「目に見えない障害」について考える

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皆さんこんにちは。Pinkです。私には「適応障害」と「双極性障害」があるのですが、初めは母をはじめ、周囲の人に理解してもらうことは難しかったと思います。

その時に言われたのが「障害があるようには見えない」「性格の問題じゃないか」でした。「精神疾患」は目には見えないから仕方がないのかな。とあきらめた時もあります。

Women’s Healthの記事を読んでいると、アメリカでは「目に見えない障害」を持つ人が「10人に1人」だと言われていることを知り、驚きました。

そこで今回は、「目に見えない障害」について考えてみたいと思います。

「目に見えない障害」とは

目に見えない障害」()」には、自分自身も驚くような幅広い「慢性疾患」が入るとのことです。

)…「非顕在性障害」と呼ばれることもあるとのこと

アメリカの障害者支援団体が指定した「目に見えない障害」一覧に入るものの一例として挙げられるのは、下記の通りです。

「目に見えない障害」

  1. 学習障害
  2. 難聴
  3. 自閉症
  4. 補綴
  5. 外傷性脳損傷
  6. メンタルヘルス疾患
  7. 双極性障害
  8. 糖尿病
  9. 注意欠陥・多動性障害(ADHD)
  10. 線維筋痛症
  11. 関節炎
  12. アルツハイマー病
  13. 不安障害
  14. 睡眠障害
  15. クローン病
  16. 心的外傷後ストレス障害(PTSD)
  17. てんかん
  18. 多発性硬化症
  19. 嚢胞性線維症

参照:難聴やてんかん、PTSDetc. 10人に1人はいると言われる「目に見え …

以上となります。これだけ多くの「障害」「慢性疾患」が挙げられているのですが、一例に過ぎないという現実に私たちはどうしたらいいのでしょうか。

目に見えない障害」の支援団体のもとには、〇〇病や〇〇病は「目に見えない障害ですか?」という質問が度々送られてくると言います。目に見えないけれど、特別な支援を必要とするだけの支障が出るとのことです。

また、どのような「疾患」も、詳細に言えば「障害」であることを理解し、その事実を受け入れるのは簡単なことではなく、「障害」という言葉自体に喪失や欠損というイメージがあるので怖いと言います。

そして実社会では、一部分の能力が欠けているだけで他の人より劣っていると思われる傾向があるとのことです。

ヘッドホンをしている男の子

「目に見えない障害」を持つ人はどのくらいいるのか

アメリカの「障害者」は年々増えているけれど、世の中には自分のことを「障害者」と思っていない、あるいは思いたくない人が大勢いるため、正確な数字は分からないとのことです。

アメリカ疾病管理予防センターによると、人口の推定26%、つまり4人に1人は「目に見える障害」か「目に見えない障害」を持っているそうです。

障害者コミュニティ」はアメリカ最大の「マイノリティーグループ」で、誰もが一時的、または持続的に入ってもおかしくない、唯一のコミュニティのことです。

それは、「ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン」に関係する議論の中で、「人種」「ジェンダー」「セクシュアリティ」と横並びになることはないけれど、他の「マイノリティーグループ」と深い関係にあるそうです。

障害者」には、国から支給される「障害者手当」をもらっている人というイメージがあるという理由で、多くの人は、働いている以上、自分が「障害者」であるはずはないと考えてしまうとのことです。

手を取り合う二人

「目に見えない障害」のこれから

目に見えない障害」を持つ人が、これまでにないほど多い今なら、注目を浴びやすいのではないか、「コロナウイルス感染症」は目に見えない病気だったので、後遺症の件数もいまだに増え続けていて、認知度は高まっているはずとのことです。

それは、よいことであると同時に、悲劇的なことだとも言えるそうです。

なぜなら、苦しんでいるのに必要な支援を得ることが出来ない人は、想像以上に多く、見た感じでは問題がなくても、精神的には辛くて仕方ないことを、医師だけでなく、家族や友人までもが分かってくれない場合はかなり多いからです。

コロナウイルス感染症」の後遺症に関係する当初の報告書も、パンデミックを大規模な「障害」を引き起こす出来事として評価していたとのことです。

アメリカ労働統計局が16歳以上の一般市民のデータを分析したところ、「障害者」と認定された人の数は2020年から2021年までの1年間で120万人も増えていたそうです。労働人口における「障害者」の数も49万6千人増加したそうです。

これは、理解やアクセスの格差に苦しみ、自分のコミュニティを心から求めている人が増えていることを意味するとのことです。

目に見えない障害」を受け入れることは、「障害者」の擁護団体の豊かな歴史を学び、自分のコミュニティを見つけて、普通は基準ではなく概念の1つに過ぎないことを理解する過程だったと言います。

参考サイト:難聴やてんかん、PTSDetc. 10人に1人はいると言われる「目に見え …

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