アルツハイマーとは

アルツハイマー

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人は年齢を重ねるごとに、体や筋力の低下を感じるようになります。運動したり旅行に行っていた人が、急に体の違和感を感じて楽しめなくなる場合も出てくるかもしれません。また、体が一時の違和感であればどうにでもなるのです。

しかし、高齢になるといろいろな部分で支障が起きてきますが、脳にも大きなダメージを与えることもあるので、今回のアルツハイマーについて書くことにしました。

それは、私の母がアルツハイマーになって、亡くなるまで6年間どんな思いでいたのか?と考えさせられたからです。

アルツハイマーとはどんな病気か?

アルツハイマーとは脳の疾患で、記憶する、考える、判断するなどのほかに日常生活の簡単なことができなくなっていく病気なのです。また、脳細胞にキズがついたり脳細胞の一部が機能しない時にでも症状が現れることがあります。

アルツハイマーといっても、4つのアルツハイマーレビー小型認知症前頭側頭型認知症脳血管性認知症があります。が、物忘れは老化による一部の体験を忘れているだけなので、認知症(アルツハイマー)ではなくきっかけがあれば思い出すことができます。

日常生活の中で、時間と場所をわかって正常に脳が判断できる状態であるといえるのです。

そこで、アルツハイマーの種類別と原因と症状について書きたいと思います。

アルツハイマー種類別の原因と症状

アルツハイマーには、脳が大きく関わっています。その発病と症状には違いがあるので、注意深く見守ることで、どれに当てはまるかわかるかもしれません。

   ・アルツハイマー

        ・脳血管性認知症

   ・レビー型認知症

   ・前頭側頭型認知症  

アルツハイマーの症状 

身近なところでいえば、財布がなくなった(バッグを置いた場所を忘れる)が始まりで、だんだんと症状がひどくなります。元気な人は徘徊を繰り返しますが、寝たきりになる場合もあります。症状がひどくなると、身内の顔も自分の名前もわからなくなるのです。

  ・発症時期がはっきりしていない

  ・散歩に行った 

  ・数分前に聞いたことを覚えていない 

  ・年月日何曜日がわからない

などの日常生活にも困難になり、年数をかさねるごとに進行し、日本で多くみられ、男性より女性が多いです。

脳血管性認知症の症状

脳の一部が傷ついてもいつの時期に起きたかをわかっているのです。それによる症状は下記の通りです。

 ・発症時期ははっきりしている

・物事の順序をたてられない

・物の使い方が分からない

・ボタンをうまくとめられない

などの一連作業が段階をふんで進んでいきます。

・脳の部位の障害によって症状もことなります。また物事を順序立ててできない、身近な物の使い方がわからない。一連の動作がうまくできない。ボタンをとめることもむずかしい、初期症状から段階をふんで症状が進行していきます。

レビー小体型認知症の症状

一日の中で笑っていたのが急に泣いたりとの変化の他に「動物が来た」「知らない人が入ってきた」などの幻をみます。手足の震えがきて歩行がこきざみになり、女性より男性に多くみられます。

前頭側頭型認知症の症状

ルールを守ルことができない、配慮ができない、まわりがわからない、自分の思う通りにするなど反社会的・反道徳的な行動と衝動をくりかえします。同じ場所にでかける、同じおかずを食べるなどの習慣のこだわりがでて人格や性格の変化をみれます。この病気は65歳未満の若年層に多く発症して血管性認知症、アルツハイマーについで多い病気になっています。

原因

アルツハイマー

脳の中に「βアミロイド」のタンパク質が脳の細胞にたくわえられて正常な細胞の働きを妨げて脳の萎縮につながるのです。

血管性型認知症

脳の血管のなかでこぶや塊による詰まりが起こり血管が破れたところからの出血で異常がおきて脳の一部の働きが低下し発症します。

レビー小体型認知症

脳に現れたレビー小体の異常なタンパク質の細胞が生成と蓄えをくりかえして脳細胞を滅ぼしていく時におきます。

前頭側頭型認知症

原因ははっきりしていない。脳の前頭葉と側頭葉の神経細胞が少しずつこわれて、脳に行く血液が減り、いろんな病気をひきおこしますが他の認知症と違って難病指定をうけています。

まとめ

認知症といっても症状や発病する原因も経過もそれぞれです。亡くなった母は、食事制限に血糖値を測り、インシュリンの注射を1日に4回打っていました。カロリー計算された食事では、好きな物を食べる量は少なくなり、その姿を見るのが辛かった。

もし、こんな体(関節リウマチ)でなかったら、私は母の面倒を見ていたのではないでしょうか?後悔ばかりの中で、唯一できなかった親孝行かもしれません。

アルツハイマーになった家族の面倒を見ている人の負担は大きくなっていますが、大切な時間を共有できる喜びをもってほしい。

岡本 卓 (2014)アルツハイマー病とは何か

角川SSC新書

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ABOUTこの記事をかいた人

私は関節リウマチになっていろいろな制限があります。その他にも困難なこともありますが、今その時々を楽しむように頑張っています。読書に風景・動植物にいやされています。