「聴覚障害のおじいちゃんと、働く人の聴覚情報処理障害(APD)」

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皆さんこんにちは。Pinkです。

今回は、私が子供の頃近所に住んでいた、「聴覚障害者」のおじいちゃんのことを書きたいと思います。

何十年も前のことで記憶もだいぶ薄れてきている為、母に聞いた話も含めて書きたいと思います。

おじいちゃんの話

おじいちゃんは、結婚した当初は多少聴力があったそうなのですが、次第に聴力が落ちていき、私が小学生の頃には全く聴力がなくなっていて、大きな振動があると感じる程度だったそうです。

近所に住んでいて、奥さんは私の祖母と大の仲良しでした。孫である私は、祖母と一緒におじいちゃんの家にお邪魔するたびに、おじいちゃんに話しかけると、にこにこして話を聞いてくれました。

聞こえていないのに、どうして私の話すことが分かるのかと不思議に思って母に聞くと「一生懸命話しかけている貴女を見て、嬉しくてうなずいてくれたんだと思うよ」とのことでした。

優しいおじいちゃんだったなあと思います。

聴覚障害者」となってからも、大工さんのお手伝いの仕事をしていて、音が聞こえない危険性を回避する為に、自転車にミラーをつける位置も工夫して、仕事場まで行っていた話を聞いた時はすごいなと思いました。

周囲とのコミュニケーション

一番驚いたのはコミュニケーションです。

今では、手話指文字読話補聴器筆談以外にもUDトークなどありますが、おじいちゃんは手話をすることもなく、身振り手振りで周囲とコミュニケーションをとっていたそうです。

私の祖母も、そうしておじいちゃんと会話をしていました。

最初はおじいちゃんが「聴覚障害者」であることを良く理解できていなかった私も、祖母や母から聞いてからは、なんとかしておじいちゃんと話してみたい‼︎と言う気持ちになりました。

しかし、小学生の私にとって手話を覚えるのは難しく、祖母と同じく身振り手振りで会話をすることしか出来ませんでした。

おじいちゃんはそんな私を見て、とても嬉しそうににこにこと笑って頷いてくれました。その優しい笑顔と、庭の木の剪定を楽しそうにしているおじいちゃんの姿が一番印象に残っています。

聴覚情報処理障害(APD)

実は私も聴力には全く問題がないものの、聞き取りが上手くできないということがあります。

正式に検査をしたわけではないので断定はできませんが、同じような症状として「聴覚情報処理障害(APD)」があります。

ネットで調べてみました。

4つのタイプに分かれるAPD

 1)脳損傷タイプ

2)発達障害タイプ

3)認知の偏りタイプ

4)心理的な問題タイプ


引用:働く人のAPD 治療~薬に頼らない聴覚情報処理障害治療~

色々な原因があるのですね。

最近、テレビを見ている時の音量が大きので母に注意されます。

仕事をする上でも、人と会話をする上でも困るので、一度検査を受けてみようかと思います。

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