どうにかしたい!〜“気象病(天気痛)“と言われる気圧の変化に伴う身体の不調について〜

気象病

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こんにちは!makoです!
最近、雨が降ったり、気温のアップダウンが激しくて、なんだか今日は頭が重いし、身体もだるい、という日があります。皆さんはいかがですか?ネットで気象病(天気痛)というワードが目に入ったので今日はその事について書いていきますね。

〜気象病(天気痛)とは?何だろう?その原因は?〜

ここからは気象病として書きます。
“頭が重い” “身体もだるい”などの他、”雨が降ると神経痛が疼く”という言葉を同居していた親から耳にした事があります。これは、天候によって人体が何らかの影響を受けているそうで、天候の変化に伴って身体に起こる不調を総称して、気象病と言うのだそうです。

天候の変化の際に起こるのが、気圧の変化です。雨が降る前に、“低気圧の前線が上昇してくる“と天気予報でよく聞くと思いますが、低気圧がくると気圧が変化します。耳の中に気圧を感じるセンサーのような働きをしている内耳という器官があり、内耳から脳に信号が強く伝わることで、自律神経のバランスが崩れてしまい、様々な症状が起こりやすくなると考えられています。健常者に比べて何らかの持病を抱えている人のほうが症状が出やすいです。

参考:南東北グループ医療法人財団 健貢会総合東京病院

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ここで、気圧のことにも触れてみましょう!
気圧とは、空気に重さがあり、その重さは、1気圧=1平方センチメートルあたり、約1キログラムに等しい重さで、地球全体を覆っている空気の重さの平均的な値です。天気予報で聞く、“低気圧“というのは空気の重さが小さくなっている状態を言います。高度が高くなるにつれて例えば、富士山の山頂気圧は約500ヘクトパスカル(0.5気圧)で、これは海抜0メートル地点の約半分になります。飛行機に乗った時に耳が痛くなったり、ツーンと詰まった感触を経験された方もいらっしゃると思いますが、気圧の変化は私たちの身体に様々な影響を与えます。
私たち人間の体はそれに対応しようと今この瞬間も頑張っているのですね。

次に”気象病の症状について触れていきます。

〜気象病の症状について〜

頭痛:気圧の変化によって、脳内の血管が収縮したり拡張したりすることにより、頭痛が起こると考えられています。
めまい:内耳にあるセンサーが気圧の変化を感知し、脳内に伝わることで、めまいが起こると考えられています。
だるさ:気圧の変化によって、自律神経のバランスが乱れることにより、だるさを感じると考えられています。
関節痛:気圧の変化によって、関節周辺の組織に炎症が起こり、関節痛が起こると考えられています。
むくみ:気圧が低下すると、体内の水分が血管から漏れ出し、むくみが起こると考えられています。
うつ状態:気圧の変化によって、脳内におけるセロトニンなどの神経伝達物質の分泌量が変化し、うつ状態が起こると考えられています。

通常は、気圧の変化に対し、身体の自律神経が対応してくれるのに対して、ストレスを抱えていたり、持病を持っていたり、高齢者の方は身体が上手く反応してくれず気圧の変化に対応出来ず、上記のような症状が現れ、病院で検査してもわからない場合、気象病が疑われます。しかし、この気象病は気圧の変化に伴って起こる症状の総称で、正式な病名ではなく、なかなか周りの方の理解が得られにくく、その事で、さらにストレスを感じる方もいます。何とか自分で対処できると良いですね。

〜気象病に対処するために、自分でやってみよう!自律神経を整える5つのこと!〜

1、朝日を浴びる!
自律神経を整える最初のステップは、朝日を浴びること!朝日を浴びることには2つの意味があり、
①体内時計を整える。
②朝日を浴びることで、メラトニンという睡眠を促すホルモンの分泌を促す。
睡眠の改善に繋がるため、まずは朝起きたら散歩や外に出るなどして朝日を浴びましょう。

