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こんにちは、翼祈(たすき)です。
子どもの頃にかかった水ぼうそうが原因で、大人になり、帯状疱疹にかかる方がいます。多くは50代以降の年代でかかると言われていますが、コロナ禍となりストレスで20、30代と若い世代でも帯状疱疹にかかるケースが増えています。
今回はそんなコロナ禍で増えた帯状疱疹と、予防出来るワクチン、帯状疱疹での後遺症などをお伝えしていきます。
帯状疱疹とは?
帯状疱疹は、水ぼうそうと同じウイルスで起こる皮膚の病気です。
体の左右どちらかの神経に沿って、痛みを伴う赤い斑点と水ぶくれが多数集まって帯状に生じます。
症状の多くは上半身に現れ、顔面、特に目の周りにも現れることがあります。
通常、皮膚症状に先行して痛みが生じます。その後皮膚症状が現れると、ピリピリと刺すような痛みとなり、夜も眠れないほど激しい場合があります。
多くの場合、皮膚症状が治ると痛みも消えますが、神経の損傷によってその後も痛みが続くことがあり、これは「帯状疱疹後神経痛(PHN)ピーエイチエヌ」と呼ばれ、最も頻度の高い合併症です。
また、帯状疱疹が現れる部位によって、角膜炎、顔面神経麻痺、難聴などの合併症を引き起こすことがあります。
引用:帯状疱疹予防.jp
コロナ禍で帯状疱疹患者急増
近畿大学医学部 皮膚科学教室・主任教授:「去年2021年の春から夏にかけて、帯状疱疹の患者が非常に増えました。私の体感としては、大体1.5倍から2倍くらい患者が増加したという印象」
コロナ禍の今、『帯状疱疹』は主に子どもの頃に発症した水ぼうそうが完治した後も体内にウイルスが潜伏し、ストレスや疲れ、免疫力の低下などにさらされると、このウイルスが再活性化。『帯状疱疹』を発症すると考えられています。
それが、なぜ今増えているのでしょうか?コロナ禍における現代で、『帯状疱疹』に最大限の警戒が必要だと専門家は警鐘を鳴らします。
近畿大学医学部 皮膚科学教室・主任教授:「コロナの影響で、おそらくストレスが増えたりとか、体の免疫の機能が低下して、『帯状疱疹』が身体に現れるという論文も発表されていますので。そういったところが、コロナ禍と『帯状疱疹』に因果関係があるかもしれない。高齢者の人が基本的に『帯状疱疹』を罹患しやすいので、50代以上の患者さんが多いんですが、20代でも病院を受診される人がいて、それは普段とは違う印象があります。コロナ禍で沢山のストレスを抱え、『帯状疱疹』を罹患する可能性の1つであります」
参考:「帯状疱疹」コロナ禍で増えてる?症状・接種との関係は? NHK NEWS WEB(2022年)
コロナワクチン打った後で、帯状疱疹
また、3回目の新型コロナワクチンを接種した後に、『帯状疱疹』を発症するという事例もあるといいます。20代の男性は『帯状疱疹』と診断され抗ウイルス薬を処方して貰いましたが、収まって来た後、かゆみのほかに頭痛や発熱の症状も現れました。『帯状疱疹』の症状は治りましたが、現在も、身体に赤くなった痕が残っていると話します。
専門家は新型コロナワクチンと『帯状疱疹』の直接的な因果関係は分かっていないとしますが、新型コロナワクチンを接種した後は細心の注意が必要と指摘します。
専門家によれば「新型コロナワクチンを接種したことによって、連想されるイメージは、脊髄のところに留まっている免疫が駆り立てられて、ほかの免疫のところに新型コロナワクチンが働いたためので、ヘルペス患者が増加したというのは論文等で表記されています。報告の多い事例だと、新型コロナワクチン接種者の10%くらいの人にヘルペスウイルスの活発化があったという症例も上がってきてます。
『帯状疱疹』は治療薬もありますし、現在は後遺症もほとんど現れず治療が可能です。新型コロナウイルスに関しては治療薬はほとんどまだありませんし、感染後の後遺症の社会問題も抱えているので、『帯状疱疹』とのバランスを考察した場合だと、新型コロナワクチンをしっかり接種して頂きたいと思います」といいます。
そして、「『帯状疱疹』の患者数が増加する50代以上の方には、『帯状疱疹』の予防ワクチン接種も是非接種して頂きたい」とも伝えています。
参考:コロナ禍で「帯状ほう疹」患者が増加 ワクチン接種後に「帯状ほう疹」症状出るケースも… 一方で治療薬は品薄に TBS NEWS DIG(2022年)
帯状疱疹予防のワクチン
日本においては、帯状疱疹を予防する2種類のワクチンが存在します。帯状疱疹を発症したとしても重症化することが予防可能なワクチンと、発症そのものを予防可能なワクチンもあります。2つのワクチンとも対象は50歳以上の方です。
2016年3月より阪大微研が製造を始めた『乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」』に関しては、「50歳以上の人向けの帯状疱疹の予防」に関する「効果・効能」が追加に承認されています。接種回数は1回で済みます。
2018年3月より、帯状疱疹を予防することのみが目標の『シングリックスⓇ筋注用』が薬事承認されました。接種回数は2回となり、接種間隔は1回目から2ヵ月以上空けて、半年以内に2回の接種を行います。
帯状疱疹予防に関するワクチンについては、任意接種のワクチンですので、接種にかかる費用は基本的に各自自己負担です。各都道府県の自治体によっては一部接種にかかる費用を助成しているところもありますので、まずは居住地の自治体へお問い合わせされて下さい。
参考:加齢に伴う免疫力の低下で起こりやすい帯状疱疹 50歳からできる予防法は? 感染症 予防接種ナビ(2022年)
私の母がビビっています。
私の母は子供の頃、水ぼうそうになったそうです。私は小さい頃にワクチンを打っているので、多分大丈夫だと思います。母はまだ帯状疱疹予防ワクチンを打っていなく、ストレスを多く抱える日常で、帯状疱疹に自分もなるんじゃないかと非常にずっと心配しています。
今回調べた帯状疱疹の後遺症で、「角膜炎や結膜炎、ぶどう膜炎などがみられることがあり、視力低下や失明に至ることも。顔面神経麻痺と耳の帯状疱疹を特徴とする『ラムゼイ・ハント症候群』とよばれる合併症が引き起こされると、めまいや耳鳴り、難聴なども引き起こす」と書いてあったので、これが掲載されて、母がこの記事を読んだら更に心配するでしょうね。
私もあるワクチンを打っていなくて、たまたまその関係の記事を読んだら、対象年齢ではないなら、自費で10万円接種にかかると書いてあり、余りの金額の高さにビビっています。コロナワクチンが無料だったので、いかにありがたかったか噛みしめた瞬間でした。
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「帯状疱疹(ほうしん)」若者も注意 ストレスで発症、コロナ禍で増加懸念 山陰中央新報(2022年)
若年層にも広がる「帯状疱疹」 コロナ禍で増加に拍車か 産経新聞(2022年)
noteでも書いています。よければ読んでください。
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