冬の災害で取り入れたい防寒対策。乳幼児用のレジ袋で代用の紙おむつの作り方も紹介。 

災害 乳幼児

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

寒い冬の災害。令和6年能登半島地震の被災地では、元々雪が多い季節なことから、雪が断続的に降り続いています。

今回の地震で液状化現象が起こった地域では、家屋がまるまる持ち上げられて傾き、雪も降り続いていることから、場所によっては家屋の倒壊の恐れありということで、この寒い時期に自宅を離れ、別の場所への避難する様に呼びかけられているところもあります。

この記事で紹介したいのが、冬の災害発生時に、取り入れたい防寒対策と乳幼児と避難する時にしたいレジ袋代用の紙おもつの作り方のことです。

能登地方では厳しい冷え込みが依然続く中で、体温の低下により体調の悪化に結び付くことが危惧されています。阪神・淡路大震災での被災した経験から、防災のお役に立つ情報を発信する防災ガイドの「あんどうりす」さんに、避難生活で重要な防寒対策と、乳幼児を連れての冬の避難で重要なことを質問しました。

今回は冬の災害での防寒対策と、乳幼児への対応の仕方を発信します。

乳幼児を連れた避難で、できる防寒対策とは?

あんどうさんによれば、防寒対策には衣服と身体の間や、身体と床の間などに「動かない空気の層」を生み出すことが鍵だといいます。

断熱材を敷いているかの様な、温かい役割を果たしてくれる「動かない空気の層」の作り方は、

「動かない空気の層」の作り方

最初に、簡単に行えることはポリ袋、ラップや新聞紙を丸めたものに空気を入れたものなどを服の中に詰めることです。

また、衣服を重ね着することで服の間に「動かない空気の層」を生み出せます。

体育館の床などは断熱性が乏しいものがほとんどで、床に座っているだけでも身体の熱が奪われてしまうことから、床からの冷気を遮断することも大事となります。

保育園などに置いてある子ども用のプレイマットや、段ボールなどは断熱効果が非常に高く、床に敷くと冷気を妨げる役割を担います。

特に冷え込みが厳しい冬の夜はなかなか眠れない人には、段ボールに頭を敷くだけでも暖かさを感じられます。

この「段ボールかまくら」は大きいもので身体を覆うことでも保温効果が向上します。ダウンジャケットを身に着けている人は、羽毛の暖かさを活かすと保温効果が向上します。

羽毛は暖かさを感じると膨んで、広がった羽毛の間に空気が入って「動かない空気の層」を生み出す構造をしています。

そのため、なるべく体温で羽毛を温めることが重要です。

また、カイロをポケットに入れたり、ダウンジャケットを振って空気を入れたりすると、羽毛を膨らませたりすることも効果的な手段です。

▽レジ袋での紙おむつの作り方

乳幼児の紙おむつがない時には、布とレジ袋で応急的に代用する手段もあります。

レジ袋の紙おむつの作り方

最初に、レジ袋の両脇と持ち手の上を切り、アルファベットの「H」の形状に開きます。このレジ袋の上に布を敷いて持ち手を結ぶと、紙おむつの代用として使用できます。

透明なポリ袋を使用する時は底を2ヵ所、ポリ袋の角を斜めに切って足を入れる穴を作って、ポリ袋の中に布を入れて下着みたいに履かせるやり方もあります。

また、紙おむつが1つでも在庫がある時には、吸収剤を外して内側に布を敷いて、汚れた布だけを交換して繰り返し使う手段もあります。

参考:寒さ対策・乳幼児連れた避難で重要なことは 防災ガイドに聞く NHK NEWS WEB(2024年)

あんどうさんは、「災害が発生した時にいつもと違うことをするのは赤ちゃんにも、ご両親にも心理的負担がとても大きいと言えます。本来ですと安全な場所で避難生活を過ごすことが大事ですが、それが無理な状況が継続していると思うのでなるだけ『普段通り』ができる様な、周囲の人にサポートして頂いたり、助けを求めたりしても大丈夫ですと知って頂きたいです」と説明しました。

災害弱者に向けて、

今取り組まれていることは、障害を抱えている人や、乳幼児をお連れの方、高齢者など介助が必要な人とその家族が主な対象で、ホテルなどに避難する「二次避難」の受け入れ先が決まるまでの短期間、滞在する場所、【1.5次避難所】です。

【1.5次避難所】には、様々な災害時に弱い立場の人たちが避難し、避難していた人たちは、通常の避難所では口にできない温かい食べ物やお風呂、1番感動するのが断水があった地域にお住まいの方は、水が出ることだそうです。

高齢者施設でも、施設が損傷して機能しなくなったことで、【1.5次避難所】に職員ごと全員移る施設も出て来ていますし、これだけ広範囲の災害だと、今後も【1.5次避難所】のニーズが増えることでしょう。

避難所はとても寒いと聞いています。私も学生の時、学校の体育館の集会で座った時に、床のヒヤリとする冷たさが、身体の芯まで来たくらい冷たかったのを今でも覚えています。

この記事では乳幼児のいらっしゃる方へと、低体温症の記事にも通じる防寒対策を紹介させて頂きました。長引く避難生活で、お疲れの方も多いと思います。

体調が少しでも優れないと感じたら、我慢せず、お近くの医療従事者の方に相談して欲しいなと思います。あなたの身体の変化は、あなた自身にしか分からないかもしれませんし、異変を感じたら、サインを発信して欲しいです。

noteでも書いています。よければ読んでください。

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、脂漏性皮膚炎などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も2交代制で担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。