酔泳(すいえい)。2024年、酒を飲んで泳ぎ、溺死するケースが9例発生!日本ライフセービング協会が調査。

バカンスをする猫

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

毎日、本当に暑いですね。体調など、皆さん、お変わりはありませんか?

2025年7月には、「日本で1番寒い場所」としてPRしている北海道陸別町でも、35度を記録して、北海道全体が40度の高温に迫る日も出てきました。

フェーン現象という、高温な風がそこに停滞したことで、北海道は、どうやら酷暑が続いているといいます。

参照元:朝日新聞デジタル 「日本一寒い町」も猛暑日に 北海道、観測史上1位の暑さ11地点で(2025年7月23日公開)

参照元:ウェザーニュース 北陸や北海道オホーツク海側で猛暑日 フェーン現象で気温が上昇(2025年7月18日公開)

こんなに暑いと人が求めるものが、涼しさです。最近読んで興味深かったのは、「天熱のクーラー」と呼ばれる場所が兵庫県の六甲山にありますが、貯蔵していた約20tの雪が全て溶けていたそうです。

参照元:NHK NEWS WEB 神戸 六甲山 氷室に貯蔵の雪 約20トン全て溶ける 猛暑の影響か(2025年7月11日公開)

そういう想定もしていなかったことが起きているのが、2025年の夏です。夏休みに入っている子ども達も多く、家族で、海や川などに遊びに行っている方も多いと思います。

燦々と照り付ける太陽の下、飲みたくなるのが、冷たい飲み物ですが、実は飲んだものによっては、水に入った時、溺れて、亡くなるケースがあることをご存知ですか?

今回は、「お酒を飲んだら、海や川に入って、泳がないで!」というメッセージを、実際の症例と、私の家族の周囲に起きた体験を交えながら、述べていきたいと思います。

毎年7月25日は世界溺水防止デーです。

暑い日が続く中、川や海、プールなど水辺に遊びに行かれる方も多いと思います。そのお出かけの際に冷たい物が飲みたくなっても、アルコールは飲むことは避けて頂きたいです。その理由も専門家が明らかにしています。

「飲んだら、泳がないこと」と、注意を呼びかけている日本ライフセービング協会(JLA)によりますと、水辺の緊急搬送のおよそ2割は飲酒をしていたケースでした。

2024年、お酒を飲んで水に入った人は、どれ位救急搬送されたのでしょうか?

2つのビール

JLAによると、2024年に加盟クラブが活動した全国の海水浴場など215カ所で、救急搬送事例(心肺蘇生法実施例を除く)が報告されたのは41事例。このうち飲酒をしていたのは22%にあたる9事例だった。

引用元:毎日新聞 「飲んだら、泳がない」 足ふらつき判断力低下 “酔泳”の危険性(2025年7月23日公開)

私の家族の身近な人のお酒で亡くなった人の話

私の父は、知り合いの人を、お酒を飲んだことで、溺れて亡くしました。

その人は、大のお酒好きでした。

いつも、飲み屋に行って、酒を飲んで、上機嫌で家まで帰っていました。

その日も、飲み屋に行って来ると家族に言って、出て行った、当たり前の光景でした。

ただ、その日は、飲み屋に行ったまま、消息が分からなくなりました。

遠くに住むその人の兄も駆け付け、警察と一緒に弟であるその男性を探し続けました。

1週間以上、探し続けて、兄はその人を見つけました。

側溝に落ちて、流された状態で、亡くなっていました。

司法解剖をした結果、その男性の体内からは、アルコールが検出されました。

警察は、『飲み屋でお酒を飲んで、歩いて帰っている時に、足元がふらついて側溝に落ちて、水を被り、そのまま溺死したのだろう』と断定しました。

兄は、弟を見て、

「弟にもう会えないことはとても悲しいけれど、それでも見つかって、弟を供養できるだけでも、自分にとっては良かった」

と言っていたそうです。

後日、父はその男性のことを知っている方数名と、男性が亡くなっていた現場の側溝に足を運び、花と大好きだったお酒を近くに置いて、手を合わせ、冥福をお祈りしました。

そういう体験から、お酒を飲むと、溺れた場合亡くなるという話を以前から知っていました。

よくテレビで、友人とバーベキューしに出かけて、川に入ったら、溺れて亡くなったという話もありますが、恐らくあれもお酒を飲んでいて、溺れた気もしています。

海は裸足で入ったりしていますが、色んな危険もあります。

宮城県石巻市の長浜海岸に大量のカキ殻が漂着して、足を怪我する人もいるなどしたことで、2025年の海開きは中止になりました。

参照元:読売新聞 海岸に大量のカキ殻漂着、人気の海水浴場は開設中止…宮城県は「自然物」として回収せず(2025年7月22日公開)

また、足を怪我するなどで、ウイルスが侵入し、嚥下困難や顔面のけいれん、または呼吸困難などを起こす破傷風という感染症があります。

破傷風のワクチンはありますが、製薬会社が再検証が必要となったことで、2025年7月9日からワクチンの出荷を停止しており、重篤な症状が出ても、ワクチンを打てない人も今後出てくると思います。

専門家は、「夏は半袖やサンダルなど肌の露出が多い季節で、ワクチンも不足しているので、怪我をしないで」と呼びかけています。

参照元:NHK NEWS WEB 破傷風のワクチン 出荷停止 “けがの際 入念に洗浄を” 学会(2025年7月19日公開)

お酒を飲むと、足元がおぼつかなくなります。海は清掃活動などしていますが、それでも溺れる以外にも、漂着したマイクロプラスチックやガラスの破片など、鋭利なものが落ちていることもあって、おぼつかない足取りで、足の裏を怪我してしまうこともあるかもしれません。

「酒に飲まれるな」「悪酔いするな」「人に迷惑をかけるほど飲むな」「意識を失うほど飲むな」「飲酒運転はするな」…

それは以前から言われてきたことですが、お酒を飲んで、水に入ったら溺れて亡くなる時もある。そのことは、ご存知のない方もいらっしゃるかもしれません。

この記事が、父の身近な人で起きた体験から、予防に繋がったり、注意喚起になればと思い、この記事を書きました。

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、高眼圧症、脂漏性皮膚炎、右手人差し指に汗疱、軽く両膝の軟骨すり減り、軽度に近いすべり症、坐骨神経痛などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。