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皆さんこんにちは。Pinkです。突然ですが、「図書館」を利用することはありますか?
私は以前よく利用していました。自宅から自転車で行ける場所にあり便利だったのと、返却する時は「図書館」に行かなくても、最寄駅に「図書館の本の返却ポスト」があったからです。
しかし、人気がある本は借りられていることが多くて待たないといけないので、すぐに読みたい時は「買おうかな」と思ったこともあったのですが、待っている間に別の本を借りるようにすると、待つ時間も楽しくなりました。
また、読みたい本が「図書館」に無い場合でも、リクエストすれば近隣の「図書館」に問い合わせをしてもらい、可能な限り取り寄せてもらえたりして、とても助かりました。
livedoor Newsの記事に、とても素晴らしい「図書館」の記事があったので、今回はそのことについて書きたいと思います。
アメリカにある「図書館」の素晴らしい取り組み
アメリカのマサチューセッツ州にある「図書館」の、素晴らしい取り組みが多くの反響を呼んでいるとのことです。
本の紛失や破損により弁償責任が発生した場合、弁償代金は本を借りるために使う「図書館カード」に記録されていて、その代金を支払わなければ、新たに本を借りることができないため、「図書館」に来づらくなっているそうです。
もっと多くの人に「図書館」を利用してもらいたいと考えた職員達は、あることを考えます。
3月のみの期間限定で、「猫」の可愛い写真や絵を持参すると、弁償の責任が免除されるという規準を設けたとのことです。それは、「猫」を含む1万匹以上の動物の写真が届く程、多くの反響を呼んだそうです。
また、3月いっぱいを「March Meowness」と呼ぶ猫月間として、「猫」をテーマにした様々なイベントを開催することにしたとのことです。今回のルールは、このイベントの一環としても役割を果たしているそうです。
本の紛失や破損による弁償責任
この「図書館」では、2020年以降「延滞料」の制度を廃止したそうなのですが、紛失や破損した際の弁償費用の請求は続いているとのことです。
また、弁償責任のある人の中には、愛犬に齧られてしまったため、30ドル(約4500円)の弁償代を支払うか、30ドルで生活必需品を購入するかの選択に迫られ、苦しんでいる人もいるそうです。
職員は、このように誤って紛失や破損してしまった人も多いことは分かっていて、人々を罰するのではなく、本を読んで読書を好きになってもらいたいと話しています。
こうした背景に加え、「図書館」の職員達に猫好きや、猫を飼っている人も多かったことから、「図書館」を訪れる人を増やしつつ、「猫」の写真や絵を見せてもらうのは、これ以上ない方法だと思ったそうです。
初めは、弁償の免除は50人程と見込んでいたところ、最初の2週間だけで約700人が弁償責任を免除してもらいに「図書館」に来たとのことです。想像以上の成果だと予想外の反響に驚いているそうです。
今回の取り組みとアメリカ国内の公立図書館について
とても寛大な対応ですがいくつか注意事項があるとのことです。
紛失や破損したものが5点以上ある場合には、担当者による審査が必要になり「猫」の写真や絵を持参すれば必ず免除になるという保証はなく、紛失や破損の理由が不適切なものであれば対象外になるそうです。
また、この素晴らしい考えがアメリカのニュースメディアに取り上げられると、記事の掲載翌日に、パンデミック以降で最多の来館者数を記録したとのことです。
実際に700人以上の人が弁償責任を免除してもらったそうですが、弁償責任がない人からも「猫」の写真や絵が届き、7000人以上から、猫以外の動物も含む1万匹を超える写真が集まったそうです。
本の紛失は、アメリカ国内の「図書館」で大きな問題になっていて、この「図書館」も同じ悩みを抱えているとのことです。
アメリカ国内の公立図書館では、大規模な調査が行われていて、罰金を設定したとしても、本が戻ってこないケースがほとんどだそうです。罰金制度は最終的に「図書館」の利用者を失うことになり、支払われることのない借金のようなものだといいます。
今回の取り組みを行った「図書館」の職員の話によると、これはバランスの問題であり、本を失くしてしまう人がいる場合には、他の人がその資料を使えなくなってしまうという事実を理解してもらうようにしているとのことです。
参考サイト:【海外発!Breaking News】猫の写真で本の弁償代を免除する図書館 …
noteでも記事を書いているので、よかったら読んでみて下さい!
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