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こんにちは、翼祈(たすき)です。
今年の夏も暑さが厳しいですね。少しでも暑さを和らげたいと、近年は多くの方が、この猛暑対策で「携帯扇風機」を使い始めています。
ですが、手軽にできる暑さ対策として人気を博している携帯扇風機が破裂したり、発火する事故が発生しているのをご存知ですか?
携帯扇風機はここ数年、急激に普及し、手持ちタイプや首掛けタイプなど色んなアイテムが販売されています。
携帯扇風機の主な事故原因は、製品に内蔵されているリチウムイオン電池の破損です。過充電で劣化したり、落下させて衝撃を与えたりすると、電子回路がショートして異常発熱や発火に至ります。
製品事故を調べる独立行政法人「製品評価技術基盤機構(NITE)」は、携帯扇風機が使用中に「パーン!!」と音を立てながら破裂していく様子を再現した実験動画を公式ホームページで公開し、注意喚起しています。
NITEによりますと、携帯扇風機の発火などの事故は2022年度までの5年間に全国で少なく見積もっても45件は、発生しています。
今年も猛暑が続く中、NITEは「発煙や発火などの異変を感じたら使うことを止めて下さい」と注意を呼びかけています。
今回は携帯扇風機で、気を付けたい対策について、お話します。
どうして、携帯扇風機の事故が発生するのか?、その原因
「息子に怪我がなくて本当に良かったです」。東京都江東区に住む女性は2023年7月上旬、小学5年生の息子さんの顔に風を当てようと手持ちの携帯扇風機を近付けると、突然、白煙と火花が上がり、すぐさま電源を切りました。
2022年夏に携帯扇風機は、外遊びが好きな息子さんに少しでも涼んで欲しくて、通販でおよそ2000円で購入しました。息子さんが誤って何度か地面に落下させたり、物にぶつけたことはありましたが、これまでに異常な動作はなく、今年の夏も使い始めたばかりでした。
女性は「リチウムイオン電池の損傷で携帯扇風機が発火することがあると聞き、急いで処分しました。今年猛暑なので、新しい携帯扇風機を購入します。取り扱いには注意したいと思います」と言いました。
2020年夏には、通販で購入した携帯扇風機を使用していた兵庫県に住む50歳代の男性が、発火して軽いやけどを負ったケースなど、怪我人も出ています。
NITEは、携帯扇風機の使用時の注意点として、
①携帯扇風機に落下などで衝撃を加えないこと
②充電する時は周りに可燃物を置かないこと
③異常が出た場合は使用しないこと
―を挙げています。
国民生活センターによりますと、安価で購入した輸入品の中には粗悪なリチウムイオン電池を使用した不良品もある以外にも、販売業者の連絡先の記載がなく、事故が発生した時に問い合わせ先の電話が繋がらないケースがあります。
国民生活センターは、安全性の基準を満たしていることを表している「PSEマーク」が付いている携帯扇風機や、メーカーの純正品を選択して購入することを推奨しています。
参考:携帯扇風機「落とさないで」、5年で事故45件…衝撃や過充電で発火・破裂の危険 読売新聞(2023年)
携帯扇風機の事故防止に励むメーカーもあって、宮城県仙台市にある[アイリスオーヤマ]は、携帯扇風機が急激に高温となった時には、強制的に電流を遮断する仕組みを採用しています。[アイリスオーヤマ]広報室の室長の男性は「夏本番となりますが、安全に携帯扇風機を使用して頂きたいです」と説明しています。
その他注意点
レジャーなどで水没したり、砂浜や車のダッシュボード上など、直射日光が当たり高温となる場所に長い時間放置したままだと、携帯扇風機に内蔵されているリチウムイオン電池のバッテリーが破損したり、電池制御機能が正常に機能しなくなるなどの異常事態も発生する恐れがあります。使う時はこうした状況に陥らない様に注意を払う必要があります。
使っている時やバッグなどから取り出す時に誤って落下させ、強い衝撃が加わることでリチウムイオン電池のバッテリーが変形し、内部でショートを引き起こすケースもあります。そのまま使い続けると発火や煙が吹き出したり、最悪破裂してしまう可能性があることから、強い衝撃を与えてしまった場合は使用を止めて、製造・輸入業者などにお問い合わせをすることが推奨されています。
また、リチウムイオン電池のバッテリーを搭載しているアイテムは、一般家庭ごみと一緒に捨てることは禁止されています。リチウムイオン電池のバッテリーを搭載した携帯扇風機が一般家庭ごみとして破棄されると、ごみ収集車で圧縮され、火災に繋がる危険性もあります。破棄をする時は分別方法についてお住まいの自治体の指示に従って下さい。
万が一、発煙・発火などで対処が難しいと判断した時には、速やかに避難すると同時に19番通報する様に呼びかけてされています。
参考:「携帯用扇風機」に爆発のリスク。落としたら使わないなど注意喚起 Impress Watch(2022年)
私と携帯扇風機。
私は何年か前に携帯扇風機を買いました。ですがこの当時はスマホではありませんでした。なのでスマホからではなく、パソコンから充電していましたが、パソコンの使用中にしか充電できず、どこまで充電して良いかよく分からず、外で携帯扇風機を使ったことはありません。
同じく別の年に首からかける携帯扇風機を買いました。この携帯扇風機は、前年に、次に流行るトレンドに選ばれていたみたいです。ですが、この当時は大きく、充電の仕方も分からず、やはり手に持つタイプと同じ、お蔵入り。
私は会社のデザイナーさんが持っている首を冷やすイヤホンみたいな冷却のアイテムと、以前から知っている風を送り込むジャケットを着ていて、涼しそうに感じています。
この記事を書いて、こんなにも携帯扇風機での事故が起こっていることに気が付きました。やはり落下というのは、良くないんだなと改めて感じた記事でした。
noteでも書いています。よければ読んでください。
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