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こんにちは、翼祈(たすき)です。
皆さんは障害や病気に関して、どういうイメージがありますか?
私は11個の既往歴があります。障害は「生まれ持ったもの」だと思われたとしても、病気、特に20代から発症している基礎疾患に関しては、何でなったか事情を知らない人から、「自堕落だからなったんだ」とか、言われ兼ねないんだろうなとも思ったりします。
この記事では、視覚障害を抱えていたら、仕事ができないよね?という様な、周りからその人を見た思い込みを変えたいと、メールや電話で得意先とやりとりする『通信営業』として資生堂で仕事をしている方を紹介します。
目が見えない分、耳を傾けて言葉を聞き取って、会話ができる強みを活かした女性の話、資生堂がこの事業を始めたきっかけに関して述べたいと思います。
資生堂が、『通信営業』を始めたきっかけとは?

令和元(2019)年に行われた資生堂グループ内のイノベーションコンテストで、自身も視覚障害者である同社人事部門の石川さゆりさんが、社内の障害者の中でも数が少ない視覚障害者について、言葉によるコミュニケーション力や優れた記憶力などの視覚障害者の強みを生かした職域拡大について提案し、世界で2位を獲得した。これをきっかけにプロジェクトが立ち上がり、視覚障害者の職域拡大に取り組むことになった。
プロジェクトは5か年の計画で、視覚障害者がフロントラインである通信営業(電話による販売店へのセールス)を行うというものである。
参考元:視覚障がい者の職域拡大プロジェクトの推進で、「個」の強みを活かし合う – 資生堂(2023年1月13日公開)
この資生堂さんの『通信営業』は、私が視覚障害があったら、すぐ諦めてしまうと思いますが、自分の可能性を捨てず、営業をしている姿がとても印象的でした。
自分の可能性は、人が判断して、潰されることもある。
でも、私も障害があっても、私らしく、仕事がしたい。
そう、自分の原点に帰れた、素敵なお仕事でしたー。
ここからは、障害者雇用の現実について考えていきたいと思います。
障害者雇用の現実と、この記事が与える現実とは?
厚生労働省が発表した2024年の障害者雇用状況(6月1日現在)で、民間企業で仕事をする障害者の人数は67万7461人(前年比3万5283人増)に達し、21年連続で過去最多を更新しましたが、
企業は、「この人はこれ位しかできないだろう」と思い、障害者のできることに関して、できる能力があっても、単純作業だけをさせて、数合わせで、障害者雇用としているところもあるといいます。
参照元:障害者雇用者数が過去最多 業務には偏り 「数合わせ」の指摘も 毎日新聞(2025年2月4日公開)
これで思ったのですが、私は障害者雇用で仕事をしたことがないのですが、以前のA型事業所がそうでした。
2ヵ所とももの作りの仕事をしていて、1ヵ所目のA型事業所では、もの作りが立ち行かなくなり、工場系の仕事を始めた時、私は「もの作りの仕事を担当したい」と言っても、
「あなたにはできる訳がない」と言われて、仕事に行っても、自然と単純作業組に入れられ、もの作りと両立している人もいた中で、私はできず、それでメンタルが悪化して、パワハラもあって、退職しました。
2ヵ所目のA型事業所は5年以上いても、基礎のものしか教えて貰えず、「じゃあ、これやってみる?」と言われても、要は替えの効く、誰が作っても、同じ様にしかできない、個性を求められない仕事しかできないまま、退職しました。
効率良く作れない私を観て、「やっぱりあの人は、全然仕事ができないよね」と、陰で言われていたと思います。
2ヵ所目の事業所は、何が楽しかったですか?と言えば、販売位しか、良い思い出がないですね。
今は3ヵ所目のTANOSHIKAで仕事をしていますが、働き方が柔軟です。
体調に合わせて仕事日を調節して仕事ができますし、交通の便などで、事業所が変わる人や、働き始めてから仕事を変えることもできます。
例えば今はデザイナーだけどライターになるとか、デザイナーからライターになるとか、デザイナーからコーディング(※プログラミングみたいなもの)に変えることができます。
このように色んな仕事があることで、柔軟に働き方を変更できます。
私は将来一般就労する際には、クローズ就労ではなく、オープン就労をしようと思っています。これだけ既往歴があると、体調不良になった時に、「何で先に言わなかったんだ!」と、クローズ就労では、自分の首をかえって締めると思っています。
まだ一般就労はほぼ考えていないのですが、どこまで既往歴を話すべきか、もしそうなった時には、まず人事の方に相談したいと思います。

noteでも書いています。よければ読んでください。
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