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皆さんこんにちは。Pinkです。
今回は、Forbes JAPANで知った興味深い記事、ノルウェー発「アスペルガー」だけのITコンサル企業「Unicus(ウニカス)」の紹介したいと思います。
まずその前に、日本での「障害者雇用」について書いているので、よろしくお願い致します。
障害者雇用とは
「障害者雇用」とはどのようなものなのか。ネットで調べてみると次のように書いてありました。
事業主や自治体などが、障害のある人だけの特別な雇用枠「障害者雇用枠」で障害のある人を雇用することです。
障害のある人が障害のない人と同様に就職しようとしても、不利になってしまう場合があります。そこで、障害のある人が働く機会を得やすくするために設けられているのが障害者雇用枠です。
障害者雇用の対象となるのは原則として、障害者手帳を持っている人です。従来は身体障害のある人と知的障害のある人に限られていましたが、2018年より精神疾患のある人も対象に加わりました。
この他にも「特例子会社」といって「障害者の雇用の促進及び安定を図るため、事業主が障害者の雇用に特別の配 慮をした子会社」で、厚生労働大臣から認定を受けた会社もあります。
実際私もも「障害者雇用」で就職活動していたのですが、難しく就職までには至りませんでした。
ノルウェー発「アスペルガー」だけのITコンサル企業
ノルウェーに、アスペルガー(高機能自閉スペクトラム症)の人達だけを派遣する、ITコンサルティング会社があるそうです。
社名は「Unicus(ウニカス)」と言って、ラテン語で「唯一の」「ユニークな」という意味になります。
創業者でCEOは、アスペルガー症候群:ASD(高機能自閉スペクトラム症)が個人によりその特徴は異なるということ、またその特徴を把握し、働きやすい環境を提供することを最も大事にしていると話しています。
① 光に敏感な人には、窓に遮光する
② 視覚が敏感な人には、壁際の席を用意する
③ 聴覚が敏感な人には入り口やコーヒー・マシンの近くの席は避ける
④ 職場仲間でのランチは苦手な人が多いので、そこもライアントには含んでおく
またコロナ禍では、家からリモートワークできるケースも増え、かなりの環境改善につながったそうです。
「Unicus(ウニカス)」は現在、ノルウェーだけではなく、スウェーデン・フィンランド・オランダに展開しており、社員は約160人、うち高機能自閉スペクトラム症のITコンサルタントが140人おり、高度なデータサイエンス、ソフトウェア開発、テストなどのサービスを提供しているとのことです。
クライアントには大手テレコムのテレノールのほか、ノルウェー最大の銀行DNB、石油エネルギー企業エクイノールなどがあります。
参考サイト:ノルウェー発「アスペルガー」だけのITコンサル企業のユニークな経営戦略
まとめ
このように、一つの障害に特化した会社というのは珍しいと思いますが、アスペルガー:ASD(高機能自閉スペクトラム症)の強みや得意なことを活かせる会社があるというのは素晴らしいことだと思います。
これからも、個々の強みや得意なことを活かせる会社や、「特例子会社」が増え、「障害者雇用」に繋がることを期待しています。
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