『みるカフェ』。デフリンピックに合わせて、聴覚障害者も楽しめるカフェがOpen! 

みるカフェ 聴覚障害

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

2年後の2025年11月15日から11月26日に、東京都で日本初となる、聴覚障害を抱えている人たちのスポーツの国際大会、デフリンピックが開催されます。デフリンピックに関しては、以前記事を書きましたので、下記↓を観て頂ければと思います。

デフリンピックに合わせて、東京都では2023年11月15~26日までの期間限定で、聴覚障害を抱えている方でも楽しめるカフェ、『みるカフェ』がOpenしています。

デフリンピックを記念して、デジタルで音声を「見える化」し、耳が聞こえる・聞こえないに関係なく、快適なコミュニケーションが体験可能なコンセプトカフェです。

東京都渋谷区にあるJR原宿駅近くにあり、[エコファームカフェ632]を活用して運営しています。今回はその『みるカフェ』で取り入れられているサービスについてお伝えします。

『みるカフェ』で導入しているサービスとは?

画像引用・参考:日本初開催「東京2025デフリンピック」まであと2年! きこえないスタッフと、デジタル技術を活用した新しいコミュニケーションを体験『みるカフェ』が11月15日(水曜日)から原宿に期間限定オープン! PR TIMES(2023年)

「コーヒーを下さい」「ホットコーヒーですか?アイスコーヒーですか?」。

東京都にあるTOPPANが開発した多言語翻訳システム「UCDisplayは、マイクに音声を吹き込むと、透明なディスプレー上にLINEでのやり取りの様に双方の言葉が表示されます。キーボードを使用して入力した文字を映し出したりすることが可能です。日本語、中国語、英語など15の言語に対応し、外国人観光客とのコミュニケーションにも対応できます。

『みるカフェ』では音声をテキスト化するシステムなど、耳が聞こえない人との交流をスムーズにする10種の技術を体験できます。『みるカフェ』で接客するのは、ろう者のスタッフです。『みるカフェ』では、約20人いる店員の中で、10人は耳が聞こえません。

聴覚に障害を抱えているスタッフが接客し、自家焙煎コーヒーなどを提供します。手話を読み取り、文字へと変換するシステムなどを活用し、入店から注文、会計まで、お客様とコミュニケーションを図ります。

東京都にある富士通が開発した「Ontennaは手首や服の袖口、髪などに装着し、音の大きさを光の強さと振動に変換して伝えます。長さおよそ6.5cmの小ぶりな装置です。特別支援学校の音楽の授業やライブ鑑賞、スポーツ観戦などに活用されているといいます。

現時点で7千語の日本語の手話を使いこなすCGアバター、デフリンピックの応援アンバサダー「KIKI」も、パネルの中からお客様を出迎えます。AIを用いて、手話のさらなる習得を継続して、「KIKI」は音声や文字から手話への変換や、日本語以外の手話も「勉強中」だということです。

また、『みるカフェ』の店内には音楽などが流れていますが、音を認識すると振動するデバイスを持ち、耳が聞こえる人も聞こえない人も、みんなが一緒に店内の雰囲気を味わえます。 

『みるカフェ』の店内には、スポーツの試合で観客の歓声や、スマッシュなどで出る音を振動に変換し、音の方向やリズム、強弱などを体感可能なコーナーも設置しています。

東京都生活文化スポーツ局の事業調整担当課長の男性は「皆さんにデジタル技術を活かした新しいコミュニケーションを体験して頂けたらと思っています」と語りました。

参考:音が見えるよ!原宿に「みるカフェ」オープン デフリンピックをPR 最新デジタル技術の体験も 東京新聞(2023年)

2023年11月15日に開催されたオープニングセレモニーでは、音声以外にも手話もビデオ通話で読み取りテキスト化する「Sure Talk」の機能を活用して、聴覚に障害を抱えている女性スタッフにコーヒーを注文した小池百合子知事は「実際の『みるカフェ』のデジタル技術の体験を介して、デフリンピックへの理解を一層深めて貰えたら」と発信しました。

凄く良いですね。

1年位前に書いた記事で、コンビニの指差しボードや耳マークなどを紹介させて頂いたのですが、あれは結構簡略的で、もの凄い細かい注文とかには対応できない様な気がしました。多分そういうマークがあっても、筆談とかも必要だと思いますし。

コンビニって混みやすいので、私は片耳が難聴ですが、レジでお金を出す時に焦ってしまうと、後ろから「早くして!」「遅いよ‼︎」とか、背中に無言の圧力を受けることがしばしあります。

私は入って、そんなに大した用事ではないなら、混んでいたらすぐに店を出ますし、それは耳の聞こえない聴覚に障害を抱えている方でも無言の圧力は感じるのではないでしょうか?

『みるカフェ』は聴覚障害に特化したカフェなので、接客する人も接客を受ける人も、事前にそれをお互いを理解して、会話ができます。

こんなに良いカフェが期間限定で、この記事が上がる頃にはもうすぐ閉店だなんて、すっごく惜しいです。別にデフリンピックがあるからその記念だから、ではなく、普通に今後もOpenしていても良いカフェだと思うんです。

私は通年Openだったら良いですけど、この素晴らしいカフェを1年の中で、ほんの短い期間で終わらせず、続けて欲しいなと思っています。

noteでも書いています。よければ読んでください。

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、脂漏性皮膚炎などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も2交代制で担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。