助けてくれた人

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落ち込んでいる時に必ず見るMVがある。
疲れて疲れて疲れ果てて、もうこれ以上落ちる事はないだろうという時に、私は必ずそれを観る。
繰り返し繰り返し、何度も、観る。

モノクロの画面、意味のわからないセリフ、難しい歌詞。
このMVで、その歌手が何を伝えたかったのか、馬鹿な私にはよくわからない。

ただ一つだけ分かる事がある。
その音楽は、私と同じ暗さを抱えているということを。

それを歌っている歌手に出会ったのは、19歳の夏だった。
深夜のドキュメンタリー番組で、その歌手が特集されていたのだ。
超かっこいいと思った。
それから、色々調べていくうちに、私と好きなものがたくさん似ている事を知った。
私のマイナーな、もの凄くコンプレックスに感じていたその趣味を、ようやく理解してくれる友達が出来たようでとても嬉しかった。
その歌手に心から心酔した。
決して、鼓舞するわけでも、私を明るいところに無理やり連れていこうともしなかった。
ただ寄り添ってくれるような、そんな音楽達だった。
私は病気に振り回されて、ずっと家に引きこもっていたけれど、彼の歌を口ずさむ時だけ、希望の光が見えた気がした。
会ったこともない、とても遠い存在だけれども、私は彼に救われてきた。
彼の音楽から沢山の事を学んだ。
彼に憧れて、おしゃれをするようになった。
彼の歌詞から学んで、人に心を開くようになった。

私は、彼のお陰で、暗闇から抜け出せた。

私にとって彼はずっと憧れだし、ずっと夢だ。
ずっとずっと歌い続けてほしい。
大好きだ。
そして、届かないだろうけれど、伝えたい。
本当に本当にありがとう。

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