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こんにちは ! ねこパンクです。
関節リウマチとは
免疫の異常により関節の滑膜などに炎症を起こして腫れや痛みを起こし、進行すると関節の破壊、変形から機能障害に至る病気です。
主に手足の関節で起こりますが、内臓を侵すこともあります。
それは突然に
私がリウマチを患ったのは、今からおよそ5年ほど前のことです。
今振り返ってみると、
予兆らしいものは、発症の2〜3か月前に、
数日ほど膝に違和感を覚えたことくらいでした。
それ以外には特に異変もなく、
前日まで、普段と何ひとつ変わらない日常を過ごしていたため、
まさか病気が始まっているとは、想像もしていませんでした。
異変が起きたのは、早朝でした。
激しい痛みで目が覚め、
その時には、起き上がることすらできませんでした。
何が起きているのか、まったく分からず、
ただ、痛みに耐えることしかできなかったのを覚えています。
その激痛は午前中いっぱい続き、
意識を失いそうになるほどでした。
理由も分からないまま続く痛みに、
恐怖と不安を感じながら、
ただ時間が過ぎるのを待つしかありませんでした。
その日は仕事を休み、
まずは様子を見ることにしました。
病院に行く

激しい痛みを感じてから数日後、
私は、かかりつけの先生に相談に行くことにしました。
症状を説明し、診察を受けたあと、
血液検査のために採血をしました。
結果は翌日に分かるとのことで、
その日は、不安な気持ちのまま帰宅しました。
翌日、再び病院を訪れると、
先生から
「リウマチの疑いがあります」
と告げられました。
その言葉に戸惑いながら話を聞いていると、
「専門の病院で、診察と治療を受けたほうがいいですね」
そう言われました。
その場で紹介状を書いていただき、
リウマチ科のある病院を予約することになりました。
それから2週間後、
私は初めて、リウマチ科を受診しました。
その日は、まず詳しい問診があり、
その後、改めて採血を行い、
リウマチかどうかを調べてもらいました。
検査の結果、
リウマチであることが確定しました。
CRPの数値は200と、非常に高く、
リウマチによる関節炎が、
かなり強い状態だと説明を受けました。
※CRP(C反応性蛋白)とは、関節や体内の炎症の程度を示す、一般的な検査項目です。
まずは、炎症と痛みを抑えるため、
プレドニン
(ステロイド・合成副腎皮質ホルモン剤)30mg、
そしてロキソニンを併用する治療から、
スタートすることになりました。
いろいろな症状〜悪戦苦闘〜

治療を始めてから最初の数か月間は、
2週間に一度のペースで通院が続きました。
膝の激痛は、次第に治まっていきましたが、
痛みが完全になくなることはなく、
足を引きずりながら歩く状態が続いていました。
さらに、
膝や手の甲の腫れ、
手足のこわばりといった症状も現れるようになりました。
それらの症状を抑えるため、
飲み薬は10種類ほどに増え、
抗リウマチ薬として
アクテムラのオートインジェクター
(薬液充填済み注射器)による治療も始まりました。
※アクテムラは、
IL-6が働く受け皿(受容体)に結合し、
IL-6が受容体に結合できないようにすることで、
IL-6のはたらきを抑え、
関節の痛みや腫れを和らげたり、
関節の破壊の進行を遅らせる薬です。
※IL-6(インターロイキン-6)とは、
免疫応答や炎症反応に関わる、
重要なサイトカイン(タンパク質)の一種です。
参照元 : (中外製薬) アクテムラについて
薬の種類が増え、
治療の負担も大きくなり、
身体的にも、精神的にも、
なかなか強いストレスを感じる日々でした。
そして、
治療を始めてから半年ほどが過ぎた頃、
「うつ病」が再発しました。
リウマチとうつ病、
二つの治療を続けながら、
仕事は、なんとか自分をだましだまし続けていましたが、
先の見えない暗いトンネルの中を、
手探りで進んでいるような毎日でした。
そんな生活が、
長く続くはずもなく
リウマチを発症してから3年後、
私は、早期退社という選択をすることになりました。
立ち止まって考える

仕事を離れることへの不安や、
これまで積み重ねてきたものを手放す喪失感は、
想像していた以上に大きなものでした。
すぐに前向きになれたわけでは、決してありません。
それでも私は、
自分の身体と心に、きちんと向き合う時間を持つことに、
少しずつ専念するようになりました。
無理を重ねてきた日々から、いったん立ち止まり、
痛みや不調と折り合いをつけながら、
「今の自分にできること」を、少しずつ受け入れていく。
そうして試行錯誤を重ねる中で、
私の生活は、
ゆっくりと、しかし確かに、変わっていきました。
新しい薬 〜希望〜

立ち止まっている間、
うつの症状は、良くも悪くもならず、
ただ平行線をたどっていました。
一方でリウマチは、
これまで処方されていた抗リウマチ薬が
次第に効かなくなり、
再び、痛みがぶり返してきました。
症状の再燃に、不安を覚えながら、
主治医と何度も相談を重ねた結果、
新しい薬を試すことになりました。
処方されたのは、リンヴォック15mg。
リンヴォック錠15mgの基本情報
JAK阻害薬(関節リウマチなどの治療薬)JAK(ヤヌスキナーゼ)という酵素を阻害し免疫反応に関わるサイトカインの働きを抑えることで関節リウマチなどの症状を改善する薬
リンヴォックは、私の症状を見事に抑えてくれました。
それは、暗いトンネルの中で、
初めて「確かな手応え」を感じた瞬間でした。
痛みとの戦い。
憂鬱な日々。
先の見えない明日。
空一面を覆っていた、重たい雲。
そのわずかな隙間から、
ようやく陽の光が差し込んできた
そんな気分でした。
それは、間違いなく、
私がはっきりと感じ取ることのできた
「希望の光」でした。
おわりに

ずっと暗闇の中で、
這いずり回るように過ごしていた日々。
痛みに耐え、心が沈み続けていた時期から、
ようやく抜け出せたのだと、
確かな実感を持てた瞬間がありました。
その「抜け出せた」という感覚があったからこそ、
これからのことを、きちんと考えてみようと
思えたのだと思います。
リウマチの痛みは、時に心を折ります。
それでも、向き合っていくしかありません。
そして今、
こうして自分自身が経験してきたことを
文字にできていることに、
私は確かな喜びを感じています。
この文章が、
読んでくださっている方々に、
ほんの少しでも何かを伝えられたなら
それだけで、十分に幸いです。
それではまた次の記事でお会いしましょう。
ねこパンクでした。
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