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こんにちは、翼祈(たすき)です。
LGBTQ当事者の為のパートナーシップ宣誓制度が日本でも加速している中、『LGBTQウエディング』という、LGBTQ当事者の方が結婚式を挙げられるサービスも浸透しつつあります。この取り組みはまだ馴染みが薄く、当事者の方でも利用数がまだまだ低い様です。
今回は、そんな『LGBTQウエディング』というサービスが浸透する事を願って、この記事を皆さんに送ります。
ジェンダーフリーな結婚式
株式会社クーゼス(本社:東京都千代田区)と株式会社スペサン(本社:東京都文京区)は、2021年4月よりLGBTQ+のカップルに向けたオリジナルウェディングサービスを共同展開いたします。
動画・引用:LGBTQ+当事者による日本初のジェンダーフリーなウェディングサービス「keuzes wedding by HAKU」が開始。 PR TIMES(2021年)
お寺でウエディング
川越市では同性カップルの存在が公に認められ、多様性を尊重する社会への取り組みの一環として、2020年5月1日より、全国の自治体で48番目となる「パートナーシップ宣誓制度」を導入しました。
そんな川越市にある川越最明寺では、同性の結婚式を挙げられる取り組みが行われています。
現在の仏教は、葬儀のみに特化しているため、生きている間は寺院と関係する機会が少なく、日本は世界でも有数の仏教国だが、寺院で結婚式を挙げる方は全体の1%にも満たないという。本来の日本仏教の教えでは「寺院は生涯を通じて関わっていける場所」として活用することが求められている。多くの宗教が同性愛を認めない中、仏教は性別に捉われないという多様性を有している。「性に関係なく心のあり方次第で誰しもが幸せになれることを説くのが仏教の教え」とし、同制度に対応した式を挙げることにしたという。
2人だけの結婚式から大人数まで対応。「多様性を受け入れる仏教国の日本だからこそ、当時は、誰もがいつでも帰って来られる思い出の場所として、LGBTQを認めフレンドリーな寺院を目指している。プライバシーな情報はお守りするので、安心して相談を」と呼び掛ける。
挙式料は写真撮影込み・衣装別で20万円~。
仏前結婚式では指輪の代わりに念珠を用いて儀式を進めます。LGBTウエディングでは、北海道の念珠店とともに考案した『レインボー数珠』を用い、着用する袈裟(けさ)も虹色の輪袈裟を用意します。
現行の民法や戸籍法の「夫婦」について、国は同性どうしの結婚を認めていません。G7のうち、同性婚を認めていないのは日本だけです。こうしたところから理解が深まることが願われています。
関連記事:同性婚に注目集まるいま 川越・最明寺「レインボーな仏前結婚式」を世界に発信
挙式ウエディングショー開催
LGBTQなどのウエディングファッションショーが2020年2月29日、沖縄県の恩納村のカフーリゾートフチャクコンド・ホテルで開催されました。LGBTQ当事者やLGBTQのアライ(理解者)の方、14人が華やかなドレスやタキシードに身を包み、それぞれの自分の持ち前の個性をPR。「いつか自分も好きな人と結婚したい」と同性婚の実現を心に込めた声もありました。
参考:好きな人と、好きな格好で結婚したい LGBTQ挙式ファッションショー 琉球新報(2020年)
観客からは「みんな生き生きとしていて、すてきだった」などの声が上がっていたといいます。
素敵なプランですね。
私もこの間再度調べ直したパートナーシップ宣誓制度の時に見つかった、この『LGBTQウエディング』。このLGBTQウエディングスタジオを経営している店主の方は「長年ブライダル業に携わり、どうしてLGBTの人々のためのフォトウエディングが無いんだろうと疑問に感じていた。コロナ禍で仕事がストップして考える時間が増えたこともあり、『無いなら自分が作ろう』と起業を思い立った」と話しています。
ジェンダーフリーのウエディングドレスを扱うメーカーのドレスを用意し、試着、撮影を行い、「衣裳店の協力と理解がオープンに欠かせなかった。このサービスを必要としている人に知ってもらい、希望をかなえるお手伝いをしたい。」とも話していました。
記事に書く為に調べるに当たり、この『LGBTQウェディング』というサービスがまだまだ当事者の方に浸透していない様で。このサービスを受けたい方の元にもこの情報が届きます様に。。。
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noteでも書いています。よければ読んでください。
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