2024年、「孤独死」をした人が2万1856人に達したと内閣府が発表!若い層も増加傾向。

孤独死

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

タイトルの通り、今「孤独死」をする人が増えています。

2025年4月11日、内閣府は、2024年1年間で死後8日以上発見されずに「孤立死」したと推定人数を推計すると、2万1856人に達したと明らかにしました。

内閣府の推計は、警察庁のデータをベースに、①独り暮らし②自宅での死亡③高齢者に限定せず幅広い年齢層を対象などの条件に加えて、実施しました。

「孤独死」をした男女別では、男性が1万7364人、女性が4466人という結果がでました。

内閣府が「孤立死」に関連する推計を明らかにしたのは今回が初めてのことでした。

今回は、「孤独死」をした年代別、亡くなってからいつ頃発見されたかなどをお知らせします。

「孤独死」は、どの年代がどれ位いる?亡くなってから発見されるのは、どれ位経っていた?

サボテンの前で、落ち込む女性

年齢別にみますと

▽80代以上が4207人

▽70代が8321人

▽60代が5409人

▽50代が2740人

▽40代以下が1046人となっています。

引用元:NHK NEWS WEB 「孤立死」去年1年間に2万1000人余 内閣府が初推計 施策検討(2025年4月11日公開)

10代でも62人、20代でも780人いた。

死亡してから数日以内に発見される人が目立ち、4割近くが当日か翌日に発見され、7割超は1週間以内に見つかっていた。一方で、死後8日以上経過して発見された2万1856人のうち、1カ月以上は6945人、1年以上は253人いた。死後8日以上経過したケースでは、男性が8割を占めた。

引用元:朝日新聞デジタル 「孤独死」7万6千人超 初の統計 うち65歳以上が5.8万人(2025年4月11日公開)

また、朝日新聞デジタルの記事の中では、

都道府県別では東京都(7699人)が最多で、大阪府(5329人)、神奈川県(3659人)、愛知県(3411人)などと、

全都道府県の2024年に「孤独死」したデータが出ています。詳細は、引用元を読んで頂きたいと思います。

この記事の本題の「孤独死」ですが、私も全くならないとは言い切れません。

私は、「プロの取材ライターになりたい」になりたいという夢を描いても、既往歴が11個あるので、長生きできると思っていません。

60歳以上という高齢者の自分のことは、全く想像できないからです。

両親も、私がその年代になる頃には、生きていないと思います。

今を生きるのに、精一杯です。

結婚しているわけでもないので、長生きしてしまうと、必然と「孤独死」が隣り合わせにあって、凄く怖いと感じています。

引用元にある通り、今は若い人でも、「孤独死」をする人が多いです。

誰だって、誰にも看取られないまま、亡くなっていきたいわけではありません。

「孤独死」を防ぐには、自治体だったり、近くにお住まいの人との関わりだったり、やはり生前に人との関わりを持つことが、防げる最善策なのではないか?と、思いました。

とても愛された祖父だった

私の亡くなった母方の祖父は、この記事の本題である「孤独死」をしていませんが、入院中とても孤独だったと思います。

自宅で誤嚥性肺炎を発症して、デイサービスの職員が病院まで運んで、そのまま入院しました。入院生活は長期化し、「このままでは生きることができない」と言われて、胃ろうをし、食べることも飲むこともできなくなりました。

何度も面会に来た祖母や母に、『家に帰りたい』と言っていました。ただ、胃ろうになった時の病院は、終末期の病院で、長くはないだろうと思っていました。

私は仕事をしていたので、面会に行くこともほとんどできず、一度だけ行き、元気そうな姿を見て安心していましたが、暫くして、祖父は亡くなりました。

『家に帰りたい』と言って、帰ることは一度も叶わなかったこと。最後は母を始め、家族に見守られながら亡くなっても、入院中、面会時間が終われば、祖母も帰ってしまうこと。

本当に、祖父の無念さを思うと、孤独な入院生活だったとも思います。

私の母方の家は、元々母方の曽祖父がお坊さんでした。法事などもよくお坊さんとして行っていましたし、母も曽祖父を考え方とか、信念が立派だと子どもながらに思い、とても信仰深い大人になっていきました。

私の祖父は、門徒総代をしたりと、曽祖父が亡くなっても、お寺の方と近い関係性にありました。

今の住職の方は、元々お寺の息子さんではありません。よそから来た他人の方です。

お寺というものは、継がないとお寺を出ていかないといけないと言います。

今の住職の前の方も良いお坊さんでしたが、その奥さんが、夕食にうどんを作ろうとして、かまぼこがないと分かって、自転車で買い物に行った時に、踏切事故に遭って、亡くなりました。

その後、お寺を継ぐ人が居なかったので、今の住職の方が来たそうです。

私の祖父と、今の住職の方は、深い縁がありました。

祖父が亡くなる前、母方の叔父さんが、『姉さん、お父さんがいつ体調が急変しても、おかしくない状態。早く来ないと、二度と会えなくなるよ!』と、電話がかかって来ました。

どれだけ急いでも、県外の祖父のいる病院まで、1時間かかります。「お父さん、待っててー」。

その願いは通じ、母は祖父に会えて、祖父はみんなに『ありがとう、ありがとう』と言って、母が来た1時間後に亡くなりました。

母は今でも、「きっと、お父さんは、私が来るのも待っていたんだと思う」と言います。

お葬式の日、寺で行われました。

今の住職の方は、話が上手で、かつ面白い人で、ちょっとした豆知識もタメになりますし、住職としての勉強がてらに京都に旅行に行くなど、活動的な人です。

前から私は、「話が聞きやすくて、勉強にもなるし、良い話ばかりだな」と思っていました。ですが、この日は様子が違いました。

その住職の方は、『○さんには、とてもお世話になりました…凄く寂しい気持ちです…』と、故人である祖父を偲んで、人目をはばからず、大粒の涙をこぼしていました。

住職であることで、多くの死と対面してきたと思います。

その人は、祖父のことを思って、涙を流し続けた。

あの光景を観たのは、本当に初めてで、そこで祖父がいかに慕われていたのかを感じ取ることができました。

祖父は入院生活で、とても孤独だったと思いますが、最後はみんなから思われて、幸せだったと思います。

心が壊れている女性

noteでも書いています。よければ読んでください。

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、高眼圧症、脂漏性皮膚炎、右手人差し指に汗疱、軽く両膝の軟骨すり減り、軽度に近いすべり症、坐骨神経痛などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。