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こんにちは、翼祈(たすき)です。
2025年はかなり暑い夏でした。皆さん体調にお変わりありませんか?
タイトルにある「人いきれ(人熱れ)」とは、人の熱気などで湿度が上がる現象のことで、周りの人の熱で体温が上がることで、熱中症の発症リスクが高まります!
沢山の人が訪れるイベントでは、お子さんはさらに影響を受けやすいです。
『人いきれ』の語源↓
参考元:語源由来辞書 人熱れ/ひといきれ
イベント開催で混雑が長時間続いた道路と、別日の混雑がない同じ道路の「暑さ指数」を検証し、どの時間帯も3から4程度高い傾向に。
イベント開催時の会場内とイベント後の周辺エリアの「暑さ指数」を比較すると、会場内より最寄り駅付近では、帰り道に人が集中し、1程度高くなりました。
「人いきれ」から身を守るために、イベント主催者がお客様にできる配慮は?

環境省は、人が集まる空間は風通しが悪いことなどから熱中症になりやすいとして、主催者から参加者に呼びかけるべきこととして、
▽無理をせず、体調にあわせて参加の判断をすること、
▽水分や塩分の補給を定期的に繰り返すこと、
▽帽子や日傘などで直射日光を遮ることなどを、
挙げています。
引用元:NHK NEWS WEB “人いきれ” で熱中症に? 夏休みのイベントで高まるリスク(2025年8月15日公開)
人が集まるイベントは夏に限らず開催されお祭りなど、地域でのイベントも多い時期もあります。
そこには地元の人だけではなく、観光客も多く訪れますが、皆いい写真を撮ろうと、人の中に入って行こうとします。
すると、「人いきれ」に気付かないまま、熱中症の発症リスクも高めることに!
私は夏祭りなど最近全く行かないので、今は「人いきれ」を体感することはありません。通勤する電車で人が多かった時に人の熱が立ち込め、フラッと来る瞬間がある程度です。
電車は乗る人が多ければ多いほど、満員電車となり、体調を崩す人もいる。
電車が遅れる理由に、「人いきれ」が関わっていないとは言い切れません。
この夏は、本当に暑い!それは、家畜などもそう。
連日の酷暑でニワトリも夏バテし、エサを食べなくなった。卵の生産量が減り、サイズも小さくなる、悪循環に陥りました。
卵の価格も高騰し、2023年の「エッグショック」を彷彿させる程の高値が続いています。
参照元:朝日新聞デジタル 猛暑でニワトリも夏バテ、卵高騰「エッグショック」超え 野菜も異変(2025年7月25日公開)
災害級の暑さで、人も動物も食べ物も自然にとっても、色んなところで、日々疲弊し何とか耐えて生きている。
9月の夏休み明けから急激に拡大したインフルエンザだけではなく、まだ熱中症になるリスクの高い日が続く。
最近の夏は11月上旬まで続き、秋の気配はなかなか感じにくい。
夏が終わっても、フェスをやる都道府県もあります。体調を崩して、楽しめなかったのではなく、少しでも体調も万全に、楽しい気持ちでイベントなどから帰って欲しい。
本当に、人が集まる場所に今後も行こうとされている方、「人いきれ」にはお気を付け下さい。
私が憧れた、叶わなかった夏
2025年8月、残業を終えて駅に向かうと、多くの人が浴衣を着て歩いていました。
夏祭りに関心がない私は、この日、花火大会があることを知りませんでした。
残業して帰ることの繰り返しの日々でした。
友達同士で一緒に屋台を回ったり、浴衣と甚平を着た恋人同士が手を繋いでいる。どれも、私が憧れた夏の風景でした。
私はずっと昔から、家族以外の誰かと夏祭りに行くことに憧れ続けていました。
友達と一緒に行って、お金を出し合って焼きそばとか食べ物を分け合ったり、一緒にヨーヨーすくいや金魚すくいをしたり。
凄くありふれた世界なのに、叶うことはありませんでした。
元々私は学校の友達と外で遊びに行く人ではありませんでした。
誘われることもほぼなく、高校生になって初めて、友達と外で遊ぶ体験をした人でした。
夏休みは家にいて、ずっとゲームをして過ごす人でした。
友達と遊ぶのは決まって、家に呼んでゲームをして終わり。それしかありませんでした。。
誰かと夏祭りに行く、よく読んでいた少女漫画では必ずといっていいほど、出て来る恒例のイベント。
ずっと、「いつか誰かと行ってみたい」と願いながら、30代になった。現在友達も一人もおらず、ただ家族と自宅の窓から見える花火大会の花火を観るだけ。
「誰でも手にしている経験を私が経験することはなかった」と思い、残業して、汗でヨレヨレになっている自分を振り返りながら、足早に駅を後にしました。
誰かと幸せそうに花火大会に行っている人たちに、「人いきれに気をつけて」と心の中でつぶやきながら。

noteでも書いています。よければ読んでください。
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