『福祉型カレッジ』ってなんだろう?~就職だけが選択肢じゃない、学べる環境に進む新しい選択肢~

大学の前でこれから大学生活を頑張ろうとする男女のイラスト

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こんにちは、どうも、ゆたです。

私は高校卒業後、就職するか、大学に行くか、凄く悩んでいました。

両親から大学に行くことを強く勧められたので、大学に進学し、どうにかこうにか卒業することができました。

大学で様々な困難もありましたが、楽しい思い出もたくさんあって、行って良かったなと思える4年間でした。

私は正直、運が良かったのだと思います。

勉強も大してできなかったのに、受験も合格できましたし、疾患もかなり落ち着いていたので、どうにか4年間通うこともできました。

ただ、両親の勧めと手厚いサポートがなければ卒業することは難しかったでしょう。

ですが、日本には大学に行きたくても行けない、そもそも、選択肢がないような状況の学生さんたちもいます。

今回はそんな学生にとって新しい道になる『福祉型ガレッジ』について紹介しようと思います。

現状について

右手と左手で逆方向を指さす女性のシルエット

皆さんの高校では卒業後、進学する人はどのくらいいたでしょうか?

一般的な高校を全国的に見てみると、大学や専門学校に進学する割合は全体の約70%といわれています。

さて、それでは知的のある学生が特別支援学校などから卒業した後は、どのくらいの割合で進学すると思いますか?

実は90%以上が「福祉施設や企業への入所」であり、大学などへの進学率はわずか0.4%なのです。

また、特別支援学校での学びだけでは、十分な技能を身に着けることができずに就職活動がうまくいかないケースもあれば、就職はできても長続きできずに辞めてしまうケースが多いのです。

そんな現状では本人にとっても企業にとっても望ましい結果を得ることはできません。

福祉型カレッジ

福祉型カレッジでは「就職以外の選択肢」として、自主訓練(生活訓練)を二年間と就労移行支援を二年間を組み合わせて学びながら就労準備が可能な期間として利用することができます。

今までは就職か、福祉的就労のどちらかがメインの選択肢でしたが、第三の選択肢として進学することができます。

福祉型カレッジでは、障害のある若者が社会で活躍するための力をつけるための場所ではありますが、もちろん、それだけの場所ではありません。

周りには同年代の仲間がいます。

サポートを受けながらではありますが、多くの仲間と過ごす四年間はきっとかけがえのない思い出になるはずです。

単純に就職を目指すための場所、というわけではなく、そういった人間関係や対人関係、生活の基盤まで学ぶことができる場所なのです。

また、卒業後についても企業見学や体験実習などに積極的に参加することができます。

その後、自分たちが思い描くような企業とのマッチング、インターシップを得て、就職することができます。

就職率も調べたところによると60~70%前後が多いようです。

参照元:(公式) 高校卒業後の就職以外の選択肢 ゆたかカレッジ 福祉型カレッジとは?

主な福祉型カレッジについて

福祉型カレッジは大学に比べると数は少ないですが、東京・大阪を中心に様々な場所で活動しています。

有名でキャンパス数も多いのは『ゆたかカレッジ』でしょうか?

参照元:(公式) 高校卒業後の就職以外の選択肢 ゆたかカレッジ

詳しくはこちらのサイトを確認してみてくださいね。

参考元:障がいのある人の豊かな青年期を保障する教育の実現を求めています 全国専攻科(特別ニーズ教育)研究会

終わりに。

大学や専門学校での思い出は大人になっても心の中に残るものです。

そこでは高校とは違った、社会の厳しさや生活を整えることの重要性、仲間との絆も感じることもあるでしょう。

それは、知的障害があろうと、なかろうと、同じことだと私は思います。

今まで選択肢になかった『進学』という新しい可能性を是非、これからの若者たちにも検討して欲しいなと思います。

今回はここまでです。以上、お相手はゆたでした♨

noteもしていますので、良ければ遊びに来てくださいね♨

まとめ記事もあります、お時間がある方は是非!

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