メンタルヘルスに効果的な「サイレントウォーキング」

「サイレントウォーキング」

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皆さんこんにちは。Pinkです。日々、運動をしなければと思っているのですが、なかなか思うように出来なくて、困っていた時に、Yahoo!ニュースに掲載された、Forbes JAPANの記事を読みました。

「スマホなし、イヤホンなしで1人静かに歩く「サイレントウォーキング」のススメ」です。

ウォーキングというと、ヘッドホンやイヤホンを付けて、何かを聴きながらウォーキングをしている人を多く見かけますが、新たな流行として「サイレントウォーキング」が関心を集めているようです。

今回は、「サイレントウォーキング」について書きたいと思います。

サイレントウォーキング

ウォーキングの心理的効果は、充分証明されていて、「心肺機能の強化」「血流促進」「全般的な身体的持久力のアップ」「気分の高揚」「知的鋭敏さの向上」と、実に様々だそうです。

その中で、「サイレントウォーキング」とは、科学技術の類いを全く使わず、周辺の物理的環境に浸りながら1人で静かに歩くウォーキングのことを言います。

いつもの散歩を「サイレントウォーキング」に変えるだけで、「メンタルヘルス」にいくつかの効果が生じると、「サイレントウォーキング」を勧める人々は強く主張しているとのことです。

しかし、「サイレントウォーキング」の効果には、科学的な理由があるのかという疑問が残るそうです。ウォーキングはもともと健康に良いとされる習慣ですが、何も聴かずに静かに歩くと、どのくらいの好結果を得ることが出来るのでしょうか。

1人静かに歩くべき理由

ウォーキングに出掛ける時のために、1人静かに歩くべき理由とは何なのでしょうか。以下の2つの理由があるとのことです。

理由

①「静寂」は脳の発達を促す可能性がある

② 自然に触れる機会が増えるとウェルビーイングが向上する

以上です。

それでは、①、②について詳しく説明したいと思います。

⒈「静寂」は脳の発達を促す可能性がある

⑴2013年に脳の構造と機能に関する科学誌で発表された研究では、マウスを使った実験の結果、「静寂」が新たな脳細胞の生成を早める、触媒的な作用を持つ可能性があることがわかった。

⑵マウスを別の聴環境におく実験を行ったところ、静かな環境では、神経新生に必要な前駆細胞の生成が増加したことを発見した。

⑶こうした現象は、「ホワイトノイズ」といった他の聴覚刺激、モーツァルトのピアノ曲を使った時には起こらず、モーツァルトのピアノ曲は、初めは良い影響を与えていたように思われたが、同じような神経細胞の変わらない助けには到達せなかった。  

⑷この研究は人間の脳が「静寂」に対してどのような反応を起こし得るかということについて、僅かながらも希望の光を当てている。

⑸「サイレントウォーキング」という行為は、「静寂」の神経学的効果とウォーキングがもともと備えている「知的鋭敏さの向上」という効果を同化し、脳のための多才なトレーニングにしているのかもしれない。

サイレントウォーキング」は、スマートフォンを持たないという条件に合えばどこでも出来るけれど、その効果を可能な限り引き出したければ、静かで落ち着いた場所を選ぶことが大切である。

⒉自然に触れる機会が増えるとウェルビーイングが向上する

⑴度々「サイレントウォーキング」に出掛ける人は、静かで落ち着いた場所を選ぶことが多く、にぎやかな町中や混雑した公園を避け、自然に囲まれ、心が安らかになれる環境に歩いて向かうことが、「メンタルヘルス」ににとってとても効果的である。

⑵ 2022年に科学誌で発表されたある研究は、61カ国から収集された300件を超える研究活動のデータを分析し、それによると、自然と触れ合うことで私達の人生は、200以上の非物質的な方法で豊かさが増加するという。

⑶研究では、自然がもたらすそうした恵みを、16の特有の関連性に集約する。人はそれらを通じて、自然から目に見えない恵みを受けているとされる。

なかでも注目すべき関連性には次のようなものがあるとのことです。要約すると以下の4つになります。

関連性

① 人との結びつき。共通の自然体験をもつと、他者との関係がいっそう強固になる

② 直感。自然に触れると、内面的な体験と直感的体験の質が高まる。超心理学的な、もしくは宗教的な意味合いをともなうことが多い 

③ 満足。自然に囲まれると、充実した気持ちと、人生全般の充実感が高くなる

④ 変容。自然は、気分と視野の変化を促し、姿勢や行動に影響を与える

以上です。

ウォーキングは、知性のある鋭さを向上させ、自然の中にいることで、脳の活動が活発になり、様々な効果が生じる傾向もあるとのことです。

2019年に心理学ジャーナルで発表された研究では、自然の中で時間を過ごした人の「認知機能」が目立って改善され、都会で過ごした人とは対照的だったことがわかったそうです。

自然の中で時間を過ごすと、認知の適応力が増し、作業記憶と注意力が良くなったとはいえ、都市環境では集中持続時間が短くなったとのことです。

最後に

サイレントウォーキング」は、その効果に確かな科学的裏付けがあり、直ちに心が落ち着くという効果以上の大きな恵みをもたらし、「静寂」は、「メンタルヘルス」の向上を助ける力を持つそうです。

さらに、「静寂」を自然及び運動と組み合わせることにより、その効果はさらに向上するそうです。サイレントウォーキング」を日々の習慣に取り入れることで、より知的に鋭敏で、心配ごとの少ない人生に向かう肯定的な一歩を踏み出せるかもしれないとのことです。

参考サイト:イヤホンなしで1人静かに歩く「サイレントウォーキング」のススメ …

 

noteでも記事を書いているので、よかったら読んでみて下さい!

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