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こんにちは、翼祈(たすき)です。
まず、この記事の話を始める前に、「夜間中学」の説明をしますね。
「夜間中学」とは、公立の中学校の夜間学級のことを指します。戦後の混乱する世の中で義務教育を修了できなかった人や、色々な理由で本国で義務教育を修了できずに日本での暮らしを始めることになった外国籍の人など、多様な背景を持つ人たちが日々勉強しています。
近年では、形式上では中学校を卒業していても不登校などの様々な理由を持ち、通学できなかった人たちの“学び直しの居場所”としての役目も担うことになってきました。
そんな「夜間中学」ですが、福岡県大牟田市が、文部科学省から[不登校特例校]として指定を受けることができた場合、2024年4月から不登校の人向けの「夜間中学」を開校するそうです。
※2023年8月31日に、[不登校特例校]は、“学びの多様化学校”に名称が変わりました。
どんな「夜間中学」になるのか?今回は福岡県が開校したいとする不登校の人向けの「夜間中学」について特集します。
福岡県大牟田市が掲げる、不登校の人向けの「夜間中学」とは?
福岡県大牟田市教育委員会は2023年8月28日、2024年4月に不登校の人たちを受け入れる「夜間中学」の開設を目指す方針だと明らかにしました。[不登校特例校]に指定される様に文部科学省に申請する方針で、生徒の事情に対応しながら授業時間を減らせる国の[不登校特例校]の指定をまずは受けることが前提の話となりますが、開設されると全国では2例目となるといいます。
大牟田市教育委員会によりますと、大牟田市中心部にある市立松原中学校内に新設校または分校として開設します。大牟田市内の不登校生徒数は2021年度調査で230人で、大牟田市教育委員会の2022年の調査で「夜間中学」への入学希望や前向きな検討したい人は10人いました。
文部科学省によりますと、[不登校特例校]は2023年4月時点で日本では10都道府県に24校あります。この中で、香川県三豊市の市立高瀬中学校が日本で初めての「夜間中学」を2022年4月に設置しています。
大牟田市によりますと、2021年度中で体調不良などの理由なく計30日以上、中学校を欠席した生徒数は人口1000人当たりでは96人でした。全国平均(50人)のおよそ2倍に相当します。ここ数年も増加傾向にあるとしています。
「夜間中学」は大牟田市中心部の市立松原中学校の空き教室を活用します。通学できる期間は原則3年間ですが、本人が希望すれば最大6年間在籍することができます。2024年度は2クラスを見込んでいるということです。
文部科学省から[不登校特例校]に指定されると、学校側が生徒の実態に考慮し、少人数教育など習熟度に対応した柔軟な教育機会を提供することも可能となります。
参考:不登校生の夜間中学開設へ 福岡・大牟田、全国2例目 産経ニュース(2023年)
大牟田市は朝起きることが困難な起立性調節障害に苦しんでいたり、同世代にいじめなどで馴染めない生徒が、現状とは異なる形式で学校に戻れるのでは、と期待を寄せています。
いじめの後遺症。
私はその当時は分かりませんでしたが、発達障害の特性から対人関係を築くことが人一倍難しいです。それに加え、同級生からいじめや嫌がらせを受けたことで、さらに特に同年代の方と対人関係を築くことが苦手になりました。
特に中学時代のいじめで、人というものが苦手です。中学時代のいじめは病気の影響で忘れたものもありますが、今でも鮮明に覚えているものに関しては、当時は遥かに耐え難い内容だったということでしょう。
母の話では、私は構えて、人の前に常に壁を作り、話しかけるなオーラが出ているんじゃないかといいます。人の倍以上打ち解けて、仲良くなるのにも時間がかかります。
ですが、元々はおしゃべりなことから、人と話したいという葛藤もあり、初めて来た場では話したいけど、話せず人の輪の隅にいて、話を聞いてる。もし話しかけられて、「この人なら大丈夫!」だと思ったら、かなり話します。
「夜間中学」もそういう私の様に人間関係につまずいた方も通学するかもしれませんね。
私も学歴にしろ、対人関係にしろコンプレックスの塊ですが、最近は昔ならしなかったことに自分からチャレンジしようとか、記事なら昔なら書けなかった記事も頑張って書く様にしようとか、少しずつ後ろ向きな私が前を向いています。
不登校の方など通学できなかった方の「夜間中学」開校というのは、凄く珍しいとのことで、以前記事に書いた[不登校特例校]にしろ、私が住んでいる福岡県で新たな取り組みをされるということは、大変喜ばしいことです。
この学校で様々な理由で勉強を諦めていた方が、再び学べる様な居場所になると良いなと思います。
noteでも書いています。よければ読んでください。
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