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紺野あさ美さんのブログで知ったこと
先日、アナウンサーの紺野あさ美さんのブログで、紺野あさ美『赤ちゃんの指に髪の毛が絡まる』という紺野さんのお子さんの、足の指に髪の毛が絡まってしまい、その部分がうっ血し、急いで病院に駆け込んだという記事をよみました。
赤ちゃんの指に髪の毛が?と驚いたのと同時に、掲載されていたうっ血した痛々しい指の写真が、ただ髪が絡まっただけではないと思いました。
このように、赤ちゃんの手足の指や性器など他の部分にも、髪の毛、赤ちゃんのシーツの糸くずや、ちょっとした糸ほつれなどが絡まり、血を止めてしまう症状を「ヘアターニケット症候群」といいます。
ヘアターニケット症候群とは?
ヘアターニケット(英語: Hair tourniquet)は、直訳すると髪の止血帯(かみのしけつたい)となり、髪や糸が、最も一般的には爪先、場合によっては指や生殖器、他の身体部分にきつく巻き付く状態を指す。これにより、患部に痛みと腫れが生じ、合併症として血流不足により患部が組織死する恐れがある。この症状は、生後4か月前後の子供の間で最も一般的に発生するが、年長児および成人でも症例が報告されており、発生頻度は男女ともに同じとされている。
虐待を疑われる場合も
ヘアターニケット症候群の中には、首にお母さんの髪の毛が、巻きついてしまい、その跡から虐待を疑われるケースもありました。
出産直後のお母さんの髪の毛は抜けやすくなっています。
その髪の毛が、いくつかの偶然が重なり、子どもの首に巻きついてしまい、このような、悲しい誤解を生んでしまったのです。
ヘアターニケット症候群を予防するには
ヘアターニケット症候群を予防するには、髪の毛や糸くず、ちょっとしたほつれなども細やかにチェックすることが大切です。
ヘアターニケット症候群にならないようにするには、どうすればいいのか?
ヘアーターニケットを予防するためには、とにかく赤ちゃんを毎日よく観察することが大切です。赤ちゃんの泣き方にいつもと違う様子はないか、また、靴下やミトンなどで隠れて見えにくい手の指先や足の先もこまめに確認するなどしましょう。また、赤ちゃんの生活空間を清潔に保ち、ママの髪の毛やタオルの糸くずなどが溜まらないようにすることもヘアターニケットの予防に役立ちます。
ヘアターニケット症候群になってしまったら、まずは、あせらずに自身で、取り除けないようなら病院に行って、適切な処置を受けることです。
穴あき靴下に込めた思い
東京都千代田区の会社員、愛甲日路親(ひろみ)さんは乳幼児向けの「あなの開いた靴下」(1組税込み3千円)を考案し、今年1月からオンライン販売しています。履かせるのが楽なうえ、履かせるときに足に異状がないか、目で確認しやすくなっています。ヘアターニケットについての情報をまとめたちらしも同封しています。
愛甲さん自身も、18年に長女を出産した後、ネットでヘアターニケットのことを知ったそうです。
自身も長女の足の指に毛が絡まっているのを見つけたことがある経験から、「子どもには身近な危険だと感じる。この商品がヘアターニケットを知るきっかけになってほしい」と話しています。
参考サイト
泣き止まない原因はママのせい!?「ヘアーターニケット」に要注意|ウーマンエキサイト
突然の幼児の傷、ヘアターニケットかも 紺野あさ美さん投稿で話題に:朝日新聞デジタル
赤ちゃんの指に髪の毛が絡まり真っ赤にはれてしまう……“ヘアターニケット症候群”に気をつけて
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