「ジョン・ボン・ジョヴィ夫妻の無料食堂」

無料食堂

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皆さんこんにちは。Pinkです。今回はジョン・ボン・ジョヴィ夫妻の「無料食堂」について書きたいと思います。

日本でも「子ども食堂」という言葉を耳にするようになりました。子供やその保護者および地域住民に対し、無料または安価で栄養のある食事や温かな団欒を提供するための日本の社会活動です。

関連記事に、メンバーさんが書いた記事を挙げているので、併せて読んで頂くとより分かりやすいと思いうので、宜しくお願い致します。

また、海外での取り組み方はどのようなものでしょうか。参考に出来ればいいなと思います。

ジョン・ボン・ジョヴィとは

皆さんはジョン・ボン・ジョヴィ(以下、ジョン)を知っていますか?知らない方もいるかと思うので、紹介したいと思います。

ジョン・ボン・ジョヴィは、アメリカ出身の有名なミュージシャン・俳優で、ロックバンド「ボン・ジョヴィ」のリーダーになります。

ジョン・ボン・ジョヴィ

 

 

 

 

 

2013年ツアーより

画像引用:ジョン・ボン・ジョヴィ – Wikipedia

私がまだ20代で、現在の「福岡PayPayドーム」が「福岡ドーム」と呼ばれていた頃、「ボン・ジョヴィ」のライブに行ったことがあるのですが、一階の前列で見ることが出来、とても楽しかったことを思い出します。

Forbes JAPANで、「無料食堂」の記事を見た時は驚きました。

俳優としてのジョンは知っていたのですが、10年以上も慈善活動に情熱を注ぎ、米Forbesの「最も慈悲深いセレブ」ランキングで1位に選ばれたことは知らなかったからです。

「JBJ(ジョン・ボン・ジョヴィ)ソウルキッチン」

「ホームレス問題のマイケル・ジョーダン」ともいうべき人物、シスター・メアリー・スカリオンと出会い、ホームレス問題に目覚めたジョンは、妻のドロシア(ドロシア・ハーレイ)と、2011年にユニークなレストラン「JBJ(ジョン・ボン・ジョヴィ)ソウルキッチン」をアメリカのフィラデルフィアに開業します。

Pay it Forward」(善意をつなぐ恩送りの意味)を掲げるこの店では、お金がある人もない人も、平等に席について食事をすることができるようになっています。

スタッフのうち、有給で雇用しているのは3人で、うち1人は入口にいる女性(案内係ではなく訓練を受けたセラピスト)です。

あとの2人はメンタルヘルス協会の職員で、スタッフとして店に来てもらい、お金に困って来店した人に直接働きかけ、彼らのサポートに取り組んでいます。

コロナ禍で通常営業が出来ない時期は、店の洗い場に外部の人間を入れられず、それまでボランティアにやってもらっていた皿洗いを、ジョン自らやったそうです。その心構えには頭が下がります。

参考サイト:ロックスターから皿洗いへ ジョン・ボン・ジョヴィ夫妻の「無料 …

夫妻の思い

夫妻がやりたかったことは、食材や運営費用を寄付で賄う店ではなく、お金に困っている人は、食事代を払わなくてもいい代わりにボランティアとして店の仕事を手伝ってもらうということでした。

そして、食事代が払える人には、自分が食事をしたついでに、恩送りのかたちで他の誰かのお代をもってもらうのです。

無料で食事が出来るだけでは意味がないという考え方に、私はとても共感しました。なぜなら、以前貧困地域での海外ボランティアの活動をテレビで見ていた時に感じた、違和感の答えを見つけた気がしたからです。

ボランティア活動はとても素晴らしいことだと思いますが、活動が終わった後もそこにいる人達は生活していかなければなりません。

ジョンも「困っている人のために家を建てることはできる。でも、その人はどうやってその費用を支払うんだ?」話しています。与えられるだけで終わらず、その先をどうしていくかが重要なのではないでしょうか。

その為にはドロシアが言うように、「職業訓練」や、みんなが自分の家に住み続けられる為の援助が必要で、困っている人達が行動を起こし、自ら努力して次の段階に進めるようになる為に、力になることだと思います。

参考サイト:ロックスターから皿洗いへ ジョン・ボン・ジョヴィ夫妻の「無料 …

最後に

今の日本でも、物価の高騰に伴い、貧困について危機感が増していると思います。そのそうな状態がある日突然やってきてもおかしくないのです。

「誰だってホームレスになりうる。決して他人ごとじゃない」というジョンの言葉が頭から離れません。

「夫妻の思い」で書いた中に「職業訓練」があったと思うのですが、私は「就労移行支援事業所」に約1年間通所していました。この二つの大きな違いとしては、障害者の支援を前提にしているかということになります。

また、「就労移行支援事業所」は就労を目指す障害や精神疾患を持つ方を支援対象としている一方、「職業訓練」は障害を持たない方でも訓練を受けることが出来ます。

そして現在私は「就労継続支援A型事業所」でライター業務を仕事として、日々このように記事を書いています。

「一般就労」とは違い、就業時間も短く、給与面などで厳しいこともありますが、充実しています。最終目標は、「一般就労」で働くことです。

ジョンの言葉を忘れることなく、少しずつ将来に向けて頑張って行きたいと思っています。



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