この記事は約 5 分で読むことができます。
今日は、翼祈(たすき)です。
床ずれは医学的には褥瘡(じょくそう)と言われていて、車椅子や寝具などと長い時間接触することで皮膚やその下の組織がダメージを受けてできる傷のことを指します。
厚生労働省の調査によれば、褥瘡で治療を受けている患者は2020年には全国で約3万2000人だと推計されていますが、褥瘡の治療を受けていない人や褥瘡ができている症状に気付いていない人は含まれていないことで、実際の患者さんはさらに多いと考えられます。
10月20日は医療関係者などで構成された「日本褥瘡学会」が定義する「床ずれ予防の日」です。褥瘡は対応が遅れて悪化すると、細菌に感染して命にも関わって来る重大な事態になり兼ねないとして、「日本褥瘡学会」は早期発見と予防を発信しています。
「日本褥瘡学会」は、褥瘡の可能性がある時には看護師や医師に相談する様に呼びかけています。
「日本褥瘡学会」によれば、褥瘡は、骨が出っ張っている身体の下になる場所にできやすいとしていて、座っていても寝ていても、足から頭まで幅広い場所にできる恐れがあります。
「日本褥瘡学会」の須釜淳子理事長は、「病院だけではなく自宅で介護を受けている人も多いことから、家族にも早い段階で褥瘡を見つけてもらい、適切な治療に繋げて頂きたいです」と説明しています。
今回は褥瘡(床ずれ)の予防策などについて、説明します。
褥瘡の予防策とは?
高齢者は皮膚の再生能力が低く、一旦褥瘡になるとなかなか完治しづらく、強い痛みを伴うことが多いといいます。
大阪府吹田市にある特別養護老人ホームの看護師の女性は、「初めは小さな褥瘡でも肌の奥深くまでどんどん進行し、細菌感染して命を落とすこともあるので、どうすれば予防できるか常に気を付けています」と述べます。
この特別養護老人ホームでは入所者一人ひとりに合わせた褥瘡対策に力を入れていて、看護師、栄養士、介護士、それに理学療法士がチーム一丸になって予防に励んでいます。
まず、入所した日の入浴の時に全身をくまなく見て、床ずれの痕や皮膚の乾燥を確認するといいます。そして、体圧を測定し、寝る時の体勢を考えるといった予防策も取っています。
大阪府吹田市にある特別養護老人ホームの看護師の女性は、「介護現場では長いこと『寝たきりになったら褥瘡ができて当たり前、仕方がない』という意識があったと思いますが、褥瘡は予防できる、ゼロにできると現場の意識を変えて技術や知識を上げていきたいです」と語りました。
予防策
①「ずれ対策」
皮膚がこすれた状態だと弱い圧力でも褥瘡ができやすいことから、起き上がった時や電動ベッドを動かした時に体がずり落ちていないか注意し、滑りやすい手袋やシートを使用して介護することも対策の1つです。
②「圧迫対策」
褥瘡を予防するための予防法です。
ウレタンでできていたり、空気が入っていたりするクッションやマットレスを選択し、体圧を分散させることも有効な手段です。
③「寝たきり予防」
筋肉を維持するためには適度な運動を意識したり、十分な栄養を摂ることが重要です。
褥瘡の初期症状は、皮膚の下が硬くなったり、皮膚が赤くなったりするので、早期発見をすることも大事となります。
参考:「床ずれ予防の日」重症化で死に至ることも 予防対策は NHK NEWS WEB(2023年)
「日本褥瘡学会」は、褥瘡をテーマにした川柳を公開して、理解を浸透させたい取り組みを行なっています。
褥瘡や介護に関して自分だけで抱え込まず、苦労や悩みを共有したいからです。
入選作品の中には「伸ばしたい パジャマとシーツと 顔のシワ」とか、「床ずれも 心のずれも 予防から」というユーモラスな作品が並びます。
また「見逃すな 皮膚の小さな 赤信号」と褥瘡の注意喚起をする作品も選出されました。
私も相当予備軍。
私は最近寝落ち率が高いです。支援員さんから、「寝落ちするのは、疲れている証拠ですよ」と言われましたが、余り自覚がなくて。
ここ3週間余りの寝落ちは、20時半から21時の間に寝落ちし、2時半から4時の間に起きるというものです。私は普段眠剤を飲んで寝ていますが、寝落ちする時は眠剤を飲む前に寝ていて、眠剤を飲まないと身体が寝た気がしなくて、キツくて。
それから量を減らして、3時間位眠剤を飲んで寝ると、次の日少し眠気が残りますが、ようやく寝たという気がします。
そんな生活を続けていた、2週間目に入るときに、身体が「キツい‼︎」と悲鳴を上げて、仕事を欠勤でお休みして、その日結構長い間寝たら、ようやく体調が取り戻せました。
私は引きこもりの時期も寝てばかりでしたが、最近の寝落ちでは、引きこもりの時には感じなかった、起きた後に、身体が部分的に熱を持っている感じがずっとあって、「もしかして、余りに寝ているから、褥瘡が出来る予備軍まで来てる?」と考えたら、凄く怖かったです。
元々寝るのが好きな私ですが、この記事を書いて、私は背中だけと思っていた部分が、身体全体にどこでも褥瘡が出来ると知って、気を付けなければならないなと思いました。
noteでも書いています。よければ読んでください。
コメントを残す