父の歌

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死んじまいたいほどの苦しみ悲しみ
そんなもののひとつやふたつ
誰もがここあそこにしょい込んでいるもの
腰をおろし ふさぎ込んでも答えはNothing!

引用元:長渕剛「STAY DREAM」

私の好きな曲。
長渕剛の『STAY DREAM』だ。

私が不登校で辛い時に、父が必ずギターで弾いてくれた曲だった。

父がそれを弾いてくれる度に、私は泣きそうになってしまった。
だけど、恥ずかしいから、涙を堪えて、自分の部屋で後から泣いた。

父にはギターしかない。
中学生の時に、ギターに出会ったそうだ。
父の演奏は本当にうまくて、心を込めて弾くから、私は好きだ。

中学一年生の時、私は壊れた。
「学校に行きたくない」
泣いてそう言ったら、父は怒った。
「行け!」
そう言って怒鳴った。

だけど、本当に私が、学校に行けなくなると、優しくしてくれた。
すごく心配してくれた。

ふとした時に、思い出す事がある。
不登校で学校に行けなかった時に、お昼から学校に行った時。
父が会社の車で、私を学校に送ってくれた。
その時の横顔が忘れられないのだ。
なんとも言えない、辛い顔をしていた。
娘が、学校に行かなくて、どれだけ辛かっただろう。
考えるだけで、苦しい。

父は最近、持病で、具合が悪い。
なんとなくだけど、もう死んじゃうんじゃないかな、と思う。
父にはたくさん迷惑をかけた。
だから、死ぬ前に、なんとかして恩返ししたい。
そう思って、精一杯、優しくしている。

私は父が死んでも、ずっとずっと、あの父の歌声を忘れないだろう。
そうして、辛い事がある度に、長渕剛のあの曲を思い出すんだろう。
そうやって、人生を歩いて行くんだろう。

くよくよするなよ あきらめないで Just like a Boy
その痩せこけた 頬のままで
果てしない迷路の中を
人はみんな手探りしてでも Stay Stay Dream
そう Stay Stay Dream Stay Stay Dream

引用元:長渕剛「STAY DREAM」

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