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こんにちは、翼祈(たすき)です。
今世界で、スポーツをするLGBTQの人たちを取り巻く環境が、刻一刻と変化していることをご存知でしょうか?
日本では、先日、ある重大なアンケート結果が明らかに!
2025年3月から4月にかけて、LGBTQなどの人たちをサポートしているNPO法人『プライドハウス東京』が実施。対象は、日本でプロリーグやアマチュアスポーツの競技団体など。
そのアンケート結果によると、LGBTQへの対応に関して、回答した31の団体の中の73%。指導者や職員、選手、親御さんなどを対象にした相談窓口を設置していないと回答を寄せました。
「設置している」が20%、「その他」が7%。
LGBTQの人たちを支援するNPO法人のアンケート結果から見えてきた課題とは?

LGBTQ差別禁止の方針は、「ある」が20%、「ない」が63%、「人権などに関する全体の方針の中で言及されている」が10%、「その他」が7%でした。
引用元:PRIDE JAPAN スポーツ団体への調査でLGBTQに関する相談窓口を設置しているのは2割と判明(2025年5月29日公開)
引用元の記事を読んで、凄く難しい問題だなと思いました。
LGBTQの子ども達が学校に打ち明けることで、いじめや不登校の原因になることもあります。
もしかしたら、学校現場でもデリケートな問題だと捉えず、当事者の方を軽んじる行動をしているかもしれません。
例えば先生が、「この人は、⚪︎だ!」とアウティングすることで、重大ないじめに繋がって、学校を転校したり、学年が変わってもいじめられ続ける子も。
もしそれが事実だとしても、よく考えずにポロッと言ってしまうことで、取り返しのつかないことも多く起こっている。
LGBTQの相談窓口を設置していないところが、73%という結果も、「何かあれば責任を取れないし、取りたくない」という心理もあるかと。
なかなか世の中から受け入れられにくいLGBTQの方。
それでも、スポーツをしたい気持ちは、誰でも芽生えるもの。
人は、同じものに共感し、同じものをスポーツを介して体感することで友達になれたり、周りに自分のワクワクや感動を共有できる人が欲しいと思うもの。
「あの人は、LGBTQだから」と遠ざけずに、みんなで同じ目線に立って、同じステージでスポーツがしていける。そういう社会づくりも今後していきませんか?
凄く難しいと思う
私がLGBTQの記事を書き始めた頃、本当に知識が全くないまま、書いていたところもありましたが、少しずつ書いていく内に、知識とか経験が増えました。
TANOSHIKAに入社する前は、トランスジェンダーの方も自分にとって遠い存在で、現在でも観たことがありません。
LGBTQのQも、LGBTまでは知っていても、「Qって何?」って感じでした。
Qに関しては、職場でLGBTQの方がいて、『こういう意味だよ』と聞いて、簡単には理解できなかったですが、少しずつ理解できました。
私が90年代から00年代の時に特によく聞いていた、宇多田ヒカルさんも、LGBTQに入る、ノンバイナリーだと公表。自分にとって身近な、曲を聞いていた人にもそういう面があって、凄く驚いたことを覚えています。
また、年末の歌番組で常連だったグループの方が、「自分はゲイです」と、数年前に公表。ご本人も受け入れられるか、公表する前、ドキドキしたそう。
それでもファンの方は、「貴方は貴方のままだから」と包み込み、今でも支えてくれる存在だと言いました。
特に長年のファンは、例えば今は休止中で、活動してなくても、「元気にされているかな?そうだといいな」と思いを馳せます。
その人を応援していた長さは消えず、何があってもファンでいたいという気持ちも。
活動が終了してしまっても、その人が出した曲も色褪せることもない。
CDが手元にあれば、サブスクが解禁されていなくても、いつでも再生できます。
そう簡単にファンと好きなアーティストの絆は、無くなったりしないんですよ。
仮に、その曲が残り続けてれば、今は活動していなくても、その活動している時期を知らなくても…。曲が好きだと思った方が、色んな曲を聞いてくれますし。
名曲はそういうマイノリティーに左右されるものではなく、純粋にその曲が好きな人がファンになる。
音楽に心が救われた私にとっても、より音楽の素晴らしさが沁みますし、感じています。

海外のスポーツにおけるLGBTQの理解の無さ
その波が1番来ているのが、アメリカです。
2025年5月28日、トランスジェンダー選手に女子競技への参加を許可したカリフォルニア州法。米司法省は、教育現場での性差別を禁止する連邦法に抵触している恐れがあるといい、調査開始。
参照元:読売新聞 米司法省、トランスジェンダーの女子競技参加を認める州法を調査「女性から機会を奪いかねない」(2025年5月29日公開)
2025年6月3日に発表された資料によりますと、
2025年5月30日から2日間行われたカリフォルニア州フレズノ近郊にある高校の陸上女子大会が開催。16歳のトランスジェンダーの選手が三段跳びと走り高跳びで優勝。また、走り幅跳びでは2位で、物議に。
参照元:NHK NEWS WEB 米高校の陸上女子大会 トランスジェンダーの選手優勝 依然議論(2025年6月3日公開)
2025年2月、アメリカの現政権は、トランスジェンダー選手の女子競技への出場を禁止する大統領令に署名。これに沿って、6月3日に、「巨額の罰金」を科すとSNSでも宣言。
参照元:毎日新聞 トランプ氏「巨額の罰金」方針 女子競技にトランスジェンダー選手参加(2025年6月4日公開)
noteでも書いています。よければ読んでください。
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