2、睡眠をしっかりととる!
自律神経を整えるためには、睡眠をしっかり取ることも重要です。最適な睡眠時間は個人差がありますが、一般的には6〜7時間の睡眠を取ることが望ましいとされています。平日・休日問わず睡眠時間を確保し、できる限り規則正しいリズムで生活することが大切です。

3、規則正しい食生活を送る!
規則正しい食生活も、自律神経を整えることに大切です。
以下のものが効果的な食事と言われています。

*発芽玄米、キムチ、味噌など:中枢神経で働き神経の高ぶりを抑える
*レバー、乳製品、バナナ、など:精神を安定させる
*レバー、カツオ、マグロ、肉類:自律神経を整える、交感神経の興奮を抑える
*牛乳、大豆、魚介類:脳神経の興奮を抑える

4、毎日お風呂に浸かる!
普段シャワーだけの人は特に、毎日お風呂にお湯を張って40度くらいのぬるめのお湯にゆっくりと入浴することを心がけましょう。入浴することでリラックス効果が得られるだけでなく、入眠効果も得られます。

5、首を温める!
首を温めることで副交感神経が優位になり、リラックスできる状態になります。レンジで温めたホットタオルや、市販の温熱シートがおすすめです。温めたアイマスクと一緒に使用することでより高いリラックス効果が期待されます。就寝の30分前に行うことで眠気を誘い、スマホ操作などによる脳の覚醒も防ぐ事ができるため、自律神経を特に整えたい方は、入浴・首を温める・ホットアイマスクの3つをセットでお試しされることをおすすめします。

*参考:社会医療法人 博友会

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その他にも自分で出来そうなことや気象病対策のグッズも探してみました!

気象病に効くマッサージ!
内耳の血行の流れを良くすることで、自律神経のバランスを改善できます。耳のマッサージは両耳を挟んで耳全体を後ろに向かって回したり、両方の耳を上下や横に引っ張る事で、耳周りの血行が良くなったり、リンパの流れを改善する効果が期待されます。

*参考:アプリの頭痛ーるのサイト

気圧変動を予測するアプリの活用!
最近はリアルタイムで気圧の変化を表示し、頭痛発生の警戒通知をするものや気圧変動の予測をするアプリも登場していますので、ご紹介します。

頭痛ーる-気圧・天気予報で体調管理-気象病対策アプリ
気圧計高度計 気圧予報グラフで頭痛対策-Torr

気象病を予防するグッズの活用!
スマートウオッチ]   
脳を休ませるために大切で自律神経を整えるうえでとても重要な役割がありますが、スマートウオッチは睡眠などの睡眠のデーターを取得する事ができ、ご自分の睡眠状態を知る事ができます。
[気圧がわかる温湿度計]
 dretec(ドリテック)【気圧が分かる温湿度計 天気deミカタ】 
  気温、湿度のほか気圧まで測定できる温湿度計です。 一定時間の気温差・気圧差・湿度をもとに体調変化の対策にきっかけを注意・警告してくれるお知らせ機能があります。

[天気痛耳栓 ]
耳せんの内部にある「気圧調整フィルター」が鼓膜にかかる圧力をコントロールし、天候による気圧変化を調整します。

〜終わりに〜

私は内科の他にもいろいろな薬を飲んでおり、できる事ならば、まずは自分で自律神経を整える方法をと思い、皆さんにもご紹介いたしました。

しかし、どうしても辛い症状の場合、気象病は何科を受診すればいいのでしょうか? 気象病かもしれない、と思ったら「気象病外来」「天気痛外来」にかかると良いのですが、近くにない時は「神経内科」「漢方内科」「頭痛外来」を受診するとよいです。

もし、受診する際は、ご自分の痛み等の症状を記録したものを持参すると、明確に医師に伝えられます。病院で何らかの薬を処方してもらうのがいいでしょう。

AKARIのメンバーさんが同じような記事を書いていますので、ぜひこちらものぞいて見てください!

お天気に左右されず、毎日の生活を元気に過ごしたいですね。
これからの季節、皆さんがお元気で過ごせますように!
今日も最後まで、お読みくださりありがとうございました。
それでは、また!makoでした!

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