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こんにちは、翼祈(たすき)です。
私は2024年に「コミュニティフリッジ(公共の冷蔵庫)」という記事をAKARIにて書きました。
詳細は下のリンクを読んで頂きたいのですが、簡単に説明すると、
時間や人目を気にしなくても、皆さんの都合が良い時に助け合いの精神で提供をした個人、商店・企業などから預かった食料品などを、各地域に設置された冷蔵庫や冷凍庫で受け取れるサービスとなっています。↓
この記事を書いて、「コミュニティフリッジ(公共の冷蔵庫)」が今の日本には必要だと感じていました。
今普段はキッチンカーで、災害時は被災地で食事支援をする車に変わる、『FOOBOUR(フーバー)』というものがあることをご存知ですか?
キッチンカーを使い、平時にはひとり親世帯に日用品や食料品を配布する「コミュニティフリッジ(公共の冷蔵庫)」として活かし、災害発生時には被災地に赴いて現地で、被災者に食事の提供などもするプロジェクト『FOOBOUR(フーバー)』が、数年前から始動しました。
今回は、『FOOBOUR(フーバー)』にはどんなものが備え付けられていて、どうやって食べ物を受け取れるか?などを紹介します。
『FOOBOUR(フーバー)』の名前の由来は?どうやって食べ物を受け取れますか?
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画像・引用元:FOOBOUR
動画・引用元:PBV ピースボート災害支援センター FOOBOUR(フーバー)を紹介します!(2024年10月11日公開)フーバーとは、支援を必要とする人たちにとって、「food(食べ物)」を手に入れる「harbour(港)」となるようにと考えた造語だ。
荷室のコンテナ内部は長さ303センチ、幅165センチ、高さ192センチ。冷蔵庫や冷凍庫、調理台、エアコンなどを備えている。スマホのアプリを使って出入り口のロックを開閉したり、バーコードで在庫物資の管理をしたりすることで、無人で24時間運用できる。
2025年3月内に、厚生労働省は、キッチンカーへのある見解を示しました
厚生労働省は、災害時にキッチンカーがスムーズに炊き出しを行える様に、「避難所で食事を提供する必然性が高く、事業者が利益を追求していない時には、営業許可を申請する必要はない」との見解を各自治体に通知する方針を固めました。
被災地にある自治体での営業許可を持っていないキッチンカーがやってきた時に、自治体が受け入れを迷う事案が発生するので、ボランティアだと許可を取ることが必要ないことをハッキリさせます。
また、食中毒への予防観点からも、キッチンカーの活動実態を把握できる様に、各自治体に求めています。
参照元:読売新聞 災害時に炊き出しを行うキッチンカーの「営業許可」は不要です…厚労省が自治体に通知へ(2025年3月26日公開)
災害が発生すると、衛生環境が悪くなります。
トイレは水が流れないことで、汚物が溜まり、人がそれを観て、食べ物を食べたりせず、トイレに行かないために、飲み物も余り口にしなくなります。
人は食べ物などを食べないとどんどん体調が悪くなってしまいます。でも、それを我慢してしまう。
災害が発生したばかりの頃は支給される食べ物も乏しく、衛生環境が悪いことで、感染症なども流行します。
冷たい体育館などの床で雑魚寝したりします。
食べ物を食べないことで弱った身体は、低体温症を引き起こし、そのこともあって、感染症にもかかりやすくなります。
トイレを我慢することも、血管に血栓が溜まり、呼吸困難や突然死するリスクも高まります。
現に能登半島地震では、少し落ち着いた後の一斉の健康診断で、血栓ができた人が増加したというデータも示されていました。
災害はそれ以外でも、生活不活発病だったり、認知症が悪化する素因も、潜んでいます。
能登半島地震の時、全国からキッチンカーなどの炊き出しが連日行われました。
その時は1月。寒空で心身冷え切った身体に、温かい食べ物が提供されるだけでも、涙が出るほど、嬉しかったことでしょう。
『FOOBOUR(フーバー)』はまだ全国的に観ると、置いてあるところは少ないかもしれません。
それでも、『FOOBOUR(フーバー)』があることで、キッチンカーだったり、災害支援だったり、過疎化が進む場所で、買い物に行けない、買い物弱者のお年寄りが、食材などを手にできる、
スーパーではないですが、世の中と繋がっておれる手段にもなれる。
『FOOBOUR(フーバー)』はもっと日本中で必要としている人が多いと思いますし、生きているとどこで災害が起こるか分かりませんし、この『FOOBOUR(フーバー)』の存在意義が日に日に高まって来るのだろうなぁと、この記事を書いて、そう確信しました。
noteでも書いています。よければ読んでください。
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