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こんにちは、どうも、ゆたです。
私は4月ごろにあげた記事で、日本の性教育の遅れについてお話しました。
先輩ライターのsaladさんも同じような内容を取り扱っています。
日本は性教育をかなりセンシティブな題材として扱っていることが海外からも言われています。
大きな理由は2000年代初頭にあった、性教育に対するバッシングです。
それ以降、性教育は限定的なものになりました、
中学校の学習指導要領には「はどめ規定」と呼ばれる「妊娠の経過(=性交)は取り扱わないものとする」という一文があり、性教育にタブーが多い原因ともいわれています。
そういった歴史上、日本の性教育では直接的な表現がされず、授業を聞いてもイマイチよくわからないといった子どもたちの意見もあるようです。
そんな中、今の日本の性教育に対し、もっと、実践的な性教育の必要性を論じ、自ら行動する三人組の高校生がいます。
今回はそんな彼らのお話です。
『セクテル』
彼らの名前は『セクテル』。
ごく平凡な男子高校生3人が結成した性教育団体です。
海外のルーツを持つ彼らは、海外と比較したときに感じた違和感から、日本の性教育をもっとよりよりよいものにしたい、そう意気込んで活動を始めました。
彼らは学生の性教育を「自分ごと」にできるような伝え方をしており、授業をしています。
他人事だと思って聞き流してしまう現在の性教育に対し、ワークショップや授業、インスタグラム上で情報発信をしてできる限り、リアルな情報を発信して、学生や子どもたちが興味をもって「自分ごと」と感じてもらえるよう活動を続けています!
彼らは精力的に活動を続けていて、イベント登壇、対談、ラジオなど活動の幅は広く、今後も日本の性教育を変えるべく、活動を続けていくようです。
参考:セクテル 公式
痴漢防止『チカキー』
日本ではコロナの影響で一時的に痴漢件数が減っていますが、今後、増えていくことが予想されています。
痴漢は今まで、女性が自己防衛するべきだ、という意見が散見されていました。
しかし、男性でも痴漢防止について何かできることがあるのではないか、そういう思いでプロジェクトを立ち上げました。
それはキーホルダー「チカキー」の制作です!
彼らは痴漢を起こさせないために必要なものは「痴漢行為が起きない環境を作り上げること」だと思い、痴漢に対する問題意識を高め、犯行を防ぐために、安価で取り扱い易く、社会に広まりやすい「キーホルダー」を投じて人々の意識を高めることが最も効果的だと考えたといいます。
制作されたキーホルダー「チカキー」は学校へ無償で提供されます。
お願い。
このプロジェクトを成功させるために彼らはクラウドファンディングで資金調達しています。
参考:「男女ともに貢献できる」ちかん防止キーホルダー【チカキー】を高校生に届けたい!
100人以上の支援者が集まり、大変な盛り上がりを見せています!
ですが、もう一歩、目標まで到達していないので、もし、興味がある方は覗いてみてください。
また、チカキーのデザインやそれに込められた思いなども詳しく載っています。
是非、一度、サイトを覗いてみてくださいね!
終わりに。
高校生という立場で学生たちに向け性教育の授業を行うことで授業を聞いた学生たちも受け入れやすくなる効果があるといいます。
穴埋めのプリントだけの授業ではやはり、性教育として十分ではありません。
また、性教育をタブー視すればするほど、性に対して、良くない感情を抱いてしまう子どもたちも増えていくのではないかと私は思います。
彼ら『セクテル』の活動は日本の性教育を変えていくうえでもとても重要な視点であり、皆がタブー視せず、堂々と性教育を行えるような社会であってほしいなと思いました。
今回はここまで。また次回の記事でお会いしましょう!
noteもしていますので、良ければ遊びに来てくださいね♨
まとめ記事もあります、お時間がある方は是非!
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