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こんにちは、改めましてM. Jです。
今回は、私の体験談を基に、観察力と少しの勇気の重要性についての記事を書いていこうと思います。
状況によっては「気づくこと」や「勇気を出して行動すること」が人命救助にはものすごく重要です!
あの時、気づかなかったらと思うと「ゾッとした体験」について、記事をご覧の皆さんも、「自分ならどうするか」考えながら読んでいただければと思います。
以下の項目に沿って、書いていこうと思います。
- 実際の体験① ➡️ 福岡市内での出来事
- 勇気を出す方法
- 実際の体験② ➡️ 認知症の人を発見し保護する
- 観察力を高める方法
- 観察力と少しの勇気を持ってみよう
次の項では、実際の体験《福岡市内での出来事》について書いていきます。
実際の体験① ➡️ 福岡市内での出来事
15年以上前、福岡市天神で起きた体験について話します。
私は福岡国際会議場で行われたイベントの帰りに、福岡天神行きのバスに乗っていました。
バスがちょうど天神の市街地で、渋滞のため停まっていました。
その時です、なんと当時の天神コアの前で「女性の方が青黒いものをずっと嘔吐していた」のです。おそらく、10分以上嘔吐していたと思います。
まだ、バスに乗っていたので「これはまずい!ずっと吐いている!」「何とかしなくては!」と思い、少しでも早くバスを降りなければと思っていました。
バスを降りた後、ダッシュで天神コアに行きました。
到着した後も、その女性の方はずっと嘔吐していました。付き添いの方は居たようですが、その女性の方に「ついているのが精一杯の状態」になっていました。
「これは、救急車を呼ばなくてはならない」と思いました。
携帯電話を持っていなかったので、「救急車に連絡するしかない!」と必死に電話ボックスに駆け込み受話器を手にしましたが、緊張していて「救急車の電話番号」が頭の中から抜けて「真っ白」になりました。
しかし、少しの勇気を持って赤いボタンを押して「119」に電話をしました。
その時、救急の方から「どこで吐いていますか?」との問いがありました。
福岡天神は、見知らぬ場所でしたので、どう答えればいいかかなり迷いましたが、「駅と天神コアの間のほう」と答えました。すると、何とか理解していただきました。
その後、救急車が到着しました。救急隊員と私が話している時には、その女性の方は落ち着いていたようです。
なんと、その女性の方は救急車への乗車を拒否されてしまいました。
この記事をご覧の皆さんは、上記の場面に出くわした場合、どのように行動されますか?
救急車に乗らなかった結果を見ると、全てがうまくいったわけではありません。
しかし、私は10分以上嘔吐されていた状態を見て「危険だ!」と判断しました。
その後の行動については、冷静ではない部分がありました。いわゆる、無我夢中で行動していたのです。
天神は福岡でも人通りの多い場所ですが、女性の方が10分以上嘔吐していた間、付き添いの人以外は「素通り」でした。
誰かの「気づき」がなかったらと思うと最悪病状が急変することも考えられたと思います。
この状況では「観察力」と「少しの勇気」は必要不可欠ではないのでしょうか?
次の項では、勇気を出す方法について書いていきます。
勇気を出す方法
私は、勇気がない人間です。
いわゆる「ノミの心臓」という言葉がとても当てはまる人間です。
そんな私でもできる「勇気を出す方法」には、次のようなものがあります。
①小さな成功体験を積み重ねる
◆勇気が出ない人は、小さな「成功体験」を積み重ねることから始める。
②失敗から学べることを知る
◆失敗すると「悪い部分」が明確になり、次回のチャレンジに活かせる。
③勇気があるフリをする
◆自信がある感じになると、成功する確率が高くなる
④やらずに後悔よりやって後悔
◆勇気を出せなかった経験は「後悔」として残る。
◆たとえ、勇気を出して失敗したとしても「やって良かった」と感じることは多い。
⑤最悪の結果を考えてみる
◆最悪の結果を予測しておくと「心の安定」につながる。
私のような「ノミの心臓」の人は、上記の①と②の要素だけ中心に考えて、行動していただいても構いません。
「成功体験」をすることによって、かなり自信がついてきます。すると、考え方が「ポジティブな方向」に向かうので「次にこれをやってみよう!」「これならできる!」となるかもしれません。
仮に、失敗したとしても「良い経験」「次にチャレンジ」と思うことができれば、違う方法で行うことで「成功」するかもしれません。
ということは、行動しなければ「失敗」のままです。実に、もったいない感じです。
「できること(小さなこと)」から行動してみましょう!
場合によっては「行動すること」が大事なこともあります!
