この記事は約 5 分で読むことができます。
こんにちは、翼祈(たすき)です。
私は、11個の病気や、障害があります。
そのことで、ヘルプマークを着けていたり、電車の優先エリアに座っていたりします。
ただ、優先エリアに座っていても、それほど混んでいなくても、特に何もなさそうな会社員の方などが座っていて、「もしかしたら、必要な人が座れていないんじゃないか?」と思うこともあります。
優先エリアは混雑していても、空いていることが多くて、立ったまま乗りたくない気持ちは私にも分かりますし、そこしか空いていないなら、悪いとは言い切れない部分もあります。
ただ、混雑していなくても、普通に座って、スマホなどを触っている人を観ると、「今は、他の場所も空いているのに…」と思ってしまいます。
この間ヘルプマークを着けていても、車椅子の女性を連れた方を付き添いしている方が座れる様に、私が駅員さんに『違う席に移動して下さい』と言われて、「他の人の席じゃダメだったのかな?」と思ってしまいました。
TANOSHIKAに入社してから、よく「心のバリアフリー」を考える時もありますが、なかなかみんなで解決できて、より良い共生社会へー、という答えは、なかなか3年以上文章を書いていても、出せない答えです。
この記事では、共生社会を目指して、志半ばで亡くなった、一人の女性が活動していた、『心のバリアフリーステッカープロジェクト』について、取り上げたいと思います。
2025年に踏切事故で亡くなった女性が生前、熱心に励んでいたプロジェクトがありました。
中でも力を注いでいたのが『心のバリアフリーステッカープロジェクト』でした。
障害を抱えていても健常者も、誰にでも優しい街づくりをしたいー、2018年から愛媛県松山市を主体として活動を続けてきました。
『心のバリアフリーステッカープロジェクト』とは、どんなステッカーを配っていますか?
『心のバリアフリーステッカープロジェクト』とは、どんなプロジェクトですか?
飲食店などの入り口に、ハートとクローバーのマークがデザインされた直径13センチのステッカーを貼ってもらい、車いすを利用する人たちなどに「安心して店を利用できます」と伝える取り組みです。
今では愛媛県内で協力する店が約660店にも広がっています。
もっと浸透して欲しいプロジェクト
車椅子に限らず、障害があると、入店を断れるケースは、今なおあります。
それは、盲導犬を移動する手段として使う、視覚障害者の方です。
2025年3月25日、盲導犬の育成団体で構成された全国盲導犬施設連合会は、盲導犬を使っている方の48%が、2024年の1年間に飲食店などで盲導犬をした同伴で入店拒否された経験があったとの調査結果を明らかにしました。
参照元:福祉新聞WEB 盲導犬同伴拒否 48% 全国盲導犬施設連合会が調査(2025年4月1日公開)
前回の調査は、2020年にあった時より、少し数値が改善したそうですが、それでも多いことには間違いありません。
飲食店からすると、「食べ物を扱うところで、犬が来ると、毛とか落ちて、他の客からクレームが入るかもしれない」などの意見があると思います。
それでも、視覚障害を抱えている方は、盲導犬がいることで、生活に成り立ち、外に行くことができます。
外に行くことを楽しみにしている人も多いと思いますし、それまで奪うと、生きていく上で、楽しみも何もできずに、過ごすことにもなります。
クレームが入ったとしても、一人のお客様として、平等に扱って欲しいと思います。
まだまだ、障害者と健常者の隔たりが多く、一人ずつ考え方が違って、全員納得させることは困難でしょう。
もしかしたら、私が生きている間は、その溝が埋まらないかもしれないですし、時間が解決してくれるとは簡単には言い難いです。
それでも、『心のバリアフリーステッカープロジェクト』に賛同し、ステッカーを貼ってくれることで、障害を抱えていても、食事や買い物とか、外出を楽しむことができます。
障害者だって、健常者の方と同じ様な体験をしてみたい、肌で感じたいし、その気持ちまでは奪わないで欲しいです。
みんなで、手を取り合って、支え合う、そんな社会が訪れることをずっと待っていますー。
noteでも書いています。よければ読んでください。
コメントを残す