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こんにちは、翼祈(たすき)です。
日本人女性の乳がんの罹患数は2021年の予測では94,400人となっていて、女性が罹患するがんの中で最多になっています。今では、9人に1人が乳がんになる時代です。
また、2021年は乳がんで14,908人の方が亡くなりました。
私はこれまで乳がんは思春期の遺伝子変異で発症するというニュースや7時間以上の座り過ぎが乳がんを発症させる起因になるニュース、乳がんの治療法、まだ公開はされてませんが、再生医療の人工乳房、といった記事を書いて来ました。
この記事では、「ラジオ波焼灼療法」という新しい乳がんの治療法について書きたいと思います。
早期の乳がんの患者さんへ、外から胸に細い針のような電極を刺して中で発生させた熱で、がんを焼いて死滅させる新しい治療法「ラジオ波焼灼療法」が、2023年12月に保険適用となり、東京都内にある病院で2024年1月25日から患者さんへの治療が開始しました。
乳房を切除する手術よりも身体への負担の少ない、新たな早期の乳がんへの治療法になると期待が込められています。
今回は、「ラジオ波焼灼療法」を導入した病院を密着したいと思います。
「ラジオ波焼灼療法」を導入した病院の様子
2023年12月、早期乳がんの治療法「ラジオ波焼灼療法」が保険適用となったことを受け、東京目黒区にある東京医療センターでは、2024年1月25日から「ラジオ波焼灼療法」を開始し、医師が画像で患部を見ながら、患者の胸に神経を研ぎ澄ましながら、電極を刺して治療を施しました。
乳がんの治療法は早期であっても乳房の一部や全部を切除する手術がメーンとなっていますが、「ラジオ波焼灼療法」は、傷が小さいことで、身体への負担も少なく、従来の臨床研究では、切除手術と同じ水準の効果が認められました。
対象となる患者さんは、
・がんの大きさが1.5cm以下
かつ
・がんが1つだけ
などの条件が合致した早期の乳がんの患者さんで、「ラジオ波焼灼療法」は日本乳癌学会が認定した病院で実施されています。
参考:早期乳がんの新治療始まる “切除より負担少ない治療に”期待 NHK NEWS WEB(2024年)
臨床研究で代表を務めた東京医療センターの副院長の男性は「乳房を切除することなく、乳がんの治療ができるのは患者さん側にもメリットが大きいと思われます。この『ラジオ波焼灼療法』が実施できる病院を増やしていける様に、普及に全力を注ぎたいです」と述べました。
がんは怖い
私の父の姉、2番目の伯母は以前乳がんを発症し、治療を受けていました。
多分10年位は経過していたと思いますが、伯母が治療をしている時に、私の従姉妹、その当時東京に住んでいた上の娘が、重度の慢性的な病気にかかり、伯母の家に戻り、地元に帰って来ました。
従姉妹は本当に深刻なほど症状が重たいらしく、薬も自分では貰いに行かず、伯母が代わりに病院に行って、薬を受け取りに行くそうです。
従姉妹は、「家から出たくない。誰にも会いたくない」と、引きこもりの状況で、外にも一歩も出ないそうです。
伯母は75歳を過ぎていますが、一緒に暮らす娘が働けない以上、伯母が働くしかありません。伯母の年齢で今の職業は、かなりキツイのではないかと思います。
伯母が元気かは分かりませんが、娘のために私が倒れるわけにはいかないという気力で、何とか踏ん張っていると思います。
娘のために、それが伯母が乳がんを過去に罹患していたとしても、元気にいられることなのかもしれません。
「ラジオ波焼灼療法」も早期の乳がんとはいえ、新たな治療法の選択肢が増えたことは良いことだと思います。
がん以外にも怖いものはありますが、本当にがんは怖いです。怖い病気です。この世界ががんで蝕まれてしまわない様に、今後も新しい治療法の開発が進んで欲しいです。
noteでも書いています。よければ読んでください。
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