子どもが口答えする、常にイライラしている。それ、全てが「反抗期だから…」ではないのかも?

心の動き

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こんにちは、どうも、ゆたです。

いつものように当然なんですけど、皆さんは子どもの頃、もしくは現在子どもの方でもいいんですが、反抗期ってありましたか?

私は微妙です。

なぜならそもそも反抗期って、少しだけ曖昧なんですよね。

親の言うことに歯向かったら反抗期、という人もいれば、イライラしてると反抗期、なんていう捉え方もあります。

何を基準に反抗期とすればいいのかは、個々人、そして家庭によって様々ですね。

とはいえ、反抗期はおおよそ中学生、高校生あたりで訪れるものを定義しているようです。

しかし、その基準が曖昧な故に、子どもの思春期特有の様々な心の動きに対し、すぐに反抗期だ、と言いがちになります。

ですが、もしかしたら反抗期だから仕方ない、と片付けるべきものではないかも知れません。

反抗期のメカニズムについて。

調べてみると、反抗期に対して、かなり明確な答えを出している漫画がありました。

参考:口答え、イライラは「反抗期」に含まれない? 思春期への向き合い方に反響

この漫画によれば反抗期とは、生き方に対して本人の意思決定を脅かされる(抑圧される)ことに危機感を抱いて、自分で決めたい! と思う力が強くなる時期のことのようです。

よくお母様同士の会話で「昔はほんと、いい子で可愛かったのにね〜」なんてことを言いますが、この昔というのは単に子ども時代というよりかは、自分の言うことを素直に聞いていた時期、というニュアンスが強いように思います。

成長していく中で反抗期が訪れると、自分で決めたいというある種、大人になるために必要な欲のようなものが出てくるので、お母さんや大人の言うことに対し、反発したりしてしまうというメカニズムなのです。

また、思春期になると自分や他人に対し、批判をする時期になります。

すると、絶対正しいと思っていた大人の言葉にも、矛盾を感じてしまい、素直に聞けなかったり、口答えするようになります。

しかし先ほども言ったように、個々人によって、反抗期の過ごし方が変わってきます。

素直になれず、口答えをしたり、イライラしていたりなど、表に出やすい症状もありますが、一見反抗期が見えない子であっても、実は反抗期が訪れている場合もあったりします。

反抗期が見えにくい場合に考えられる例

・子どもの生まれ持った性質、性格

・子どもの意思や気持ちが大人によって受け止められている状態

・反抗するためのエネルギーが親以外に向かっている

・抑え込まれて反抗するエネルギーが出ない状態

そして、反抗するためのエネルギーに関しては親に向けばわかりやすいのですが、そうでない時は、外に向かう場合と自分自身に向かう場合が考えられています。

外に向かう場合は暴力やいじめに発展する場合もあったり、逆に自分自身に向かってしまうと、うつや自傷行為に走ってしまう場合があります。

少し話はかなりますが、よくいじめ問題について、いじめをなくすことは難しい、という方がいますが、それは思春期、そして反抗期が多くの子どもに訪れるからだと言えます。

反抗するエネルギーが外に向く場合、いじめの加害者になりやすいですし、自分自身に向く場合、いじめの被害者になりやすいと言えるでしょう。

もちろんいじめは許すべきではないですが、とはいえ加害者も見方を変えると思春期の被害者とも言えなくはないのです。

反抗期にはそれぞれタイプもある。

 

反抗期

このように反抗期といえども、一概には言えるものでもなく、それぞれの特徴を見極める必要があります。

そして、特徴が掴めるとそれに向けて対策が変わってきます。

大まかに3つほどに区切って紹介しようかなと思います。

まずは自立に向かって反応しているパターンです。

例えば、私はこの高校に進学したい、と自らの意思で言ってみたり、この習い事をしてみたい、この部活動をしてみたい、などの自己決定をしていく場合です。

こういう時は親も覚悟を決めて、子どもの行く末を見守ることが大事です。

自分の子どもなので、心配だろうし、思い通りにしてくれないことに憤りを感じてしまうこともあるでしょう。

しかし、ここは子どもの成長を見守るつもりで、不安をグッと堪え、応援してあげることも必要なのかもしれませんね。

次は、思春期特有の不安や苛立ちからくるパターンです。

例えば、会話の中ですぐ暴言を吐いたり、会話するたび喧嘩になってしまう場合はこれに当てはまります。

こういう時は無理に構いすぎてはいけません。子どもたちは今、不安と一生懸命に戦っています。

大目に見つつも、自分の気持ちを伝えましょう。

暴言を吐いてきたら、「私はその言葉を言われると傷つくからやめてほしい」という感じで、だめだと否定するのではなく、私が嫌だからやめてくれないか、といった言い方にシフトチェンジできればいいなと思います。

最後は共同生活においてのマナー違反です。

例えば、食べ終わった弁当箱を出さない、服を脱ぎっぱなしにする、掃除をしないなどがこれに当たります。

これに関してはルールを定める必要があります。

「20時までに弁当箱を出さないなら自分で洗いなさい」とか、「洗濯物に出さない服は洗いません」とかですね。

そうすると、自分がするべきことが明白化され、自然と自主的に動くようになります。

このように反抗期と一言に言っても、パターンによって対策は、いくつかあります。

反抗期を迎えている我が子に対し、親としてもどうしていいかわからないことや普通にムカつくこともあるでしょう。

しかし、それは子どもたちが成長している証でもあります。

不安定な時期だからこそ、適切な距離を保って、ゆっくり見守ることも必要ではないでしょうか?

最後に。

反抗期の子どもの話について調べていると、親の大変さがわかるような気もします。

子ども自身もとても大変でしょうが、反抗期は人によって様々なので、親とはいえ、子どもの気持ちを100%汲み取れるわけではありません。

私は現在、子どもも恋人もいませんが、もし家族ができ、子育てをする際には今日のことを肝に銘じて、子どもと接していければなと思います。

今日はここまでです、お相手はゆたでした。

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