季節外れの大雨!災害時、障がい者はどう行動すれば良い?

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こんにちは、金次郎です。

 未だ秋雨の季節でも無いのに、8月11日(水)から降り続く大雨(秋雨と言う様なしとしと降りでは無いです)。
 勤務する福岡県久留米市にある作業所も、12日(木)は昼前に気象庁から「災害警戒レベル4」が発令された事により、午前中で作業を中断し通勤している作業員を全員帰宅させました。
 お隣の佐賀県嬉野市では、3日間で降水量が1000ミリを越え、8月1ヵ月の平年降水量の4倍超の雨が降っており、一般家屋だけでなく総合病院まで床上浸水するなどの被害が出ています。
 しかしこの大雨は、今週になっても降り続いており、家具の後片付けや濡れて使えなくなった医療機器などを撤去している方たちは「やれやれいつまで続くのか、この雨は?」と言う顔をしながら作業しています。

4年ぶりに止まった、福岡の大手私鉄

 テレビやインターネットの交通情報を見ていると、大雨によって九州内のJRは、続々と各線が「運転見合わせ」となっており、せっかくのお盆休みなのにどこにも行けない状態でした。
 それは、滅多に止まらない福岡県の大手私鉄の西日本鉄道(通称:西鉄)までが、14日(土)は始発から「全線運転見合わせ」になってしまうほどでした。
 これは、4年前の「九州北部豪雨」以来の出来事です。
 4日降り続いた大雨が15日(日)には、小康状態になりましたので、母が「このすきに、スーパーに買い出しに行こう」と言うので、荷物持ちとしてついて行きましたが、行く途中に西鉄の線路沿いの歩道を歩いていると、線路の状態を確かめる為か、「試運転」と表示している電車が超微速で走行していました。
 スーパーに着いてみると、大雨が続いているので商品を配送するトラックが動けないせいか商品が品薄になっており、特にお弁当コーナーでは「大雨の影響で、お弁当が届いておりません」と貼り紙がしてあり、買い物客は皆さん「代わりに何を食べようか?」と迷っている様子でした

スポーツ界も大混乱 

 大雨は、色々なスポーツの試合にも影響を与えています。
 サッカーでは、14日(土)のJリーグの試合が5試合大雨の為に中止になりましたし、プロ野球もドーム球場以外の所で試合する予定だったところは中止になりました。
 さらに、夏の高校野球が雨で3日連続で試合が出来ないと言う事態になりましたが、これは46年ぶりの事だそうです。
 夏休み中に大会を終わらせなければいけないと言う事で、日程を調整したり、高校野球なのにナイターで試合をやったりと選手も大会関係者も大わらわで試合をしています。
 この記事の構成を考えていた17日(火)も雨の為に、第1試合を7回時点の得点差でゴールド試合として中断し残りの試合は中止しましたし、翌18日(水)は第2試合に福岡県代表が試合をする予定でしたが、全試合中止になりました。

追記:記事の下書きを書いている19日(木)も、第1試合の5回表で雨の為に、試合を中断して
   います。

再びの大雨予報

 テレビの天気予報やネットの天気予報など色々見ていますが、11日(水)から降り続いているこの大雨については、19日(木)までは警戒が必要と言っています(18日時点福岡県の私が住んでいる自治体は小康状態ですが「大雨警報」は出たままで、19日にやっと「大雨注意報」に変わりました)。
 Yahoo天気予報を見てみると、住んでいる自治体は23日(月)まで傘マークがついています。
 情報媒体によって降り方の強弱や予報が違うのは、天気と言う自然が相手だからでして、これだけ科学が発展し予報精度が向上しても「100%絶対この予報が正解」と言えないからです

災害時、障がい者はどう行動すれば良い?

 私や両親の携帯電話には、役所から次々と「避難指示」のメールが来ていますが、母と一緒にメールに書いて有る避難所を見ながら「電車も動いていない時は、車持って無い人はどうやって避難所まで行けと言うのだろうね?」と言いあっていました(役所が指定する避難所は、最寄駅から1駅乗った場所にあるからです)。
 私の場合、難聴で両耳に電子機器の補聴器を着けていますので、避難の時も頭部だけは絶対に濡らせません(濡らしてしまうと回路が錆びて補聴器が壊れてしまいます)。
 また、足に障がいが有り車イスに乗っている方は、避難所に行くには車イスごと乗れる「介護タクシー」を呼ばなければいけません。
 障がい者が避難所に避難する時の持ち物として、私の場合は補聴器の予備電池を持って行かなければなりませんし、病気等で通院されている方は処方されている薬や、それを示す「おくすり手帳」も持って行かなければいけません。
 また「障害者手帳」を交付されている方は「私は、この様な障がいを持っていますので配慮をお願いします」と言う証明になりますので、是非持って行きましょう。
 障がい者は健常者の様に「体一つで避難」と言うわけには行かず、色々と持って行くものがありますので、早めの行動(用意)が大切です。
 ただ、今現在に至るまで私は「避難所に避難した」と言う経験が無いので、障がいを持っている人にどの様な配慮をしてくれるのかは不明です

 こちらは、災害時に障がい者がどの様に行動し、何を持って避難すれば良いかを障がい別に紹介しているサイトです。
・災害時、障がい者のためのサイト (NHK)
 http://www6.nhk.or.jp/heart-net/special/saigai/index.html

 また、こちらは私がTANOSHIKAに入所する前に、日本の避難所について書かれた記事です。

災害避難所の国際基準「スフィア基準」日本の避難所は大丈夫?

終わりに

 今回の大雨は「線状降水帯」と言うのが発生しており、これによって雨雲が次々と発生し、発達しながら、風に乗って、同じような場所に流れ込んでいるからです。
 現在日本列島には、北からの高気圧と南からの高気圧に挟まれる様に前線が同じ場所に停滞していますので、同じ場所で長時間雨が降りやすい状態が続いています。
 テレビニュースを見ていると「今後も、また特別警報を出す可能性がある」と言っており、まだまだ油断はできないです。

参考元

・九州 8月平年の4倍超の大雨 17日にかけてふたたび大雨のおそれ                                                        (tenki.jp)
https://tenki.jp/forecaster/kumiko_yamaguchi/2021/08/16/13702.html

・続く大雨 線状降水帯発生の可能性も 自ら避難行動も
                                                       (tenki.jp)
https://tenki.jp/forecaster/r_tokuda/2021/08/16/13707.html

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