子は何もできないんですよ」と、私が大人になってからも言われ続けました。
その言葉は、母にとって、現在も心身を蝕む、呪縛となり続けています。
海外では、そんな世間の声に負けず、聴覚障害がありながらキャスターとして活躍されている方がいらっしゃいます。
今回は、韓国で重度の聴覚障害を抱えていても、努力やトレーニングを重ね、キャスターの職を掴んだ、一人の女性を取り上げたいと思います。
地上波放送に、韓国初の、聴覚障害を抱えているニュースキャスターが登場します。
2025年5月7日から、公共放送KBSは、障害者キャスター養成プログラム【第8期障害者キャスター】に選出されたノ・ヒジ氏が、KBS1テレビ『KBSニュース12』の生活情報コーナーを担当することになったと明らかにしました。
聴覚障害を抱えているノ・ヒジ氏が、努力を重ね、キャスターになるまでの道のり

ノ・ヒジ氏は先天的に重度の聴覚障害を持って生まれた。言語治療など絶え間ない努力を重ね、他者が障害に気付かないほどの発話力とコミュニケーション能力を身に付けたと説明。
ノ・ヒジ氏は自身の発音すら聞き取れない状態だった幼少期から、箸を口にくわえて微細な震えの違いを感じ取りながら発音練習をしてきた。ニュース進行時にも、プロデューサーからの指示を受け取るためのインイヤー装置の音量を最大にしてようやく聞き取れる程度。ミスを避けるため、他のキャスターの何倍もの練習を積んできたという。
引用元:AFP BB News 韓国初の聴覚障害者ニュースキャスター誕生…「障害は決して壁にはならない」(2025年5月6日公開)
聴覚障害を抱えていた場合、手話、もしくは読唇で、何を話しているか、よく取る、それが主流の会話だと思います。
重度の聴覚障害であれば、補聴器や人工内耳を着けていても、ほぼ聞き取れる音がかなり少ないと聞いたことがあります。
それでも、ノ・ヒジさんがニュースキャスターに抜擢されたのは、本人の弛まぬ努力の表れだと感じました。
周りの方が、気付かないほど、コミュニケーション能力と発話力があるは、かなり凄いとしか言えない位です。
障害の程度は違えど、同じ聴覚障害者として、ノ・ヒジさんのご活躍に、今後も期待したい、応援したい、そう心から思いました。
私にも片耳難聴という聴覚障害がありますが、WEBライターとして活動しています。
私は、13年以上ブログをやり続けていたのですが、そのことが今、WEBライターという仕事に役立っていると感じています。
「私の記事は、誰かの支えになれているだろうか?」「届いているだろうか?」
今後もそのように意識しながら、1記事ずつ、真摯に向き合って、書いて行ければと思っています。
最近、片耳難聴の当事者の私が感じた素直な意見
私は感音性難聴という片耳難聴ですが、母の話では、7歳になるまで、左耳も恐らく聞こえていて、そのことで、人が、『本当に聴こえないんですか?』と言う位、喋ります。
人がよく喋るから、片耳難聴であることを忘れてしまう。
障害者だけど、そう見えないと言われることは、嬉しい気持ちもあります。
ただ、そのことで困るのは、本当に左耳は聞こえておらず、人が右耳しか聞こえないことを忘れ、よく私の立ち位置的に、左側から話しかけます。
頑張って右耳で聞き取ろうとしても、半分以上聞こえていません。
そのことで、再度、右側から確認する手間も発生します。
最近分かったことで、5月にライター会議があって、右耳が拾える様に、左端に座っていたのですが、距離が遠かった方が話をしていた時、その声は外の音が聞こえていたことで、全く何を言っているのか、分かりませんでした。
かなり大事な話であったと思いましたが、左端に座っていても、片耳難聴では、右耳だけでは聞こえないことに、かなり衝撃を受けました。
その後、その人が発言する時、「さっき聞こえていなかったので、横に来ました」と、伝えました。

noteでも書いています。よければ読んでください。
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