世界史上、最も暑い7月?-地球が熱帯化している-

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こんにちは、金次郎です。

 九州北部もやっと梅雨明けしたと思ったら、今度は猛烈な暑さがやって来ました。
 私が住んでいる自治体も、8月1日以降3日連続で予想最高気温が38度の予報になっています。
 テレビニュースを見ていても、熱中症で救急搬送される方が例年以上に多いと報道しています。
 前回の記事でも書いた様に、これは日本だけでなく世界中で異常な高温状態の夏になっているからです。

世界史上、最も暑い7月に

 東京では、9日連続で35℃以上の猛暑日が続いていますが、ここ福岡県でも梅雨明け前から、夜の温度が25度以下に下がらない熱帯夜が続いています。
 東京以外でも、7月26日(水)以降最高気温が35℃以上の猛暑日が連日200地点以上観測されており、「熱波」と言っても良いような厳しい暑さが続いています。

 国連のグテーレス事務総長も地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰化の時代が到来した」と警告し、最悪の事態を食い止めることはまだ可能なので、世界各国が早急に気候変動対策への行動を起こす様にとコメントしています。

参考:(ウェザーニュース)史上最も暑い7月か 国連総長は「地球沸騰化」とコメント日米で猛暑連続記録

各種イベントの暑さ対策

 日本でも、暑さの影響を受けているイベントがあります。

 7月31日、福島県南相馬市で開催される「相馬野馬追(そうま のまおい)」の最終日でしたが、この暑さで人間だけでなく、馬もばててしまい実行委員会の方々が倒れ込んでいる馬にホースで水をかけていました。
 実は相馬野馬追は、2011年から「8月にまたがらない7月の最終土・日・月に開催」と変わっていました。
 それ以前は40年以上、「7月23日〜25日」に開催されていました。
 当時の変更は、参加する騎馬数や観客数の減少を防ぐ目的でしたが、神社側の反対が有り、開催日の決定まで10年近く話し合われました。

 昨年の場合、鎧(よろい)競馬や神旗争奪戦のある2日目の本祭りでは、気温が29.8度になり、人間18人と馬39頭が熱中症にかかり救護されました。

 これを受けて実行委員会が「開催時期について」のアンケートを取った結果

 ・「現在の日程を変更すべき?」の問いでは
  ・賛成 53%
  ・反対 19% でした。

 賛成の理由は
  ・人馬への負担が大きい
  ・すべての日程が休・祝日の方がいい などでした。

 ・「最適な月は?」の問いでは
  ・5月に変える 116人
  ・7月のまま   53人
 と、現在行われている7月開催の倍になりました。

 真夏に行われる高校野球でも、今年から暑さ対策が取られます。
 5回終了後に「クーリングタイム」を設けます。

 この時間に、スポットクーラーや送風機、冷凍庫、サーモグラフィーなどを設置している場所に行き、スポーツドリンクやアイススラリー、アイスベスト、ネッククーラーを使用して水分補給と身体を冷やす時間を設けます。

参考:(朝日新聞)相馬野馬追、7月開催の変更検討へ 熱中症で昨年18人・39頭救護

参考:(スポニチアネックス)夏の甲子園 暑さ対策「クーリングタイム」導入5回終了後10分間選手は水分摂取や身体冷却

熱中症にならない為に

 先ずは「熱中症」に注意して欲しい人達です。
 ・子供
  子供は体温調節の能力が十分に発達していないので、気を付けて見守る必要があります。
 ・高齢者
  暑さや水分不足に対する感覚や身体の調整機能が低下しているので、注意しましょう。
 ・障害者
  障害の種類によっては、自ら症状を訴えられない場合があるので、配慮して下さい。

 熱中症にならない為に行う事

  ・室内
  ・扇風機やエアコンで温度を調節
  ・室温をこまめに確認
  ・遮光カーテン、すだれ、打ち水ををする

 ・屋外
  ・日傘や帽子の着用
  ・日陰に入って、こまめな休憩

 ・身体への蓄熱を避けるために
  ・通気性が良く、吸湿性や速乾性のある衣服を着る
  ・保冷剤や冷したタオルで、身体を冷やす

 これらをした上で、室内や屋外でも喉が乾いたら、こまめに水分や塩分を補給をしましょう。

参考:(厚生労働省熱中症を防ぐために知っておきたいこと

終わりに 

 私もテレワークの日には、朝食を食べた後に30~40分散歩に行って運動していますが、家に帰ったら汗だくで、身体を拭いて新しいTシャツに着替えています。
 相馬野馬追のニュースを見ている時は「あららっ、馬が倒れ込んでしまって動けないよ」と思いながら見ていました。
 また、乳牛の牛舎では、牛舎から外に出して涼ませる事も行っている様子も紹介していました。
 それでも、乳の出が例年よりも悪いそうです。
 私自身は、部屋のエアコンを使って室内温度が一定になる様に、こまめに温度設定しながら過ごしていますが、問題は認知症の父です。
 こんなに暑いのに、母が外出している日はリビングで扇風機だけで過ごしており、母が帰宅してその暑さに驚いて、急いでエアコンを点けています。
 母曰く「お父さんは、エアコンのリモコンスイッチの使い方も分からなくなっているから」との事。
 上でも書いた様に、年を取っていくと身体の調節機能が衰えて来ますから今週含め今夏の暑さが心配です。

参考:(テレ朝news)”熱中症疑い”1ヵ月余りで東京23区で73人死亡…屋内で発見も”災害級の暑さ”命の危険

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