乳がんを罹患した時の乳房の再建方法。当事者参加型のスマホアプリも運営中。  

乳がん 乳房再建

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

毎年10月は女性の乳がん検診を啓発する、ピンクリボン月間です。

この時期は、色んな建物がピンク色に染まります。

日本では乳がんと診断される女性は毎年9万人以上います。治癒を目標に手術などを受けた後でも、多くの女性はがんが再発することへの恐怖心を常に抱いています。

今回は乳がんを罹患した時に行う乳房の再建の方法、乳がん当事者の生の声を届けるスマホアプリなどについて、お話します。

乳がんの手術をした時の乳房再建の方法

乳がんと診断を受けると、まず手術することが考えられます。ですが、抗がん剤を使った治療が効果的ながんの場合、抗がん剤でがんを小さくして後で手術をするケースもあります。

乳がんに対する治療は基本的に手術をすることです。技術が発展し、傷が目立ちにくい手術もできる様になりました。乳房温存手術と乳房切除手術という2つのやり方があります。

がんを周りの乳腺と同時に除去する手術が乳房温存手術と言われています。一部分だけを除去する手術となり、自分自身の乳房をそのまま残すことも可能です。乳房温存手術のケースでは、がんを除去しても、乳房の変形が最小限に抑えられ、左右差もなく維持できると判断されたケースで選べます。

しこりが大きい時でも、抗がん剤でがんが小さくできると医師から判断が下りると、手術の前に抗がん剤による治療を実施し、しこりを小さくした後で乳房温存手術をするケースもあります。

最近では、乳輪や乳房の加齢に伴う変形で傷を隠すことも可能で、手術での傷を分かりにくくする方法も実施されています。この方法はがんの位置や大きさで制約を受けることもありますが、手術を受ける前に自分の希望を主治医にハッキリと伝えることが大事となります。

がんができた乳房の全てを切除する手術が乳房切除手術となります。この手術では、同じ乳房内に複数がんができているケースや、がんを除去すると乳房が大きく変形するケースなどで実施されます。

近年、乳房を切除した後、乳房を新たに作り直す乳房再建手術が保険適用がされる様になり、乳房切除手術を選ぶ患者さんが増加しています。高額療養費制度を活用すると、年齢や収入により違いがありますが、およそ10万円で実施できます。

また、遺伝性の乳がんのケースでは、温存していた乳房に再度がんができやすいこともあり、乳房切除手術が選ばれることもあります。

乳房再建の技術が発展し、乳がんの手術を受けた後に、自然な乳房を再建することができる様になりました。

乳がんの手術で乳房を切除しても、乳房を再建することが可能です。これまでは、可能な限り乳房を温存したいという患者さんが多い傾向でしたが、近年は技術が発展したことで、左右の胸がバランスが悪くなる恐れがあれば、がんができている乳房を全部切除して再建を選んだ方が良いと考える人が増加傾向です。乳房再建は、大きく分けると自家組織での方法とインプラントを使用する方法の2つです。

乳房の再建手術を行う人は、どの場合でも形成外科医となります。乳がんの手術と同時に乳房の再建手術を実施することもありますし、手術後の経過観察をしてから実施することもあります。

自分の体の組織(自家組織)による乳房再建術という、背中の筋肉や皮下脂肪、おなか、皮膚など、自家組織を使用して、乳房を再建する手段です。

傷は1年程度で目立たなくなり、手術してから2ヵ月も経過すれば軽い運動もできます。

乳房再建は、その人によって自家組織を取ることのできる部位が限定されるケースがあります。妊娠する可能性がある人は帝王切開を受ける可能性もあるので、おなかから自家組織を採取することは推奨されてません。

その上で、反対側の乳房にも乳がんを発症することが危惧されるケースでは、自家組織で両方の乳房を再建することが困難なこともあるといいます。

参考:乳がんの治療を徹底解説 乳房を温存する手術や乳房の再建術 NHK 健康ch(2022年)

乳がん当事者の生の声を届けるスマホアプリ、完成

スマートフォンのアプリを活用して、乳がん当事者のがん再発への恐怖感を軽くできたと、名古屋市立大学などの研究チームが2022年11月3日、専門誌で明らかにしました。乳がん当事者が病院や診療所を受診しなくても、スマホを活用して時間や居住地に関係なく、心身の苦痛を緩和するケアの実現に近付いたとします。

名古屋市立大学や京都大学、愛知県がんセンターなどの研究チームは、乳がんの手術を受けて1年以上再発していない20~49歳の女性を対象に研究に協力して頂きました。およそ450人を、通常の通院を継続して頂くグループと、通常の通院と合わせて自身のスマホに2種類のアプリをダウンロードして活用して頂くグループと、無作為に2グループに分けて、8週間後の体調の変化を比較しました。

乳がん再発への恐怖に関しては、「乳がんが再発する恐怖に関して考えてしまう時間はどの程度要しましたか?」といった4つの質問をベースに、それぞれの体調に適用してスコア化しました。

ダウンロードして頂いた2種類のスマホのアプリには「認知行動療法」といった心理療法が2タイプ導入されており、当事者自身がどう、乳がんの再発への恐怖感を抱えているかといった、自分の考え方を見つめ直し、恐怖心からの改善に向けたアクションを考えて行える様に、スマホアプリがサポートします。

参考:乳がんの再発恐怖、スマホアプリで軽減 「どこでもケア」に向け一歩 朝日新聞デジタル(2022年)

スマホアプリを分析した結果、アプリを活用したグループでは開始して4週後から科学的にも鮮明に乳がん再発への恐怖が軽くなり、持続効果は24週後も継続していました。スマホアプリの持続効果の程度は、専門家が対面で認知行動療法を行ったケースとほぼ同水準に相当します。

乳がんのピンクリボン月間にライトアップin埼玉県

川越の最明寺(川越市小ケ谷)で現在、本堂をピンク色にライトアップするなど、乳がん検診の啓発を目的としたピンクリボンイベントが開催されている。

同イベントは今年で5回目。手水舎(ちょうずや)に花を浮かべる「花手水(はなちょうず)」は1カ月間、ピンクの花々で埋め尽くされる。

引用:川越・最明寺をピンク色にライトアップ 乳がん検診啓発、祈り込めスカイランタンも 川越経済新聞(2022年)

乳がんは、

女性の9人に1人が経験したことのあるがんだそうです。乳がんは女性が亡くなる原因でも高い推移の、多くの人が罹患しやすいがんの1つです。

乳がんに限らず、がんを罹患しない臓器はないのではないか?と思います。最近聞く有名人の訃報やがん公表では、今まで聞いたことがない名前のがんも多く、検索しても簡単には出て来ない臓器のがんが増えている感じがしています。

古来からがんはあったかもしれませんが、医療の発展と共にがんなど病気などもより複雑化している、医療はどんどん進歩しているのになぜ?と、いつもそう思ってしまいます。

良い薬が開発され、不治の病ではなくなったというものもあれば、どんどん治療の難しい病気も出て来る。がんは再発の可能性もありますし、ずっと現代病ですが、いつになれば、がんになっても怖くない時代が来るのか?それはずっと私も思っていることです。

noteでも書いています。よければ読んでください。

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、脂漏性皮膚炎、右手人差し指に汗疱、軽く両膝の軟骨すり減り、軽度に近いすべり症、坐骨神経痛などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。