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こんにちは、翼祈(たすき)です。
私は、20代の頃、舞台鑑賞が好きで、特にミュージカルが好きでした。全部は覚えていませんが、ミュージカルの劇中歌はキャッチーな曲が多く、一部は今も歌えます。
その歌を歌っている時、あの時の出演者の仕草や表情が浮かんできて、すぐあの日に戻れて、「あの時もそれなりに楽しい時間だったなー」って思います。
この記事では、1回だけ観に行ったことのある、ブロードウェイミュージカル[RENT(レント)]の原作として知られる、名曲を新たな手法で、映画化した作品を取り上げます。
2023年10月6日(金)より、オペラ【ラ・ボエーム】を、誰も体験したことのないかつてないミュージカル映画として描く、原題《La bohème: A New York Love Song》を、邦題として『ラ・ボエーム ニューヨーク愛の歌』となって、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開されることが決まりました。
同時にお披露目されたポスターには「夢に生きた、愛にもがいた、永遠を信じた」という目を引くキャッチコピーで観客を魅了し、その日暮らしの夢見る芸術家たちの儚くも情熱的な青春の瞬間を捉え、どれだけ苦境があっても前を見つめ、懸命に生きる若い人たちが描き上げています。
今回は、『ラ・ボエーム ニューヨーク愛の歌』のあらすじと、この映画で注目して欲しいポイントなどを紹介します。
あらすじ
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大晦日のニューヨーク。凍える寒さの屋根裏部屋で、その日暮らしの夢見る4人の芸術家たち。その中の一人、詩人のロドルフォが部屋に残っていると、隣人のミミが彼の火を借りにやって来て、2人はたちまち恋に落ちる。同じころ、店で仲間と新年パーティをしていたマルチェッロは、偶然やってきた元恋人ムゼッタと再会。最初は戸惑いつつも、2人の間にはかつての強い愛が蘇るのだった。
そして、運命的な出会いを果たしたミミは重い病に侵され、ロドルフォはそんな彼女のもとを立ち去っていた。また、ムゼッタとマルチェッロも嫉妬心から別れを迎えていた。すれ違う2組の恋人たちは、それぞれ別の道を選んでいくのだが…。
画像・引用:様々な生きづらさを抱える若者たちの青春賛歌『ラ・ボエーム ニューヨーク愛の歌』10月公開 cinemacafe.net(2023年)
予告編も公開中
ここからは、『ラ・ボエーム ニューヨーク愛の歌』には、どんな魅力が詰まっている?などを説明します。
『ラ・ボエーム ニューヨーク愛の歌』を特に観て欲しいポイントとは?
貧困、格差、マイノリティなど、色んな生きづらさを抱えつつ、情熱と夢で青春の毎日を満喫したいと恋人たちや若者の芸術家たちの佇まいを、クリエイティブな映像美と現役のオペラシンガーたちによる圧巻の歌声で情景豊かに魅力的な映像をお届けしています。
参考:オペラの最高傑作を新たにミュージカル化! 「ラ・ボエーム ニューヨーク愛の歌」10月6日公開 映画.com(2023年)
この映画のミソ
オペラ最高傑作として長年愛されているジャコモ・プッチーニ氏作曲の【ラ・ボエーム】は、パリに住むその日暮らしの若き芸術家たちの青春の日々と、刻一刻と変わる登場人物たちの心情を芸術的に歌い上げ、1896年のトリノで初演を終えると、世界中のオペラファンに魅力を届けてきました。
その影響は甚大で、世界中でロングランが続く、ブロードウェイミュージカル[RENT(レント)]の原作として演劇ファンからも、多く認知されています。
本作は、オペラ最高傑作【ラ・ボエーム】を、1830年代のパリから、ガラリと〔現代のニューヨーク〕という設定に転換し、主要のキャラにアジア人を起用するなどといった大胆なアレンジをしながら、今までに観たことがなかった新しいミュージカル映画となって、産声を上げました。
ミミ役にビジョー・チャンさん、ムゼッタ役にラリサ・マルティネスさん、ロドルフォ役にシャン・ズウェンさん、マルチェッロ役にルイス・アレハンドロ・オロスコさんを起用しました。
また、共演に、コッリーネ役の井上秀則さん、アルチンドロ役のイ・ヤンさん、パルピニョール役のアンソニー・ロス・コスタンツォさんが出演しています。
ビジュアルアーティストでオペラ監督のレイン・レトマー氏が、本作で映画長編監督デビューをしました。
私は音楽と言ったら、J-POPばかりしかライブには行ったことがなく、オペラも一度も観たことがありません。
この映画は、日本人も起用されているところが凄いことですし、往年のファンから、新規ファンも獲得して、また1つの映画として、盛り上がるのではないでしょうかー?
noteでも書いています。よければ読んでください。