待機児童解消の為に、【詰め込み学童】が横行。国が行わなければならない対策は? 

詰め込み学童

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

共働き世帯の多い現代。そんな時に助かるのが学童ですが、今学童が【詰め込み学童】と、多くの子ども達が狭い部屋に密集して、親御さんが迎えに来るのを待っている、社会問題をご存知ですか?

共働き家庭が増えたことで、学童保育のユーザー数も右肩上がりで増加しています。厚生労働省によりますと、2022年5月1日時点で、139万2158人超います。待機児童の数は1万5180人で、過去8年間まで遡っても1度も、1万人以下になっていません。

学童の施設不足と同時にハードルなのが、お子さんの相手をする支援員を募集することです。全国学童保育連絡協議会(全国連協)の実態調査では、週20時間以上働く支援員の中で、6割が年収200万円未満です。支援員の確保には、保育士と同じく、支援員の処遇改善が大きな課題です。

厚生労働省は待機児童を解消すべく、2019年度からの2024年度までの5年間で学童の受け皿を30万人分拡充する計画を進めていますが、2022年5月時点で達成率は5割程度にしか過ぎません。

今回は【詰め込み学童】に生じている問題について、浮き彫りにします。

待機児童解消のために、劣悪な【詰め込み学童】が、社会問題に。

画像引用・参考:1教室に120人「まるで鳥小屋」詰め込み学童 待機児童が解消した裏で「劣悪な環境」に 東京すくすく(2023年)

子ども達の小学校入学を迎える準備をしている最中、仕事をする親御さんの悩みは放課後のお子さんの預け先です。多くのお子さんが使う学童保育では、定員が溢れても親御さんが子ども達を受け入れる【詰め込み学童】が社会問題となっています。「子ども達が劣悪な環境に置かれている」との訴えが届き、待機児童対策の裏で発生する子育ての現実が露わになりました。

全国連協の2022年度調査によりますと、「40人」の基準を超過して、学童に受け入れた【詰め込み学童】の数は日本各地でおよそ1万2000クラス、全体の36.3%を独占しました。

表面上は待機児童が解消していたとしても、学童に受け皿が十分にない環境では子ども達が詰め込まれるだけに過ぎません。全国連協・事務局次長の女性は「【詰め込み学童】は、怪我や事故が増加し、ちょっとしたことで喧嘩してしまい子ども達への心の負担は大きいものです」と危惧しています。

学童施設を見学したことのあった神奈川県川崎市に住む女性Aさんは「子ども達が両手を広げられないほど密集し、さも鳥小屋の様でした」と振り返ります。小2の長男を学童に預けている東京都練馬区に住む女性Bさんは「学童で事故が発生するのではないかと不安がよぎりますが、仕事をするためには学童に預けざるを得ません」と吐露します。

岸田政権が掲げる「異次元の少子化対策」においては、学童を併せた保育サービスの拡充も表明しています。共働きで子ども達を学童に預けている東京都大田区に住む男性は、「子ども達を安心して学童が通える場所だからこそ、子ども達を産み育てようと思えます。子育て環境を整えていなければ、少子化対策は前進しないと思います」と語ります。

参考:「まるで鳥小屋」学童保育 定員超えの詰め込みが横行 こんな事態はなぜ起きる?<ニュースあなた発> 東京新聞(2023年)

学童保育においては、学校の空き教室や児童館などを活用し、各都道府県の自治体や保育系企業などが携わり、親御さん自らが学童を運営するところもあるそうです。

全国連協の事務局次長の女性は「世間の関心は待機児童解消に集中しがちですが、そのことで【詰め込み学童】になれば本末転倒です。学童で働く支援員の処遇改善も最重要課題です。適正な人数が集まり、子ども達が安心して学童に来れる受け皿を整えて頂きたい」と警鐘を鳴らします。

学童には行ってました。

両親が共働きだったので、通っていた小学校の学童に行ってました。

学童に預けられている子と遊んだり、本を読んだりしていました。壁にはフェルトで作ったカレンダーが飾ってありました。この時からフェルトのカレンダーが好きでした。

私が小学生の時は校門の前で、無料で観れる子ども向けの映画の上映会の招待券を配っていて、それで確か学童で映画を観に行きました。観に行った映画はとても恐ろしく、耳や目を手で押さえて、顔は下向きにして、終わるのをただひたすら待ちました。

私が通っていた学童はプレハブで、そこまで人はいなかった気がします。今は【詰め込み学童】とか、そういう問題もあるのですね。知らなかったです。

国は異次元の子育て政策をしようとしていますが、こういう所にも支援しないといけないのでは?と思いました。

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参考サイト

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、脂漏性皮膚炎などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も2交代制で担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。