次の項では、実際の体験《認知症の人を発見し保護する》について書いていきます。
実際の体験② ➡️ 認知症の人を発見し保護する
2023年2月末の21時頃(午後9時頃)、私は買い物をして自動車を運転していました。
運転中、1人で路肩をブロック塀に触れながら、フラフラと手探りしているような感じで歩いている高齢の女性の方を発見しました。
この日、夜間はまだまだ寒く少し震えるような感じでした。
まだ、寒い時期にも関わらず、上着を着ておらず「薄着」で歩いていました。これに加えて、時々膝に触れている感じで歩いていました。
「何か様子がおかしい。もしかしたら、認知症の方の徘徊かもしれない!」と思いました。様子を見ると、著しく「薄着」であることに気づきました。
そこで、私はすぐに自動車を停め、「こんばんは、大丈夫ですか?」と声をかけました。
「何ですか?」と聞かれましたので、すぐに私は「ものすごく気になっていたので」と答えました。
その後「おうちはどこですか?」と尋ねて「一緒におうちまで歩いていきましょうか?」と言いました。
その高齢の女性の方と一緒に歩いていたのですが、突然立ち止まり左右をキョロキョロ見回していました。
「これは、認知症の徘徊かもしれない!」と思い、私の自動車に乗せることにしました。
自動車の上で会話をすると「つじつまの合わない言動」が見られました。
少し、勇気を出して「年齢」をきいてみました。「54歳」と答えたのです。しかし、明らかに54歳以上に見えました。
「認知症の可能性が高い」と思いました。その後、すぐ携帯電話で警察に連絡しました。しばらくして、警察官が確認して家が見つかったようです。
通りすがりの人に声をかけることは「異常に気が付く観察力」と「少しの勇気」が要ります。
気づきがあったとしても「声をかける勇気」はなかなか出てきません。
私の場合、過去に実際に体験した福岡市内での出来事による行動(前項を参照)がものすごく活かされています。
「日常で起きる出来事と違う」という感覚と「変化に着目する」という視点が必要でした。
夜間の寒い時に著しく「薄着」であったことが「いつもと違う変化」でした。そこで「もしかしたら、声をかけたほうがいいのでは・・・」と判断したのです。
もし、声をかけていなかったらと思うと「徘徊」でさらに移動しているので、探すことが難しく高齢の女性の方の体調悪化は考えられていたと思います。
この状況でも「観察力」と「少しの勇気」は必要不可欠ではないでしょうか?
次の項では、観察力を高める方法について触れていきましょう。
観察力を高める方法
観察力はどのようにすれば高まっていくのでしょうか?
「観察力を高める方法」としては、次のようなものがあります。
①日常で起きる出来事や他者に興味を持つ
◆観察を行う上で、何よりも大切なのが「情報収集」。
◆「日常で触れるすべてのもの」が情報という意識を持つ。
②変化に着目するクセをつける
◆「少しの変化」に気づくための行動をクセづけることが重要。
◆「何か新しいものはないか?」「昨日と今日で変化しているところは?」といった意識を持って過ごすこと。
「観察力を高める方法」として、上記に書いているどの要素も重要です。
緊急時に素早く対応する方法として「情報収集」と「いつもと違う感じ」を見分けていくことは、必要不可欠なのです。
これらを見分けることができないと「適切な行動」はできないのです。
観察力と少しの勇気を持ってみよう!
以上、観察力と少しの勇気についてでした。
実際に私のとった行動は、ごく「当たり前の行動」です。
この記事をご覧の皆さんは、もっと「適切な行動」をとったかもしれません。
場合によっては「行動しないといけない状況」になります!
その時に、最低限「観察力」「情報収集」「判断」「少しの勇気」は必要不可欠です!
この4つの要素、どれ1つ欠けても行動することができないのではないかと思います。
私自身、今回の記事で書いた状況での行動は「適切だった」と思います。
「行動」でしか「問題解決できない状況」もあります!
ですので「迷ったときは行動」の選択肢もあることを認識してください!
「気づき」と「少しの勇気」で困った状況を「打破」してみましょう!
記事をご覧いただき、どうもありがとうございました。
今回の記事は、以下の文献を参考にしました。
参考:きみろーる:気づきとは何だ? ひらめきを生む5つの方法
GLOBIS CAREEA NOTE:観察力がある人の特徴・鍛える方法
今後について
興味があることや、今後書いていきたい記事のテーマとして、がん患者の自殺予防の勉強会に参加して大きく変わった私の人生観について、病気の早期発見:母に対しての思い、TANOSHIKA CREATIVEの支援員さんから見える:接遇技術を向上させる方法があります。
皆さんに役立つ情報を届けていければと考えています。
今後ともよろしくお願いします!
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