「物忘れ」や「うつ病」になってしまうリスクも -「スマホ脳疲労」とは?-

脳疲労

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こんにちは、金次郎です。

 世界中で、今や一人一台持っていると言われるスマートフォン。
 私は、持っていた携帯電話が壊れて買い替える時に、ショップ店員さんの勧めを断り、あえてガラケーを選択して今も使っている事はおいといて(苦笑)。

 その大流行のスマートフォンで、色々な心身への弊害や事件も起こっている今日。
 その事を、私や他のライターさんもたくさん記事にして書いています。

金次郎の認知症シリーズ第3弾!「スマホ認知症」

「タイムボクシング」でPCとスマホ依存をストップさせる

「学校でのスマホ禁止」広がる〜子どもとデジタルの程よい距離感を探るためにはどうすべきか〜

 今回は、そのスマートフォンの見過ぎで脳が疲労してしまい、「物忘れ」や「うつ病」になってしまう事について書いてみます

「スマホ脳疲労」とは?

  スマートフォン全盛の現代、若者のあいだに「もの忘れ」「うつ状態」の人が増えているそうです。
 原因は、スマートフォンの使い過ぎによって脳に大きな影響を与えている『スマホ脳疲労』の状態だと言われています

 この様な、スマートフォンと脳の関係について、日本でいち早く研究を始めたのが、脳神経外科の奥村歩医師(岐阜・岐南町/おくむらメモリークリニック)です。 

  奥村医師によると 
「特徴的なのは、脳の前頭葉の機能が低下する事です。それが『スマホ脳疲労』です。」 

 「『スマホ脳疲労』の患者の脳を、画像解析で調べて見ますと、記憶や思考を処理する前頭葉部分で、活動低下を示す青色の部分が多く見られますが、これは『認知症』に近い状態です。」
と言います。

 更に、奥村医師は
 「スマホ脳疲労』による前頭葉の疲れを放置してしまうと、『うつ病』も発症してしまう若者も増えています」
 と続けます。

 治し方は無いのでしょうか?
 奥村医師によれば
 「スマートフォンの見過ぎで、一時的に脳が疲れて認知症そっくりの症状が出ているだけなので、生活習慣を改善したりスマートフォンの使い方を見直したりして、ぐっすり眠れる生活をすれば、脳機能を回復する事ができます。」

その奥村医師による、「上手にスマートフォンとつきあう3ヶ条」です。

1・ながらスマホをやめて、スマホだけに集中しましょう 
2・深い睡眠を妨げるので、寝る前にスマホは見ない様にしましょう 
3・五感を積極的に刺激する為に、スマホで視覚を使ったら、音楽を聴いて聴覚や食事をして味覚
   などを刺激し、五感刺激のバランスをとって下さい 

参考:(日テレNEWS)「スマホ脳疲労」もの忘れ・うつの原因に……脳神経専門医オススメ“スマホ3か条”で早期改善へ『every.16時特集』

子供にも増えている「スマホ依存症」

 内閣府の調査によりますと、

・中学生の78.9%
・高校生の97.9%

がスマートフォンを利用しており、その中でも高校生の41.2%
1日の平均利用時間は、4時間近くと回答しています。

参考:(内閣府)令和4年度 青少年のインターネット利用環境実態調査報告書(pdf形式 25ページ)

 限られた時間の中で受験勉強をしなければならない受験期に、長時間のスマートフォン利用は、勉強の妨げになるだけでなく、「スマホ依存症」にもなってしまう可能性もあります。
 スマートフォンが気になって勉強がおろそかになる子どもの様子を見て、不安になる保護者も多い事でしょう。

 ネットやゲーム依存を専門としている、臨床心理士の森山沙耶さんによりますと

・海外の研究で、1週間に30時間以上のインターネットやゲームを利用している場合に依存症の
   割合が高い
 と言う報告が有るとの事です。
 この基準を当てはめると、日本の高校生の平均利用時間「一日約4時間利用」は、使いすぎに該当する可能性が有るそうです。 

参考:(朝日新聞 THINKキャンパス)子どもの「スマホ依存症」 専門家が教える効果的な予防策とは?
 

子供を「スマホ依存症」にしない為に

 先の森山さんからのアドバイスです。

 スマートフォンの利用が唯一の息抜きならば、時間制限機能をうまく利用して、ある程度の使用は許容したほうが良いでしょう。
 ただし、子どもを「スマホ依存症」にしない為には、

・長時間のスマホ利用を習慣化させない

事が重要だそうです。

 先ずは、現状のスマートフォン利用時間や一日のスケジュールを親子で確認しながら、子どもと一緒に最適な利用時間を話し合ってみましょう。
 利用時間の上限等のルールを決めるには、

・ゲームはどの程度プレーすると、区切りがつけやすいか?
・SNSのやり取りは、何時ごろが盛り上がるのか?
 など、子どもの意見を聞いてから親の考えを伝えて、お互いの落としどころを決めるのが良いです。

 『スマホの利用時間を減らしなさい』と一方的に言うと、子どもは反発ししまいますので、親子で話し合って欲しいのは、映画や音楽、スポーツなどの

子どもが楽しんで行う活動の種類を増やすこと
 が重要との事です。
 スマートフォン以外の楽しみが見つかれば、相対的にスマートフォンの使用時間は減って行くはずですと言います 

自分の「スマホ依存度」を調べてみよう 

 以下は、テレビのニュース番組で放送していた内容です。

・スマホ依存度チェックリスト(3つ以上当てはまると「スマホ依存症」の疑い有りです)

1・使用時間が、1日平均2時間以上
2・家でも仕事中でも、すぐスマホが手に取れる状態
3・疑問が浮かんだ時、すぐインターネットで検索する
4・移動時間など少しでも時間が空くとスマホを触る
5・家にスマホを忘れると不安で仕方ない
6・毎晩寝る前まで、スマホを操作する
7・着信音やバイブレーションの「空耳」が聞こえる事が有る

参考:(TBS NEWS DIG)スマホ依存度」をチェック その使い方あなたは大丈夫? スマホとつきあう3か条【Nスタ解説】

終わりに 

 私は、総論でも書いた様に、今でもガラケー携帯電話を使用しています。
携帯ショップの店員さんは、一生懸命にスマホを勧めて来ましたが、私は持っていたガラケーを指しながら「これの、後継機種が出てるでしょ?」と言って断りました。

 私は仕事でパソコンを使っていますので、空いた時間まで携帯電話でインターネットをしようとは思わないからです。
 通勤の行き帰りに電車に乗っていて、他の乗客を見て「皆さん、何をそんなに一生懸命に見ているんだろう?」といつも思っています。

 更に私個人的な意見として、電話機ですから通話できれば良いですし、ガラケーでも母に「帰るコール」のメールは送れますからね。
 後はカレンダー機能を使って、所持金やICカード乗車券の残額を記録しているくらいです。
 と言うのが、私がスマートフォンを持たない理由です。

 

  

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