「『DOG(ドッグ)明日へのカルテ』-実話をもとにしたイタリア発の医療ドラマ」

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皆さんこんにちは。Pinkです。私は以前から医療ドラマが好きで、海外ドラマもよく観るのですが、イタリアのドラマを観るのは初めてです。

今回は、「DOC(ドック) あすへのカルテ」について紹介したいと思います。

ドラマのあらすじ

ミラノ「アンブロシアーノ総合病院」内科医長アンドレア・ファンティは誰もが認める優秀な医師ですが、患者にも同僚にも厳しく接し疎まれつつ、多忙な日々を送っていました。

そんなある日、医療ミスで息子が亡くなったと信じる男性に銃で頭を撃たれ一命をとりとめ意識を取り戻したものの、過去12年間の記憶を失ってしまいます。

友人で精神神経科医のエンリコは記憶を取り戻させるため、アンドレアを長年勤務していた内科に入院させ、アンドレアの恋人の内科医ジュリアは担当医に名乗りを上げます。

医師として、一人の人間としてアンドレアは人生を再生することができるのか…。

本作はイタリアの医師で作家のPierdante Piccioniの実話をもとにした小説に着想を得て制作されていて、イタリアでは過去13年間に放送されたテレビシリーズの中でNo.1の視聴数を獲得しているとのことです。

参考サイト:新番組 海外ドラマ イタリア制作『DOC(ドック) あすへのカルテ …

ダウン症(ダウン症候群)について

医長ではなくなったアンドレアは、研修医のアシスタント「ドクター未満のDOC(ドック)」として働くことになるのですが、患者のちょっとした仕草や症状の変化を見つけ出し、病名を突き止め、患者たちの苦しみを救います。

今まで見た中で、特に印象に残っているのは「ダウン症」のスザンナの話です。

急に倒れて入院するのですが、検査を重ねても原因は見つかりません。

ここで「ダウン症」について少し触れたいと思います。

ダウン症候群(ダウン症)の特徴

ダウン症候群の出生頻度は1,000人に約1人の割合です。日本では1年間に約1,100人生まれていると言われています。

ダウン症候群は心臓や呼吸器、目、耳、鼻など合併症を持つことが多い傾向にあります。平均寿命も短いとされていましたが、医学の進歩とともに治療や健康管理が充実し、平均寿命も延びてきています。

また、ダウン症候群児の発達は、運動、知能、ことば、社会性など全般においてゆっくりではありますが、一人ひとりのお子さまを理解しながら丁寧に対応をすることによって、お子さまの能力を引き出すことができます。最近では大学や専門学校で勉学に励む人も増えています。

最近は、障害があるお子さまへの早期療育をおこなう例が増えてきています。早期から介入し、子どもに合った環境の中で学ぶことで、今後必要となるスキルを早い段階から身につけることができます。

引用サイト:ダウン症とは?症状・特徴や子供との接し方・行動リスト


彼女は「アンブロシアーノ総合病院」の医師ロレンツォの双子の妹でした。携帯電話を2台持っていることを知ったアンドレアは、何か隠し事があると推察し、真実を話すようスザンナを説得するのですが…。

ロレンツォは「妹のことは自分がよく分かっている、隠し事なんてありえない」と皆の意見を聞き入れません。また、「妹は自分がいないと何も出来ない」と思っています。

この時私は、以前何度か会ったことのある「ダウン症」の男の子を思い出しました。初めはどのように接したらいいのか分からなかったのですが、自分の方から色々話しかけてくれて、とても穏やかで笑顔が可愛い子でした。

「何も出来ない」と周りがそう思っているだけで、本当は違うのではないでしょうか。

ドラマを通して思うこと

ドラマの中で、子供の頃アンドレアに助けられた内科研修医のリッカルドが出てくるのですが、彼は義足であることを周りの仲間に黙っています。

恥ずかしいという気持ちではなく、知られることで今までの関係性が崩れることが怖いと思っているからです。

患者もですが、医療に携わる人も悩みを抱え苦しんでいます。

軽い外傷であれば手当をして貰えば治りますが、手術をするような重い外傷だったら、リッカルドのように義足ということもありえます。

私はこのドラマを見て、「病気」について深く考えさせられました。いつ自分が当事者になるのか分からないからです。

実話をもとに着想を得て制作されただけあって、とても見応えがあると思います。興味を持った人は、ぜひ観て下さい。また、「DOC(ドック)あすへのカルテシーズン2」が9月ごろにNHKで放送予定となっています。

ドラマを観た人のレビュー

2023/01/10 12:20
DOC(ドック)あすへのカルテ(2020年製作のドラマ)
 
4.2
医療系海外ドラマ。

面白い。

設定も絶妙だし人間関係もしっかり複雑
次が楽しみ
本当にこんな症例があるかはわからないが頭を打たれても生きてる人はたくさんいる。

自分が20歳の時、30歳の時、現在
立場も考え方も変わっても根本的な人間性は変わらないのだと思う。
あとはその時の環境
 
2022/12/26 10:04
DOC(ドック)あすへのカルテ(2020年製作のドラマ)

4.2
日本でも医療関係のドラマが多いが、これはイタリアの医療ドラマだが、主人公がピストルで打たれて12年間の記憶がなくなってしまう。現在と過去の人間関係が、ドラマが進むたびに明らかになっていく・・、とにかく設定がユニークで、イタリアの日常生活も知ることができ、毎週の放送が楽しみである。
 
 
 
 


noteでも記事を書いているので、よかったら読んでみて下さい!

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