「デフサポ」聴覚障害者も働きやすい社会を目指して

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こんにちは、金次郎です。

 自らも重度の難聴である牧野友香子さん。
 その牧野さんが立ち上げた、難聴者支援の為の「デフサポ」と言う会社。
 ここでは、子供は楽しい学校生活の為に、大人は社会復帰や会社でのコミュニケーションの取り方などをサポートしています。

会社名「デフサポ」の意味
 ・def(素晴らしい・素敵な)
 ・deaf(ろう・聴覚障害)
 ・Support(支える・支援する)
これら3つの単語の意味を合わせて社名にされました
(株式会社「デフサポ」)https://nannchou.net/

小児難聴の基礎知識

 現在日本では、年間約81万人の新生児が誕生していますが、1000人に1人の割合で聴覚障害児が生まれています。
例えば赤ちゃんは、
・生後3~4ヶ月位になると、音がする方向に顔を向けたりします。
・8~9か月になると、音のする方向にハイハイをして近づこうとする様になります。
・1歳になると、親の言葉を真似て「まんま」とか「ねんね」と言葉を発する様になります。
 もし、これらの行動や言動が無い場合は「先天性の難聴」を疑わないといけません。
 また、生まれた時は聞こえていても、幼児期におたふく風邪や風疹・中耳炎などウィルス性の病気に罹ったりすると、難聴になってしまう可能性があります。

 ですので「子供の耳の聞こえが悪い様だ?」と疑問を感じたら、直ぐに耳鼻科で聴力検査をしてもらって下さい。
 近年は、赤ちゃん用の補聴器も充実しています。

牧野友香子さんについて

 「デフサポ」代表の牧野友香子さんは、2歳の時に難聴と分かったそうです。
 
1980年代は、今ほど早期発見を重要視していない時代だったので、発見が遅れた感じだそうです。
 難聴のレベルは、両耳とも120dBで、周囲の音や会話が全く聞こえず、踏切で電車が通過する音がかすかに聞こえる程度です。
 牧野さんは、障害を持っていますが特別支援学校には通わず、一般の小学校・中学校・高校に進学します。
 これは、母親が「多くの人と関わって欲しい」と言う考えからで、牧野さんは口の動きで会話の内容を理解する「読唇術」を訓練して身につけました。
 大学卒業後は、大手電機メーカーのソニーに入社し人事部に配属されます。
 障害者枠も有ったそうですが、一般枠で入社しました。

 結婚後、長女が生まれますが、50万人に1人罹るか?と言われる難病を持っており、これが原因で片耳が難聴です。
 次女を出産した後に、ソニーを退職しますが「難病や障害をもつ長女を出産した」と言う経験から退職する前年に「デフサポ」を立ち上げます

「デフサポ」と言う会社

 難聴者の未来を華やかに」をテーマに「せっかく生まれてきたんだから、聞こえなくても楽しく華やかに、充実した人生を送ることを目標にしてほしい!」との思いから、言語聴覚士や教員資格を持つメンバーで構成されています
 難聴で悩んでいる人へのカウンセリングを始めとして、企業や大学向け講演会や市民講座を行ったり、テレビ出演や新聞雑誌等への記事掲載を積極的に行っています

「デフサポ」では、大きく分けて以下の3つの事をしています。

・言葉の教育
 難聴のある子どもたちが苦手になりやすい「言葉」をどう教えたらいいのか?をサポート
 する事業で、現在これに今一番力を入れています。

・働く障害者と企業をサポート
 企業が実際に採用した障害者をどう育てるか、どう戦力にしたらよいかが分からないことが
 多いため、聴覚障害者がキャリアを諦めるケースが多々あります。
 そういったことのないように企業に入った障害者をサポートする事業です。

・より多くの人に聴覚障害のことを知ってもらう
 多くの人に「聴覚障害」について知ってもらうための事業で、YouTubeで「デフサボちゃん
 ねる」を2年前から始めています。

「デフサボちゃんねる」
https://www.youtube.com/channel/UChitc-o2VfWz5cgT-rMRIjQ    

終わりに 

 私は、新卒で入社した会社で無茶な長時間労働を続けた結果、過労とストレスから徐々に聴力が落ちて行き、2017年(平成29年)に耳鼻科の先生から「今の聴力だと障害者手帳が取得できるレベルです」と言われました。
 私の現在の聴力は「右耳93dB・左耳105dB」で、牧野さんと同じく補聴器を外すと、ほとんど音が聞こえません。
  また、牧野さんも「デフサポちゃんねる」で言っておられますが、現在の様にマスク越しでの会話ですと、相手の声がこもってしまい聴き取り難く、何回も聞き直したりしています。
 去年、手帳交付から5年と言う事で耳鼻科で聴力検査をしてみましたが、先生から「手帳交付時と聴力はそれほど変わって無いですよ」と言われたので、今の聴力で落ち着いたのかな?と思っています。

 「デフサポ」の実績ページで、牧野さんのテレビ出演番組の項目に有る「ろうを生きる難聴を生きる」と言うのは、NHK教育(現:Eテレ)の番組で、私も見ていましたが2022年3月で放送が終了してしまい、現在は同じEテレ内で放送している総合福祉番組の「ハートネットTV」の中で「#ろうなん」と言う不定期放送の1コーナーになっています。

(NHK)ろうを生きる難聴を生きる
https://www.nhk.or.jp/heart-net/program/rounan/

(NHK)ハートネットTV
https://www.nhk.or.jp/heart-net/program/heart-net/

(「デフサポ」の実績)メディア出演
https://nannchou.net/performance

 また、Eテレ内では手話でニュースを伝える「手話ニュース」も放送していますので、「手話ってどんな感じで情報を伝えるのだろう?」と思い見ていますが、結構難しいです。
 でも、見ていて「手だけでは無く、顔の表情も変えて言いたい事を伝えているんだな」と理解しました。

 新型肺炎が最初に流行って以降、ハローワークの障害者求人を見ると、一般企業からの求人が皆無な状態になっており、ほとんどの求人が今勤務しているA型やB型などの障害者就労移行支援事業所だけみたいな感じです。
 家の近くのタクシー会社も、1回目の「緊急事態宣言」の時に半数近くの運転手を解雇しましたので「障害者を一定数雇う法定雇用率と言うの有るけど、そんな事考えている場合じゃ無いよ」と言うのが、今の企業の現状でしょうね

参考

SDGsビジネスに挑む起業家たち 第8回 障害者もその親も働きやすい社会を目指して – デフサポ 牧野友香子代表(BIGLOBEニュース)
https://news.biglobe.ne.jp/it/0727/mnn_220727_6205654982.html       

人生のどん底からデフサポを立ち上げるまで(時事メディカル)
https://medical.jiji.com/column6/4

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